【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
店長・ウエイトレスたちへの
「笹、ルート──」
「あ、ちょっと。文房具のほかに学習用タブレットと、ゴムひもなどの手芸用品と、下着類でスケジュール組んで」
「──だそうだ。笹、頼む。
「
笹さん、
「三階に下着。四階で文房具。あ、手芸がある。タブレットは四階……まずエスカレーターで下りて……こちらです」
「よし、行こう」
「うん」
笹さんの案内でみんな動きだす。
「そっちは
「そうですね。ほかとあまり変わりませんが、ここから離れるにはいい選択です」
五階のバックヤードは荷物
「タブレットの~、筆記具の~……お
「もう通販で買え」
「小物だと送料が高くつくからな~。それで次は、鬼門の見せパンか……」
「笹?」
「はい……。店内が少し混んできました……バックヤード経由で二階へ。こちらです」
「職員エレベーターで二階に下りて、バックヤードから店内に戻ります」
スイングドアを抜けてバックヤードを渡っていると店員さんにギョっとされる。首から下げたIDを見ると納得してくれるけど。護衛の黒服は
「あら? 少年K?」とか「キョウちゃん?」とか、ボクに気づくと話しかけられるのが
話したそうだけど、おば──お姉さん方に捕まると話が長くなる。
「笹さん、アンスコとかドロワーズとかの
「えっ……分かりかねます……」
「そっかー」
エレベーターの中で笹さんに訊いてみるけど分からない。仕方ない、衣類エリアの店員さんに聞くか。
お姉さん方と話さないって決めた側から
三階のバックヤードに出ると見つけた店員さんに訊いてみる。
「あの~、お仕事中すみません。アンダースコートとか──」
「えっ! キョウちゃん?」
「え、ええ。それでアンダースコートとかの~」
「──あの! 一緒に写真
「はあ……。まあいいですけどー、アンダー──」
「じゃあ、ここ暗いからあっちで」
「──ちょちょちょっと~」
「「「──あっ!」」」
腕を
衣料品のバックヤードは
「
一番端まで連れてこられ、追い付いてきた笹さんが強い
「あ、あら……ごめんなさいね。ちょっと舞い上がってたみたい」
「まあまあ。それで一緒に写真、ですか?」
笹さんを
「ああ、そうそう」
「どうすればいいですか?」
「並んで……。ここに座りましょう」
バックヤードの端、窓のある所は店員の
「あなた、写真撮ってくれる」
「はあ、いいですよ」
店員さんが携帯端末を
「じゃあ、いきます、よ?」
「ちょっと待って。キョウちゃん、もっと近く。もっと寄って」
「こう、ですか?」
「う~ん、もっと」
「こう?」
「まだまだ……」
「ま、まだ?」
「こう、よ!」
「え、えっ?」
肩を寄せ合うくらいかと思ったら、体を重ね、それはもう密着。まだ足りないとボクを抱き寄せ顔を密着するほどに……。やり過ぎです。こちらを見るマキナの目がきょわい。
「これでお願い」
「じゃあ……はい。撮れました」
「ちょっと。もう一枚、お願い」
「はあ……。はい、撮れましたよ」
ちょっと
「それでですね……見せパンなどが──」
「ちょっと私も一緒に撮って!」
「キョウちゃん、私も私も!」
やっと話を聴けると思ったら、ほかの店員さんが護衛たちに割り込み前に出てきて撮影をねだる。
「何ですか、この集まりは! まあ~! 少年K? キョウちゃん? ってマキナ様?」
人垣をかき分け一人が前に出てくるとボクに驚き、さらにマキナに気づいて驚く。店員より一回りは
「そうですか。アンダースコートなどをお求めなのでね?」
「そうです」
年嵩の店員さんは衣料品の
「では、
「ああ……。一緒に写真、ですね?」
もじもじしながら二の句を継げない様子を察して提案する。
「ありがとうございます。あなたたち、写真を撮ったら直ちに作業に戻りなさい」
「「「は~~い」」」
責任者として言葉でも店員たちは半分呆れて生返事する。まあ、