【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「先輩は、ずっと手前の駅ですよね?」
「そうだが、それが何か?」
一つ電車を
「暗いのに、
電車の事件が無ければ、一人で帰れたかも知れないが、今回のことでとてもじゃないけど帰れそうもない。
しかし、遠回りだし時間は取られるし、先輩には申し訳ない。今度、
駅からかなり歩いてやっと自宅に帰着。やっぱり歩きじゃ通学はムリっぽいな。
駅までかなり歩かされるんじゃ、体力のないボクには無理だ。
こういう高級住宅街では、自転車か車、あるいは送り
自転車の
玄関先の道路に赤井さんが
「お帰りなさい。心配しましたよ?」
「ただいま。ご心配おかけしました」
それで、なんであんたが
「まあ、色々あったんだよ」
「ま、まあ、上がってください。赤井さん、先輩のご飯くらい、ありますよね?」
「え、ええ。あると思いますが、この子大食いですからね~」
「親に似たからしょうがないだろ?」
「あんたは、ただの
「うるせぇ!」
そんな親子のやり取りを見て、ボクは感じたことのない親子の温もりを感じた。
今夜は母さんに電話してみようかな?
「さあ、入って入って」
「あっ! キョウ様、待って!」
ケイト先輩を連れて家に入ろうとして赤井さんに止められる。
なんだろうと思いつつ玄関に入るとキュウキュウとどこからか
辺りを見回しても
「御仕事中、すみません。侵入報は間違いです。……はい、はい、一時パスを発行していただけますか? ……はい。ケイト、端末だして!」
玄関ポーチで赤井さんがどこかに電話している。かなり切迫した感じだ。ケイト先輩は
門柱の陰から
「すみません。赤井さん、ボク……」
「すみません、あとにしていただけますか?……。はい、あとはキョウ様に。失礼します」
電話相手──たぶんマキナの指示を
「あの──」
「キョウ様、端末でケイトを
「あ、はい」
「あとは、自室のコントロールパネルで警報を止めてください」
「はい!」
赤井さんの
階段を
赤く点灯したランプには〝侵入〟の表示。回りは特に関係ないスイッチばかり。
と、上に警報解除のボタンがあったので押してみる。すると承認の入力を求める表示がされた。
また携帯端末から承認コードを送信すると、赤いのが消えた。
「やっと止まった……」
門柱の赤い光も消えたようだ。
「申し訳ありません!」
赤井さんが最敬礼で腰を折り、ケイト先輩の首根っこを
「いえ。ボクの方こそすいません。手順をよく分からなくて……」
いや、
「そうです、ね。キョウ様には自重していただかないと。軽はずみな行動は
「俺──私も軽い考えだっ、でした。申し訳ありません!」
「
言ってる
なんとか二人を取りなして、皆で家に上がる。
もう警報は鳴らないと思ったけど、玄関の