【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「ふぃ~っ」
労働のあとの風呂はいい。社会人になった気分。
普通なら家に
そもそも、男の求人がないから自立する
それでもしないと、男にお金
「自転車くらいならマキナは買ってくれる、だろうなあ~」
しかし、車購入や運転免許を取るお金はねだれない。
「……あのまま、働かせてくれないかな~」
そうすれば、少しは自由にできるお金ができる。もしダメなら、夜のお店か何か、特殊な接客業で探すしかないだろう。
『あの……。俺、帰るわ』
お風呂の
「あ、はい。お
『それじゃ』
『キョウさん。私も帰ります。マキナさんのご飯は温めてあげてくださいね』
「はい。ありがとうございます。お気を付けて」
赤井親子は一緒に帰るようだ。ええっと、なんだっけ?
訊きたいことがあったんだけど思い出せない。また、今度で良いか……。
ドアの開閉音がすると、家の中は
「明日は……部活ない……し、何……するかな……」
お湯の温かさで
お風呂を上がってスウェットを着ると、自室に上がってカバンから作業着とお弁当箱を取り出した。
そこまでして、洗濯機の使い方を
作業着、ジャージと弁当箱を持ってダイニングに入ると食器は洗われていた。
洗い物くらいするのに、と思いながらお弁当箱を洗って食器カゴに
ジャージと作業着など
操作パネルを
洗濯機をスタートさせると、勉強道具をダイニングに持ってきて、今日の復習をする。
ああ~まだ何か忘れてるなあ~と、考えながらタブレット操作やノートに書き込んで復習していると、玄関からドアの開閉音がした。
「お帰りなさい」
「ん、ただいま」
急いで玄関へマキナを迎えに行って、カバンを受け取る。
「食事ですか? お風呂に入ります?」
「風呂は食事のあとで」
「分かりました」
急いでダイニングに戻り、勉強道具を端に寄せて片付けると、料理の皿をレンジに入れて温める。
マキナは、ダイニングに入ってくると冷蔵庫に直行して缶を取り出し
缶ビールとかかな?
「くうう~、この一口が
「お酒って、そんなに
「ん~、そうでもない……」
じゃあ、なんで飲むんだよ? って、オブラートに包んで訊いてみる。
「ルーチンになってるな。ほろ
食前に炭酸を飲むと食が進むんだ、と言う。なるほど。
ボクのタブレットやノートを見ながら立ったまま、また一口飲んでる。
食器
料理が温まる間にお風呂の追い
「温まりましたよ」
温まった料理とよそったご飯を席に置いて、ソースやマヨネーズなど調味料も
タブレットから手を放したマキナは座って食べ始める。
対面に座ると、空いたグラスにビールを
「今日はありがとうございました。何かいろいろ
「なんでもない。しかし、お前は、もうちょっと……気を付けろ」
「……はい」
グラスが
「あの仕事って、どうやったらできますか?」
「……はあ? 仕事って清掃か?」
「そうです」
「お前に仕事をさせる
「それは……」
働いてお金を
「お前は卒業まで大人しくしていればいいんだ。
「…………」
心配させるなと
「ほら……社会勉強です、よ。社会に出て女性が働くのを見て大変さを知る、とか。男の立場で新しい発想が生まれる、とか……」
じ~っと、マキナはボクを
グラスを
そのグラスをテーブルに置くと、泡の立ち具合を見るように見入っていた。