【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
『これは、いったい誰を確認したのかな~? その人はどこに居るのかな~?』
『それは──』
『
責任者とかいうヤツは
『このままキャリーバッグを開けてくれないならロックスミスに任せて何時間もかかるし
『我々は、やましいことなど無い。いくらでも調べるがいい』
『いいのかな~。何時間も身体を曲げてると血行不良で脚を切り落とさないといけなくなる、かも?』
「お、おい」
『荷物を待ってる人は
『ぐっ……』
その遣いが戻るまでマキナたちは、連中とにらみ合う。
『分かった。臨検を受け入れる。キャリーバッグも好きにしろ』
返ってきた遣いの耳打ちを受けて、責任者の態度が
責任者は、アゴをしゃくってキャリーを運んだ二人に
『パスは? パスワードを教えろ』
受け取ったマキナは、鍵をロックスミスに渡して聴く。ロックスミスはすぐさま物理解錠を試みる。
「開きました!」
受け取ったロックスミスは鍵での解錠を
『言え』
責任者は運び役に告げる。
『1732056489』
『もう一度』
マキナが再度聴くと責任者がうなずく。
『1732056489』
運び役が再び答えるとロックスミスがパスを打ち込む。
「通りました。開きます!」
「はあ~~、キョウ。よかった~」
ゆっくりとフタを開けると屈曲したキョウの姿がある。
「その運び役二人を確保!」
外務省の役人がすかさず命令を
「ええっと……木田さん? キョウを連れ帰っていいですか?」
「それは困りましたね~。でも事情聴取はできなさそうですし仕方ありませんね。あとで事情聴取を受けてください」
「ありがとうございます。アヤメ、このあとは、どうすれば良い?」
「キタムラの病院に。あ、
「分かった。みんな
マキナはキョウを抱えて立ち上がると振り返り、ロータリアの航空機を見上げる。
タラップの上に女性が
確証がなく
事件後、調べあげ
その顔は遠目にも
これでしばらくは、
「キョウちゃん、大丈夫かな~?」
カエデの言い分はもっともだ。キョウは全身の力が抜けていて抱える力加減が難しい。
「大丈夫大丈夫。今度はもっと薬害に強くするね?」
「アヤメ、お前なぁ……」
キョウの言う、改造魔人だか
≪もしかして、マキナが抱いてくれてるの?≫
「そうだよ。良かったね。もう寝てればいいよ?」
≪うん。分かった≫
「私にもキョウと話ができるか?」
マキナがアヤメに聴く。
「うん、できるけど、もう眠れって言った」
「……そうか。なら仕方ない」
結論から言うと、アンナ王女ならびにロータリア政府専用機は、さしたる違反も見つからず解放され隣国に飛んだ。
王女は、あらぬ疑いをかけられ通っていた
また、キョウの
そもそも、王女に
いわゆる、部下が勝手に~の主張とトカゲのシッポ切りで幕を閉じた。なんとも後味の悪い結末だ。
ほとぼりが冷めたころに、また