【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
病室前に戻って、護衛ふたりは向かいの病室へ。
ボクたちとメイは、病室へ入る。着替えて、もう寝よう。
「ボク、着替えますね?」
ベッドを
「ちょっと。メイさん、入って来ないで?」
「だから、護れないだろ。近くに居ないと……」
マキナもカーテン内に居るんだから自分も入れろ、って横暴通り越して、……もう意味わかんない。
もう誰も来ないよ、深夜の病院なんか。マキナも言ってやって!
「ここは
良く言った。聞いたメイが泣きそうになってる。なんでだよ。
「な、何さ?」
「約束、したじゃないか。もう婦夫だろ?」
「違うよ。三年待ってね? てか、ゴネるんならもう帰って?」
「そんなぁ~約束……」
「言う事、聞けない人とは約束も守れないよ」
「ぐっ……。分かった、外で待つ」
待つのかよ。もう帰ってよ? これからも
ジュリ改めメイさんを追い出して、ベッドの
と言っても前を留めているヒモをほどいて脱ぐだけだけど。
マキナが脱がしにくるかと思ったら……、さっき買ったコンビニ袋の中をゴソゴソしてる。
何だろうと気を取られていると、中からストッキングを取り出した。
あの
「それは?」
「夜は冷えるからな……」
病院内はまだ冬モードで暖かいから、って言うより暑いくらいだ。お
そのストッキングを差し出してくるマキナ。って、もう寝る前に要らなくない?
それでも
「ありがとうございます」と受け取ってベッドに腰掛ける。
袋から出したストッキングを
あれ? これって着圧のヤツですね?
良く見たら医療用のストッキング、と言うかタイツだよ。高くて当たり前だった、医療用品ですから。
ええっと、横になってる時間が長くてエコノミー
それにしてもサイズが「S」か……。
誰がちっちゃいって「やかましい!」
百六十センチ(自称)のボク。百五十五センチ(正式測定値)って、四捨五入すると百六十だよね?
ストッキング改めタイツを
その視線に「何?」と聴くと「なんでも」とはぐらかす。
また、着せ替え人形にしてたな。まだ、何かしら隠してる、物理的に。
後ろ手に何かを持ってるみたい。
特に何もしてこないから、ベッドから立ち上がって検査衣のヒモを解く。
すると、ずずいっと寄ってきてボクの
「ヒンッ……」と悲鳴をもらして腰が引ける。いきなり、何すんだよ。
マキナを
「もらしては……ないか?」
「……もちろん」
かなり
でも……
マキナ姉妹の共有物として、どこまで許されるのだろうか? 後で話し合った方が良いだろうな。
「まあ、いい。ほい、これ」
後ろ手に隠していたショーツとタンクトップを渡してくる。
「ありがとう」といって受け取った。
検査衣をさっと脱ぐ。マキナが手伝ってくると思ったけど、
一枚布みたいなものだから手間なんてなく、すぐだけど。
パッケージを剥がして中身をみると普通のものだ。まあ、院内で着けるのに
ショーツを
「ちゃんと、用意してる」
検査衣といえど着ないとお
ボクもそれは買っているのを知らなかった。もらって見るとピンクのパジャマらしい。
そんなものまで用意してくれていたとは、いつの間に。
サプライズに隠して買ったの?
「ありがとう」
受け取ってありがたく着させてもらう。
「さあ、寝ましょうか?」
本当は、歯磨きとかしたいけど無いよな。そうマキナに言ってみた。
だけどすぐ様、高級病室なので、お風呂もトイレも完備してると解説してくれる。アメニティも揃ってるんだって。
「なんだぁ。折角、着たけどお風呂入ろうよ」
だったら言ってよ! って思うけど、そんな確認とかできる気持ちの余裕も時間もなかったね。
「ちょっとな……。夜9時くらいまでに入ってしまわないと、隣室に迷惑らしいぞ?」
なるほど、もう二十一時もかなり回っている。ん~仕方ないか。