【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「
店まで行く道すがらマキナに
「ああ、喜多村で預かっている男子が通う、と言うより寄宿学校だな」
「はあ~、だから
「まあ、そんなところだ。元来は危害防止に預かっていたんだが、
「それじゃあ、追い出すワケにもいかないんだね……」
「
すぐに貴金属店に着いて話をやめる。店に来たのはアヤメさんの
「あのさ~」
店内の商談スペースにあるソファーでカエデさんが
「何ですか?」
「話だと転校しちゃうんだね?」
「そうみたいです」
「私もキョウちゃんの学校に転校、しようかな~って」
「もう卒業でしょ?
「卒業まで待てないよ」
「それに仕事はどうするんです?」
「仕事は、どこか喜多村関連に配置代えしてもらえば何とかなる」
「そこまで覚悟があるなら……。でも、たった三ヶ月ですよ?」
「構わない」
カエデさんは意志が
「キョウちゃん、私も何とか親を説得してくるよ」
「うん。親なんてチョロい」
タマちゃんたちも話に乗って転校に意欲を示す。
「はあ~……だったら説得してから、こっちに来ればよかったじゃん。そうすれば、問題にならなかったでしょうに」
「う″っ……夜だったから」
「思い立ったが吉日って言うから、つい」
「そう言う時は、時間を置いて考え直そう? タマちゃんは、何かにつけて突っ走りすぎる傾向があるよ?」
「そんな、こと、ないよ?」
「あ~、私もだけどそう言われるとタマちゃん、思い入れが過ぎるかも?」
「う″っ……
「でしょ? 次はちゃんと許可もらってから来て。それからボクに連絡してから、ね?」
指環のネックレス化はチェーンを決めるとすぐに加工してくれた。ついでに婚約指環もお願いすると簡単に引き受けてくれる。
これで薬指にずらずら~っと指環が並ばずにすむ。
「このあと、どうする? ボク、下着とか普段着を買いたいんだよね~?」
「それでいいよ」
「写真、
「それはやめて?」
いやな予感がしちゃったじゃないか……。
「お待ちしておりました~」
果たして下着売り場にサガラが待ち構えていた。
「さあ、皆さんのオナペット・少年Kがネタを提供しに来ましたよ~!」
しまった。その
「オナペット? 何だそれは?」
「キョウちゃん、ど~言うこと?」
「さ、さあ? ボクにもさっぱり」
マキナたちは、あれを知らないんだ……。
「みんなは知らないの?
「あれは永久保存版」
「ちょっと、
マキナたちが頭をひねってると言うのに、タマちゃんたちが答えてしまう。余計なことを!
「ネット? 配信?」
あ~~ほら、みんな携帯、いじり出したじゃないか。
「いや、見ないで。そこのサガラにハメられたんだよ?」
「ハメられた……いつの間に」
「キョウちゃん、わたし知らない。詳細」
「いや、言葉の
誤解のないよう、着たらタダになると言う
そして、また今回も
「──分かるよね?」
「ん~、イメージ戦略かも知れないな……」
「そんな大したものじゃないと思うけど?」
「分かった。乗せられてこい」
「えっ? いいの? てっきり断わるとばかり」
「そうだな~、見られて減るもんじゃなし」
いや、そこは止めてよ。
「いいよ~、いいよ~」
またしても、片っ端から欲しい肌着を着けてはカメラや携帯の前に現れる。
「もっとエロっぽいの着て」
「それは間に合ってるから。タマちゃん、それ以上、言うと、分かってるよね?」
「……何のことやら?」
「これよ、これ──」
人さし指と親指で丸を作って見せる。
「──即刻、体で返してもらうから」
よく分からなかったようだけど、おもむろに顔色を青くしていく。
「分かった……キョウちゃんが望むなら……」
「いや、そうじゃなくて」
タマちゃんが服のボタンに手をかける。まったく……でも待てよ。
「もう一人、モデルがいますよ?」
サガラに声をかけタマちゃんを指さす。
サガラは、タマちゃんを見て何やらカメラマンと相談し始める。
「こちらの
「いえ、違いますけど」
「では、ダメです。需要はあると思いますが、喜多村の方でないと……」
やはり、喜多村のイメージ向上のためなのだろう、このファッションショーは。