【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「では出発します」
全員が乗り込みワゴン車が走りだす。
まったく……護衛が居なけりゃ姉妹を見送ったあと、マキナと二人きりのドライブが楽しめたのに……。
もしかしたらムフフなことが起こる可能性もあったのに……まあ仕方ない。
喜多村のお山から街に出てビワ湖横断道に乗り、対岸の
たまには、別のルートも行ってみたいよね~。今日は見送りだし、時間の制約もあるので無理だろうけど。
予想通り
横断道を降りると湖南の市街地に入り大通りを通って
入場ゲートでチケットを取ると、あとは自動案内に運転を
「駅まで三百メートルだって」
「そうだな」
「地上に出たらダメなの?」
「ダメではないが目立つからな」
「地下だと景色が見えなくて退屈だよ」
「仕方ない。どうせ地下にもぐる」
「リニアの線路って、どれくらい深いの」
「さあ。三十メートルくらいじゃなかったか」
う~ん、なかなかマキナと話が続かない。
カエデさんたちに生温かい目で見られながら駅への地下連絡道を進むと鉄の
「ふわぁ~」
ドアを抜けると地下商店街の通路に出る。
「あっちだな。キョウ、行くぞ」
地下通路と違って明るい照明とタイル張りの壁、並ぶお店を
マキナの歩みに追い付き並んで歩いていく。朝で歩行者はまばらに行き交っているけれど必ずボクたちを見ていく。
警護にガードされていれば異彩を放つのは仕方ない。
「すぐにネットで拡散されますね」
「拡散?」
「キョウ様は時の人ですから」
「あ~~」
「早く見送り、帰らないとな……」
無情なマキナの
「え~? ちょっと、商店街を回って行こうよ」
「今の時間は、準備中ばかりですよ? 開いていても喫茶店とか軽食とかしかないです」
「確かに……」
シャッターが降りているか、室内が真っ暗な店ばかり。
「こんなところで囲まれると脱出が困難ですね~」
「
笹さんと打木さんが物騒なことを言っている。
「──キョウ様(少年K)中央駅地下街で発見」
「──中央駅に向かう模様
「なにそれ?」
後ろを固める
「早速、呟かれてます」
「え~? 数人とすれ違っただけだよ」
「いえ、後ろにも居ますよ。いえ、見なくていいですけど」
そう言われて振り向いて確認までしなかったけど、距離を空けて歩いている
「
「は?」
「──
「なにそれ?」
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「キョウちゃんのプレミアを売るとか、考えられない」
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「もう調べなくていい……」
「調べてないよ。お
「
さすがに駅前だと人の
携帯でパスして駅構内に入ると、エスカレーターに乗って地下に下りていく。
「──うっわ! キョウちゃん、地下に突入。リニアで新都に帰還か? だって」
「情報、筒抜けだね」
筒抜けだね、じゃないよ。
もう、携帯のカメラを向けてこないだけマシか。
「キョウ、気にするな」
「気にしたくはないんだけどね」
「もう、アイドルになっちゃったしね」
「アイドル、って……」
「顔出しで実名が分かってる男子っていないから」
「何とかならないかな~?」
「無理だな。喜多村、
マキナが顔を伏せ