【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~   作:ペロりねった

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149.お医者さんごっこ?

 

 

「やっぱりキョウちゃんは、幼女に凌辱(りょうじょく)。……微妙に脚韻(きゃくいん)()んだ」

「そうそう。どう見ても凌辱(ソレ)だね?」

「あ、あ、義兄上(あにうえ)?」

 ちぇっ、タマちゃんを喜ばせてしまったよ。レニ様はうろたえすぎ。

 

 レニ様が現れて田端先生は(あわ)てて部屋を出ていっちゃった。

 

「これは違うから。え~っと……そう、お医者さんごっこ?」

「あ~~」って水無(ミナ)ちゃんが(あき)れて納得してる。

 

「ふぅ~、これからカイボ──手術(しゅじゅちゅ)とか? ポチっとな」

 目にも留まらぬ早さでタマちゃんが携帯を構える。

 

 タマちゃんは斜め上の言い分──でもないか。解剖(かいぼう)ってアリサちゃんが口すべらせそうなの聞いたし。でも手術まではいかないでしょ?

 

「キョウがケガしてるのに(かく)してるのよ。お兄さんたち、手伝って」

 突如(とつじょ)現れたレニ様たちに(ほう)けてたタンポポちゃんが再起動して余計なこと言い出す。

 

「そ、そうじゃ。()もそれが気になってな?」

「え?」

「私は怪我(けが)は勘違いだと思うけど、念のため確認……」

「ええっ?」

「お、お医者さんごっこじゃ仕方ない。付き合ってあげないと……むふっ」

「えええっ! ちょっとちょっと、これはやり過ぎでしょ? 正気になって?」

 みんなに比べてタマちゃんは平常運転だね。

 

「まあまあ、別状ないなら、すぐ終わらせるから……」

「無理やりなのは、いただけないが義兄上(あにうえ)のためです。辛抱してくだされ」

「キョウちゃんの晴れ姿はバッチリ記録するから」

「みんな、何言ってんの? 怪我なんてしてないから~。タマちゃんは記録しないで?」

 

 水無(ミナ)ちゃんに手を押さえられキャミソールは無慈悲(むじひ)にまくり上げられる。ボクサーパンツは、さすがにレニ様が止めてくれる。

 

「う~ん、確かに身体じゅうに赤褐(せきかっ)(しょく)斑点(はんてん)がいっぱい」

「打身の所見もある」

義兄上(あにうえ)、誰にヤられたのです?」

 レニ様、ストレートすぎ。ついに見られちゃったよ。いい言い訳なんて考えてないのに……。

 

「キョウは、ヤられたの?」

「やられた?……」

「ん~?」

 ほら、幼女ーズがいらないこと覚えちゃうから。

 

「いや、これは、その、ちょっとぶつけて、ね?」

「それは無理がある」

「そうそう」

義兄上(あにうえ)、正直になってくだされ」

 これはもうダメかも知れない。

 

「あ~~、分かった、分かったから、話すから」

「じゃあ話して」

「聞かせてもらいましょう」

「ちぇっ」

 ちょっと、タマちゃん舌打ちしたね? みんなの拘束(こうそく)()かれ起き上がると、ベッドに腰かける。

 

「あれは夕べ、お花()みで起きた時──」

「あの時ですな?」

「──そう、その時、タンポポちゃんたちが気になって」

「「えっ?」」

「キョウ、夜に来たの?」

 タンポポちゃんたちが驚いて聴いてくる。

 

「──いや、行ってない。警護が面白いゲームがあるよ~って」

「「ふむふむ」」

「ゲーム……夜中に、ですか?」

 レニ様、すんごく懐疑(かいぎ)的。そう聞いたらボクも信じないからね。

 

「──それでつい、ふらふらと付いていってVRゲームして、その時、傷が付いたんだよ、たぶん。お話はこれでおしまい」

「ゲームで傷が付くっておかしくない?」

「「うんうん」」

 くっそ~、誤魔化(ごまか)されないか~。

 

「格闘系のゲームだったから、ね?」

「怪しい……その(あと)はどう見てもキスマーク」

「そ、それはたまたま、そう見えるだけじゃないかな~?」

「キスマーク!」

「キスマーク?」

「ま~く?……」

 ほらほら、また幼女ーズがいらないこと覚えるから~。

 

「う~ん、対戦相手にも事情聴取しないとなんとも……」

 水無(ミナ)ちゃんが、もっともなことを言う。

 

「そうね。どんなゲームか気になるし」

 タンポポちゃんが興味を示す。ゲーム好きそうだもんね~?

 

「も、もう返しちゃったと思う、ベータ版だとかで。だから無いと思うよ?」

「「「…………」」」

「なんか、疑念が増した……」

義兄上(あにうえ)……姑息(こそく)な言い訳ですぞ?」

 くっ、理由としてはやっぱり苦しいか。

 

「その警護に聞きに行くしかないね?」

「ダ、ダメじゃないかな~。警護も忙しいし~」

「それはない。あいつら、用事がないとだらだらしてるだけだよ」

「うっ……」

 まあ、そのとおりだけど……。

 

 警護たちから事情聴取する羽目に。ボクがワンピースを着ると、護衛たちの待機部屋へ、みんながぐいぐい押して進む。

 

 まずいね……機転を利かせて変な受け答えをしないでくれるといいけど。

 

 




✳️姑息:一時しのぎ
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