【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
忍びの者たちは、ドアにぶち当てたベッドを、今度は倒してドアに押し当てる。
「あ!」
枕の下に隠していたボクの携帯端末機が、がががっ!
壁に当たって落ち、ベッドの下敷きになってしまったぁあああっ!
それはまあ仕方ないか。仕方ない……。
また、
これには、汚れものが入っている。これだけは死守しなければ。
「向かいの護衛も起こさないと──」
「間に合いません。さあ、窓へ」
マキナに護衛の事を言うが、一人目のくノ一さんが、ダメだと進言している。仮にくノ一Nさんとしよう。
もう一人はベッドを倒したあと、
その人は、仮にくノ一Hさんとしよう。
なりきりジュリ(仮)は服を着終えた。ジャラジャラ着いた黒い
テーブルを重ねたくノ一Hが、窓へ移動、カーテンを
「あいつらなら、
まあ、そうか。こちらの病室はバリケードでドアを
くノ一Nが、ボク含めマキナを押して窓へ急ぐ。メイはそれに付いてくる。
くノ一Hは窓を開け、
格子が
まだ、格子は建物から半分ぶら下がっている。
ちょっと、待ってよ。下りるんじゃなく上がるの?
数人の人がこちらを見て何か言ってる。
下はダメなのか、納得。だからって上に行っても逃げられなくない?
そんな
あんた、ロッククライマー? ボルダラーかよ!
そんな
って尻込みしてたら、後ろのドアの辺りが
護衛の二人が応戦してるのか?
ドアの方に気を取られていたら「失礼」といってくノ一Hがボクと抱き合うよう
「しっかり
そう注意して、ベルトか帯でボクを彼女に
「ヒャッ!」っと
ギリッと音が聴こえた方をちらっと見たらマキナが歯
だって、しょうがないじゃない。パジャマだとゆるゆるで並みの
「ん! ん~‼」と、無念の
しがみ着いた
あのお高かったティッシュと共にボクの肌着が、がががっ! なんて
どこかに引っかけたか袋が
月明かりに照らされボクの肌着が、汚れものが……
誰に見付けられず、とも言わないが見付けた人には、ゴミとして処理される事を望む。
彼女──くノ一Hさんは、ステップを
「ちょちょちょっと~!」と、
高いところに上がったことは余りない。上がってみたいと思いはしたけど、こんなのは願い下げだ。
いや応なく、初の
「はあ~~あああっ~」
そうして一瞬で上がって屋上の床に足を着けると、長いため息が出た。
にしても、このくノ一Hさんの声、どこかで聴いたような気がする。
『……✕✕……✕✕!』
屋上に上がると、下の暴徒たちが何か騒いでる。
その内、メイがジュリのように自力で壁をよじ登ってくる。
メイにくノ一Nは待てと言ってたが、
「おい、いい加減キョウを解放しろ!」
「すみません」
くノ一Hに苦情をいうマキナ。
身体を結わえていたベルトを外して放されたボクは、今度はマキナに抱えられる。
だから、ボクは抱き枕でも、ぬいぐるみでも(略。
マキナから解放されると床に這《は》い
「これを」
皆が屋上に上がって、ロープを回収したくノ一Nは、こちらの集まりに寄ってくると、腰の後ろの袋から取り出した棒っきれをマキナに渡す。
「トンファーか」
受け取ったマキナは分かったらしい。武術道具?
よじ登ったメイが、屋上の
「よく登れたね?」
「このくらい
その割りにはつらそう。ジュリを
まあ、室内警備じゃ体を動かしてないだろうしね?
ボクも
後ろでヒュンヒュンと音がして、そちらに目を向けるとマキナがトンファーを振っていた。
そんなもの使わないで居られたらいいんだけど……。
くノ一の二人は周囲を警戒しながら携帯で連絡している?
下にはこちらを見つめ続ける人々。こんな状態で一体どうやって逃げるんだ。
下の部屋の騒音が聴こえてくる。バリケードも破られて部屋に入ってきただろう。
護衛の二人は無事だろうか?
ボクが目的らしいから、そちらには危害は加えられないと思うけど……。
下の連中の声で「上に逃げた」と分かったのだろう。
階下の窓から叫ぶ声がする。たぶん「上だ」とか言っている。
皆の様子を
月明かりの下、黒ずくめの姿で護衛の二人だと見える。無事だったのね?
逆に彼女たちとしか