【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「……はい……分かりました。そちらに向かいます」
連絡が入ってマキナはヘリのハンガーに向かう。
それにボクも付いて行く。
「じゃあ、二人ともキョウを
ヘリコプターの前にマキナが立って護衛の二人にボクを頼んでいる。
「「お任せください!」」
二人が
「…………」
「何? どうした?」
ボクは黙ったまま、辺りに視線が無いのを確認するとマキナの首を抱きよせてキスをした。
「行ってらっしゃい……」
「っ! い、行ってくる」
それは、習慣となって来ていた分かれの
「早く来てください、ね?」
「もちろんだ」
ほんの短い
そうしてマキナはヘリコプターに乗り飛び立っていった。
ボクの手にはマキナの携帯が残され、マキナには「ウナギ弁当」とお茶、「夜のパイ」の半分を渡した。
「こちらへ、どうぞ」
青い作業服の女性が、おずおずと寄ってきて案内してくれる。
空港を
そこには、
その機体を
「ようこそ、新浜松へ。お坊っちゃん」
「ど、どうも。よろしくお願いします?」
お坊っちゃんて、なんかカチンとくる。
出迎えてくれた人はなんか胸にたくさんのバッジとかウイングマークを付けている。
お胸が育っていらっしゃるので、いいお年だと
「飛ぶ準備はできていますよ。あとは
そう言って、奥へ連れていかれた先はロッカー室だった。なんか
「ええっと、ちっこいのあったかな~?」
そう言う雰囲気《ふんいき》の偉い人です。
もしかして、チビ──じゃなかった(自虐)、航空隊には小柄《こがら》な人はいないのかな?
「まあ、これか?」
そう言って渡されたのはサウナスーツみたいな服だった。
なんかどことなく宇宙服みたいな感じ? これがパイロットスーツって言うんだろうか?
「これ、着ないとダメ……ですよね?」
「もちろん」と満面の笑みで答える偉い人。
はあ~っとため息を
「あの~出ていってもらえます、か?」
「大丈夫だ。──」
えっと、何が、大丈夫?
「──自分が居ないと着替えられないでしょう……」
まあ、確かに着なれている人に居てもらった方がいい、かもね? 果たしてそうか?
「ちょっと、
「ダイジョウブ、ダイジョウブ。皆、通る道だから……」
全然、意味わかんないけど、通る道って何さ? 仕方ないので
「あ、あの~。そんなにじっと観られると、ですね?……」
「さあ、早く。仮想敵国の航空機は3分で防衛圏内に到達します。速さが大事──」
スイッチが入ったらしい偉い人は、動作の早さを重要視した話をする。
それが止めどないので
ちなみに護衛の二人、
「『
着替えたボクを見てひと言、そう言った。ほっとけ!
「
言うな、チビとか! 言ってないけど。
「坊っちゃ──キョウ
誰もパイロットになりたいとは思ってないけどね!
まあ、パイロットは小さくても大き過ぎてもダメらしい。と、エロ──偉い人が教えてくれました。
ボクは小さくて無理なので助かった。ジェットコースターみたいに大きさ
ボクは一六〇|(実測一五五センチ)もあるから、ジェットコースターなら乗れるけどね!
そこから、ハンガーへ向かうと
「あの、これ
「もちろん!」
「なぜ、そんなものの前に連れて来られたのでしょう? 旅客機とか、輸送機ですよね、普通」
「大丈夫。コレならいち早くお連れできる」
特等席に座らせてあげますよ? とニカッと笑い白い歯を見せる偉い人。
「あの、コレに乗って飛ぶんですか?
「大丈夫。キョウ君は適性があると聴いている」
「ボク──私はその検査の記憶がありませんが?」
「大丈夫!」
ダメだ、この人。話を聞かない。
そう言ってる間にもリュックサックみたいなのを
「さあさあ、乗った乗った」
前席に
「
ボクのお
「大丈夫大丈夫」って、この人の言うことは信用ならん。
指を広げてお尻を包み込むように押してくる。確かに背中が重いので助かってるけどセクハラだよね? これ。