【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「
ホールに
ざわめいていたホールの話し声が静まるやガタガタとイスを引く音とザザッとひれ伏す音が交じる。
その音でまた体が震える。
ホールには三列の長テーブルが上座から下座に向かって並ぶ。そのテーブルの横に喜多村の人々が
上座には、その三列とは直角に一列の長テーブルが
テーブルの所々には四つ足、おそらく豚の丸焼きが置かれている。
「わらわは、
ホールに入るやミヤビ様が
有無を言わせぬ
さすが、ミヤビ様は場慣れしてらっしゃる。部屋に入ると護衛たちは壁際へ逃れる。そこにはメイドたちも待機している。
「こちらへ」
サキちゃんが席までミヤビ様を導くとレニ様と並んで座る。
「そなたは、あちらじゃ」
どこに座ればいいのか、まごついているとサキちゃんが上座テーブルの奥を示す。
ボク、上座に座るの? サキちゃんと義
仕方なく奥に進んで空席二つのうち、一つに座る。一つはマキナの席だろう。まだ、着いてないのかな? 会場じゅうからの視線が痛い。
見回すけれど上座には年上の人ばかり。見知った人は、マキナの勤める会社々長・義母ミズキさん、義父ヒロ様、たぶん
義祖父ショウ様と知らない
「本日は、煌家ハノリ殿下、
「──直系
サキちゃんに示されてボクは立ち上がる。注目する視線がいっそう強くなる。
ず~っと奥にタンポポちゃんたちがいるね。そこに今すぐ行きたいよ。
「キョウよ、ひと言述べよ」
え~っ? 無茶ぶりしますね~、サキちゃん。ダメダメって隠して手を振るけど聞き入れられず。
メイドさんの差し出すマイクを受け取る。
「え~……ご紹介いただきました蒼屋キョウです。──」
こんな時、何言えばいいんだ?……
「──縁あって喜多村マキナ様の
「「「お″~~~っ!」」」
話し終わり一礼すると拍手と
「まだ、座るでない──」
拍手がまばらになって来たころ、頭をあげて座ろうとするとサキちゃんに止められる。まだ、何かある? マキナが来た、とか?
「──ここに
あ~~、その話か~!
「そこで子種を、こなたのキョウが
サキちゃんがボクを示して告げる。それを聞き場内が
「静まれ! よいか、このことは極秘じゃ。一切、口外はまかりならん。お子はレイニ様、ここには居られぬ
そこで一旦、言葉を切り会場を見回す。
「このことは喜多村始まって以来の
「うむ……皆の者、往くは喜多村の未来を継ぐマキナ殿の
ハノリ殿下が頭を下げる。一同は、それをどよめきで応える。
「──わらわは、それでもキョウが欲しかったのだ。ここなレイニも許してくれた。子ができればレイニに共にわらわも煌家
言い終わるとちらほらと拍手が起こり、やがてホールが
その拍手の波を受けてハノリ殿下は何度も