【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「はい、到着」
「やっと着いた~」
「長い旅路だった」
「
「う、ごめんなさい」
正門の通過
「古めかしくて年代を感じる
「うん、
「二人は同じ部屋でいいよね」
「私は一緒でいいよ」
「うん、私もそれで」
迎賓館のエントランスから
「陽笠さん、サザレさん、二人を案内してあげて。部屋は一緒でいいから」
「
「──
「我らは部屋に戻っております」
「私たちも」
警護たちが断わりを入れ、車は
使用人ツートップの
「す、すごいね」
「うん」
「夕食をお持ちするまでお
「ありがとう」
「──ありがとうございます」
「──ありがと」
お礼を言うと、陽笠さんとサザレさんは使用人館の方に帰っていく。
「ええっと、用事がある時はコレでメイドさんを呼べばいいから」
「すごいね」
「うんうん」
メイドコールなど、一通り部屋の説明をする。
「向かいの部屋が護衛の部屋だから。あれ?
「警護の車に乗っていったんじゃ?」
「うん、そう」
──大丈夫かな~?
「では、我々は部屋におりますので」
「うん」
タマちゃんの護衛たちが部屋に向かう。
「ねえ、あの子たちは?」
ドアの
「ああ、喜多村の子たち。おいで」
「キョ~、
「待ってた~」
「おそ~い」
──ぐほっ! タンポポちゃんたちを呼ぶとみんながタックルしてくる。
「ケホッケホッ……、この子がタンポポちゃん。で、マナちゃんにアリサちゃん」
「喜多村タンポポ。キョウの未来の夫よ」
「きたむらマナミ。みらいのおっと」
「やまぶきアリサ。キョウのおっと」
あちゃ~、言っちゃったよ。言いそうって思っていながら、つい油断してしまったよ。
それに「未来の」にしてくれたんだ。でも、アリサちゃん?
「ちょちょちょ、ど~言うことよ?」
「やはり、キョウちゃん。幼女に
「ど──」
──ど? なんですレニ様?
「──ど~言うことです、
レニ様、大声でびっくりするよ。タンポポちゃんたち、ビクッてしたよ。
タンポポちゃんたち、レニ様とは反対の右手や右脇に食らいついてる。三人にぶら下がられると重い~。
「あ、いや、これにはいろいろありまして、ですね?」
「幼な夫と新愛人の
「キョ、キョウちゃんが~、キョウちゃんが~。いけない道に……」
「
いや、ど~言うことよ。ちゃんと言って。
「ですから、将来約束してお世話してるだけでして、ね?」
「キョウちゃん、こっちに帰ってきて?」
「お世話……むふぅ~むふぅ~……」
「
こっちってどっちよ。それにタマちゃん、お世話に興奮《こうふん》することある?
レニ様、ボクはいたって正気です。
「キョウ、部屋に行って遊ぼ」
「うん、あそぶ」
「おままごと?」
レニ様、
「むふ~……。どろどろ、ねちょねちょ……」
それからタマちゃん、
あとで説明するって、ひとまず収める。まだ
そのあと、おトイレとお風呂に案内する。レニ様と子供たちに
「お風呂は混浴なんだね~」
「いや、違うと思う。たぶん時間を決めて替わってるんだろうけど」
「ここでキョウちゃんが……はあはあはあ……」
「タマちゃん、何もないからね?」
「でも、ぬるぬるされた」
「いや……うん。まあ、そうだけど」
「むふぅ~」
「まあ……お風呂のことは訊いてみるよ」
気にしなかったけど時間を決めて男だけで入るか、本館の家族風呂に入りにくるかだね。あとで訊いとこう。
「ぬるぬるとはなんです?」
ああ、レニ様が
「キョウとぬる──」
タンポポちゃん、
相変わらず、レニ様と子供たちにまとわりつかれてて
「ああ、それはボディーソープで洗った、ってことです」
「口ぶりからは、そう思えませんでしたが?」
「き、気のせいです……」
「そうですかぁ?……」
疑わしげにレニ様が目を細める。なにげに
「ボクも部屋に
みんなに一通り説明したのでサキちゃんに帰着の