【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「食事を
朝食の
「うっ……分かった」
「お館様、怖いんだよね」
しぶしぶカエデさんたちは
「見送りくらい、できるのかな~?」
そう言うと二人に笑顔が戻る。
「まあ、それくらいなら許してくださるだろう」
「良かった」
ボクたちはクロワッサンとサラダとコーヒーだけど、それに加えてマキナは
「ただいま~」
よれよれの白衣を着たアヤメさんがふらついてリビングに入ってくる。
「おはようございます? 今までどこに?」
お風呂のあと、レニ様に連れていかれてからアヤメさんを見かけなかったんだよね。
「アヤメは、機器の
「そうそう」
「そうだったんだ」
「月曜には
「それはそれは……ここでも搾精するの?」
「んうん……」
マキナが
「するよ。全男子の義務だからね。キョウちゃんの場合は……まあいいか」
「ボクが何?」
「いや、何でもない」
「そこまで言ったら言ってよ」
「お前たち、食事中だ」
「ごめん……」
マキナに怒られた……。食事中にする話じゃなかったね。
「私も朝食ちょうだい」
「
今朝の
完食したマキナにサザレさんは満足げにしている。
「サキちゃん、おはよ~」
食休みしたあと、五階に上がりサキちゃんの部屋に向かう。
「お館様、失礼します」
「ああ、おはよう。どうしたのじゃ?」
奥からサキちゃんが現れ挨拶を返す。
「妹たちが新都に戻りますのでご挨拶に
「おお、そうか。まあ座れ」
「「失礼します」」
サキちゃんに
「お館様? マキナちゃんが来たの~?」
「おお、そうじゃ」
奥の方から声がして、そそくさと
「ユキ様、一昨日ぶりです」
みんな立ち上がりユキ様を迎えマキナが答える。
「マキナちゃん、身体の調子はどう?」
「は? はい、
カエデさんたちは「ええ~っ?」て
「キョウちゃん、良かったわね~、こんな早くできて」
「は、はあ……?」
なに? 何のこと?
「これから
「ユキ様! その話はまたのちほど。妹たちが戻るご挨拶に参っただけですので」
「あらそう。それじゃ、体に気をつけてね?」
ユキ様が
「
「その! 話はまたの機会に」
「そ、そうか……。カエデ、ツバキよ。勉学に
「おヤカタさま! そろそろ駅に
何だよ、マキナは。一々、サキちゃんの話を
「そ、そうか。気をつけて帰れ」
「
「サキちゃん、ボクも見送りに付いて行っていい?」
「車は好きに使え。キョウよ、そなたは腰が軽いのう。少しはおとなしく……言っても
「なに? 何かバカにされてる気がする」
「き、気の
「はい」
「──は~い」
「護衛も連れて行くのじゃぞ?」
「承知しました」
──ちぇ、いつでも護衛は付いて回るか……。姉妹だけなら見送ると帰りはマキナと二人きりになれるのに……
サキちゃんの部屋をあとにすると護衛たちに声をかけ車を用意させる。
「忘れものはないな?」
「もちろん」
「ほぼ、体ひとつだったしね」
「それじゃ、レッツゴー!」
「……キョウ、お前は能天気だな。
「まあ、そうだけど。もう、拐われる危機はないみたいだよ?」
「ほぉう、どうして分かる?」
「サキ──お館が言ってた。
「しばらく、ね~?」
一階に下り玄関から出ると車寄せにワゴン車が停まっている。スライドドアが開いて笹さんと打木さんが出てくる。
専門ドライバーじゃなく
「羽衣さんと
「
「ヤツらは調子に乗りすぎました……」