【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「ちょっと~、キョウちゃんの部屋見たいな~」
「うん、見せて」
「う、それは……」
ボクの部屋はいろいろ見せられない
「さあ
「キョウ、帰るのよ」
「うん、かえろ」
「かえる……」
レニ様、タンポポちゃんたちが
「あの、その……それは、ここの責任者に
「怪しい……」
「うん、怪しい」
まあ、
「何も怪しくないよ。あの……古い家だから
「ふぅ~ん。まあいい。夕食は一緒に食べられるよね? その時に聞かせて」
「そうそう」
「あ~……それも、どうかな~なんて……」
「ますます怪しい……」
「そうだね。いったい何を
「うんうん」
二人が
「それは……」
「
「うっ。ま、まあ、あとで聞くよ」
「キョウちゃん……遠い人になった……」
「じゃ、じゃあ、あとでね?」
あとでって言っても、良い言い訳が何も浮かばない。
物思いに
◆
「ねえ……」
「分かってる」
「こっそり付いてかない?」
「
タマ
キョウたちは
「──思い出したけど」
「なに?」
「
「うん」
「
「それが?」
「レイニってレニに似てない?」
「ああ、確かに。それで?」
「それだけ」
「ガクッ──そのレイニ様があのレニ様だと?」
「まだ確証がない」
「まあね」
「
「ふう~ん」
「うわさでは豊かに
「ふんふん」
「
「まあまあの身長だね」
「でも
「あ~、キョウちゃんは──」
「自称一六〇センチ。でも、本当はギリ一五五」
「あ~、キョウちゃん思ったより低いかな~なんて思ってた。
「そのキョウちゃんより低い」
「まあ、そうだったね」
「私は一六三センチ」
「
などと取り
「こ、こんにちは」
「え、ええ、こんにちは?」
そこでは使用人との
「ここはなに? キッチンにランドリー。使用人の働くところ?」
「うん」
「こんなところに住んでないよね」
「おそらく」
「あ! こけた」
「むう」
「す、すばやいね、タマちゃん」
タマは幼女の
「
ドヤ顔のタマに
「ここって
「うん」
「もういいかな?」
「尾行再開」
使用人の部屋から出るとまた、
渡り
「あれ? あそこ、ドアか何か?」
「かもね」
「消えた」
「急ぐ」
キョウたちが壁に消える。二人は、両開きを開けて消えた場所へ渡り廊下を急ぐ。
「これなに? 壁の中に消えた?」
「エレベーター」
「ああ、エレベーターか」
「建物に合わせて
「は~、なるほど」
「二階に停まってる」
「部屋は二階かな」
「断定不可能。また動きだした」
エレベーターの動きを観察していると二階から上へと動き出す。
「五階か~。二階とどっちよ」
エレベーター表示が最上階五階で止まる。
「五階。責任者に会いにいった」
「そうか。二階で待ってるとキョウちゃんと会えるかな?」
「たぶん会えない。レニ様がレイニなら部屋は最上階」
「ああ~、そこに戻ろうって言ってたから」
「タマちゃん、どこ行くの」
「……おしっこ」
「なんだ……私も行く」
「早くして」
まったくマイペースな二人である。