【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
通用口から外に出ると、日はとっぷりと落ちて辺りは暗く、通用口上の外灯の周りしか明かりがない。
「そう言えば、赤井さんに連絡もしないで……」
家にも固定電話がないようだったし、有ってもそちらの番号も分からない。
「まあ、マキナに
初めてマキナに電話をかける。呼び出し音が鳴り続けて、なかなか出ない。
受話待ちの時間に、ケイト先輩が通用口から出てきた。
マキナはまだ手が
『キョウ、なんだ?』
「お仕事中、すみません。赤井さんに今から帰ると伝えてもらえますか?」
『それなら、帰りが遅くなるともう伝えてる。今から帰る
「はい、ありがとうございます」
先回りして連絡してくれていたみたい。
「あの……赤井って?」
「ああ、うちのお手伝いさんが先輩と同じ名前で赤井っ言うんです」
「……はぁ? ええっと、
「そうですね。赤井先輩と良く似た方です。
「はあぁ~、うちのオカンだな、ほぼ」
「やっぱり……」
「あああっ。仕事に入ってるのは喜多村って言ってたけど……まさか」
大きなため息を
「えっと、何か
「喜多村のお
「せ、世間は
「全くだ。可愛いお婿さん
なんで、可愛いとお婿さんに失笑するのか分からん。また、ちっこいとか思われてるんだろうか?
「
思わず、また
「す、すまん。さあ、帰ろう」
「は、はい」
自分への突っ込みなのに
帰宅の時間と重なったようで、
乗降口近くのポールに
先輩はボクの後ろを
一つ、二つと駅を過ぎると、お尻に
後ろのケイト先輩を見るとにっこりするだけだ。まあ、先輩じゃないな。
となると、……斜めのおばさんサラリーマンか? ちょっと
特に
視線を向き直して車窓を見ていると、明らかに
また、振り返ってケイト先輩を見る。彼女はニッコリ。おばさんサラリーマンを見てみると、ややっ! こいつだな。
心なしかニヤついてる感じだ。思いっきり睨んでやった。
「お前、何にらめっこしてんの」
「むぅッ! にらめっこじゃないです」
お尻を触ってるヤツがいるんです~、っと先輩に
たぶん、ヤツにも聞こえただろう。
先輩は、やおら目付きが
そうして、また車窓に目を向けると、お尻を触っていた手が
さすがに、その
捕まえたぞ。放すもんか!
次の停車駅に着いてドアが
「誰か、
「
「「えっ?!」」
後ろを確認すると、ジャージに突っ込んだ手を引き離そうとしている人を先輩も捕まえていて、もうひとり知らない人も手首を掴まえられていた。
どうなってるの?
「いやぁ~助かります。春になると
ボクは、大きくため息を
なんでも
「まあ、なかなか男の子は電車に乗りませんがね~。
持ってはいけない人がそんな能力を持っていて、困ったモンです、と
「では、お願いします」
「お願いします。はあぁ~」
また、大きくため息を