【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
一階に下りて皆を探すと、プレイルームに集まって遊んでいた。
ドア横にふたりの警護士は立って部屋中の皆を
まあ、自室でごそごそするのを見られるのは居心地悪いから助かったけど。家の中ならボクは安全だからだろう……。
「特に問題ないですか?」
警護士のふたりに目配せして訊いてみた。
「ありません。今のところ
「そうですか。ありがとうございます」
今度は赤井さんに近寄って訊いてみた。
「ええ。皆さんゲームに
「そうです、ね」
皆がビリヤードやダーツに興じている。五条先生は隅に置いてあるダンベルでトレーニングしてる。
先生、監督するって言ってましたよね? 自分の世界に入って全然、監督してませんが?
「キョウちゃん、そろそろ部屋を見せてよ。ゲームをしに来たんじゃないんだから」
「ベッド」
ボクを見つけてミナ・タマが手を止め聴いてくる。思い出さずにゲームをずっと続けていれば良かったのに。
「やっぱり見るの?」
「ったりめぇよう。なんの
「てやんでいぃ」
いきなり、なんでべらんめえ調なの? 岡っ引きなの?
「まあ、そうだね。付いてきて。くれぐれも羽目を外さぬよう。人の寝室ですからね?」
再度、注意しておく。マキナに寝室を見せるなんて話してないんだから、バレたらどんなお
赤井さんが横で
「五条先生、お願いしますよ?」
「ん? 何を」
先生~っ! 皆を監督する
「ああ、監督。そう、監督するぞ。任せておけ」
全く
「
「ちょーブラック」
ミナ・タマの二人が
「だからさ~」
「
「赤井さん!」
赤井さんが腹に
が、手遅れだった……。
「きたむら……喜多村ってどっかで聞いたよな……」
「理事長」
「
緋花さんの解説に皆、なるほどと納得して頷いている。
ずっと秘密にしておきたかったけど、こうなっては仕方ないな。
「この事は知られたくなかったので、口外禁止ね? ここで変な事すると首が飛ぶからね? 物理的に」
「こ、こえ~」
「やはり反社」
いや、違うってタマちゃん。物理的、は冗談だけどそれくらい釘を刺しておかないと何しでかすか分からない。
「なあ、部屋がいっぱいだけど、二人だけなんだよな?」
「そうだよ。あとで入居してくるかは不明」
「なら中を見てもいいよな?」
「ええっ?」
良いか赤井さんの顔色を
「ちょっとだけだよ?」
赤井さんが空き部屋の前に立つとドアを開けてくれる。
「ほおぅ~。さっぱりしてるけど中々大きい部屋だな。ただそれだけ」
「必要充分」
「大きいけどよぉ、なんかこう……機能的だけで面白みがない、な?」
「キョウくんの未来の嫁の部屋、なんですね?」
マキナの部屋とほぼ同じであっさりしている。いつでも入室できるようにされているが、それだけの部屋。
空き部屋を見て満足すると、いよいよボクの部屋へ。
っとその前に、
そこはダメ。絶対ダメ。ほら赤井さんは首を
「黙ってれば分からないって」
あんたバカ?
あと、警護士の人間もマキナ側の人だ、きっと。
「職務上の秘密があるかも知れないから、本当に無理」
「お前ら、
「はい、もう僕の部屋だよ、行くよ。くれぐれも(略」
「ふぉああああーーーっ! すげえぇえええーーーっ!」
部屋を見た途端、
「ムフゥ~ッ!」
珍しく……も、ないか。いつも物静かな
やっぱり、こうなると思ったんだよ。誰だよ、連れて来たのは?
「……ボクだよ!」
また、自分に突っ込んでしまった。