【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「ハノリ
賛成だと、拍手がホールを満たす。
「よ~お!」
サキちゃんが音頭を取り両手を広げると、一同が合わせて、かしわ手を一度打つ。
バチッ! と、かしわ手とは思えない重複音がホールに
「
サキちゃんのその言葉と手合図で壁に
「マキナ、早く来ないかな~」
生野菜のサラダとカップスープを頂きながら独りごちる。
一番イヤなのは上座で独りいて会場の
壁際の護衛たちに視線を移す。彼女たちはご
そうだ! 壁際に手招きする。
「なんでしょうか?」
「護衛のみんなで食べようよ」
笹さんがやってきたので会食に誘ってみた。
「
と、本当に分からないって困惑の表情を見せる。
「一人で食べてもつまんないんだよ」
「はあ~、我らはあとで頂きますよ」
大きくため息をついて笹さんは困って見える。
「いいじゃん、暇でしょ?」
また、大きくため息をつき処置なしって顔で笹さんが壁際へ戻る。そこで護衛たちを集めて話だか指図だかし始める。
イスを抱えて護衛・警護たちがボクの近くにやって来る。会場の音が歓談以上にざわめく。
「
「だって一人じゃ
「
「え~~、そんな~。下僕じゃないよ、仲間だよ──です。食事くらい一緒でもいいでしょ?」
「
なんかダメな子を
「レイニ様、キョウ様は久々に会えると思ったマキナ様がおられずお
「うっ……それは……」
ボクの想いに至ったかレニ様がしおれる。
「ちょっと、キョウくんになんなの?」
「そうよ、下がりなさいよ」
会場の席からスーツによれよれの白衣をまとった
「あっ! エロ改造魔人」
「違います! アヤメです、マキナ
「でも、病院で
ボクのひと言で場が
「アヤメ姉……」
「違う、違います。ただの検査です。ちゃんと検査したじゃないですか?」
居合わせる人々を見回し、エロいことなんて全然ってアヤメさんが弁解してボクに同意を求める。
「
「は、はじめまして。三人目の──って、ちょっと
「カエデ……って誰?」
「はあ~、姉妹の三番目です」
マキナの
「……あ~、そんな人もいた、ね」
「ひどい……」って言いカエデさんが
だって、
「あんた、男なんか要らないって言ってたじゃん」
「そ、それは……父さんと違って一般人って聞いたから期待してなかったんだよ~。そしたら……そしたら~、こんな可愛い
な、何言ってるの、この人。いや、でも拒否する理由はないんだけど。
「あ~、ダメダメ。私も待たされたんだから、こっちが先。今夜でもお願いしたいんだから~」
アヤメさん……あなたも
「あ、あの~、我々はお邪魔なようですので……」
「ああ……ゴメンね? 込みいってるみたいだから」
護衛たち、そっちのけで身内話しちゃってたよ。折角、来てもらったけど笹さんたちには引き上げてもらう。
まあ、相互理解のすき間を埋めるためにも、お見合いのやり直し気分で一緒に食事しましょうか。
「それで、マキナさんは? 一緒じゃないの?」
「分かんない。別々に来たからね~」
「ね~、キョウちゃんでいい?
カエデさん、自己紹介はいいけど欲望まる出しですよ。バカンスの予定までは聴いてません。
「好きに呼んでください。ボクはカエデさんって呼べばいいですか?」
「カエデでいいよ~、キョウちゃん」
だらしなくふやけた顔でカエデがいう。
「ちょっと、何してるのよ~」
「のよ~」
「そうよそうよ」
あ~、面倒なのが聞きつけてやって来た。分かってたけど……