【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「おおおっ!」とタマちゃんの大きな感嘆で皆がこちらに興味を示した。
マキナ、なんて物を隠してるんだよ!
「タマちゃん、そこはダメ!」
引き出しを押し込むとタマちゃんを
「……今夜は寝かさない?」
寝かさない? って何。
タマちゃんの
〔キョウ! 首──身体を洗って待っていろ! 一晩中お仕置きだ!! 今夜は寝かさ──〕
読んでいたら涙がにじんで画面が見えない。
最悪だ~! どうして……こんな事に。
「なんかあったのか?」
「なんでしょう……か?」
皆の興味が集まって来てしまった。取りあえずタマちゃんにもレッドカードだ。
「キョウちゃん、オール|(ナイト)でお仕置き、決定」
そして、
「そ、そうです、か?」
「良かった、な?」
見回すと同情なのか
心無しか、赤井さんや護衛のふたりも顔を伏せて肩を小刻みに
よく見ると携帯端末を握っている。マキナから指令が行ったのかもしれない。
皆、助けてくれて良いんですよ。
五月ヶ原くんだけは、苦い表情だけど。
「テラスを見てよ。凄いよ?」
話題を変えようとしてみたが反応は
たぶんアレな本を探してたんだろうけど、私物はほとんど持って来てないからね?
タマちゃんが、もう分かったと
「クローゼットがない?」
想定通りにタマちゃんが気づいてしまう。気づいちゃったか……。
ベッドに座っていた
それはそれとして、テラスでも見ないかと再度、
「別の部屋に置いてるから、ここにはないよ」
「あり得ない」
「そうだよな? キョウちゃん、今すぐ普段着か部屋着に着替えてよ」
「グッ……それは……」
チラッとクローゼットの鏡の壁を見たら五条先生がそこで仁王立ちしてこちらを見てる。まさに
鏡のナゾに気づいた、けど守ってくれている? まさか、ね?
トテトテとタマちゃんが五条先生の方、鏡に向かって行く。なんて鋭いんだ。
てか、鏡張りってどこのダンススクールだよ? って感じだもん。
タマちゃんを開放したのは間違いだった。その歩みの後ろを付いていく。
安易に引き戻すのは
皆を見回すけど、
そこのマキナ側のひと、なんとかして!
鏡の壁に向かうタマちゃんを放ってもおけず、そのあとを付いていく。
鏡の前に着くと鏡面を
内心は焦っているけど、挙動に出さないように平静を装ってはいる。
ドアの側の赤井さんや護衛の
まあ、クローゼットが見つかったからと言って彼女たちには
と、赤井さんの表情が歪んだと思ったら、いきなりスカートを
「ほいっと!」
「きゃん!」
「うわっ! イヤらしい下着
いつの間にか後ろに付いてきていた
「見て見てタマちゃん」
「やめて、
その手に抗うが、さらに身体が抱えられてスカートを押さえられない。
「むふっ……ん、ん~?」
「ほらほら、ヒモだよ、ヒモ」
「知ってる」
タマちゃんが鏡から目を離してこちらを見てきた。ボクの方に来るか留まるか、首を
興味を鏡から外せはしたが、こんなのは不本意だ。
今日も布面積の少ない下着を穿いている。穿いてみると、お尻部分の生地が捲れるのを直さなくても良くて快適だったりする。
そんな事はさておき。
「やめて、
「もしかして……ご主人様に穿かされてる、とか?」
「ぐっ……黙秘します。じょ、女子が見てるから、やめて!」
「はい、黙秘は認めたって事だよね~」
無理に引っ張られてスカートのプリーツが崩れてしまった。シワも酷い。
予測で言った女子の様子だったが、ボクも確認すると文芸部はベッドの陰からこちらを覗いていた。
なんて所から見てるんだ。
五月ヶ原くんも目を逸らしてくれたらしい。赤井さんや護衛のふたりも同じく。