【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~   作:ペロりねった

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83.蒼湖ニュースが終わって

 

 

 ニュース・バラエティー番組を()終わる。放送は次の番組までCMに入っている。

 

「私も欲しい。キョウのパネル」

「欲しい」

「私も私も!」

 

 幼女たちには、ボクが居るから要らないよ、と黙らせる。

 

 そなたらには、裏から手配してやる、とサキちゃんが幼女たちに約束してる。あの放送の首謀(しゅぼう)者って、まさか?

 

「女どもは節度がないのぉ~」

 

 いや、サキちゃんも女でしょうに──って前もこんなやり取り、やったような。今はそれどころじゃない。

 

「あれ、回収できないかなあ~」

「あれ?……ああ、ソックスか?」

 

 そうそうと答える。まあ、タイツなんだけど別に名前はどっちでもいい。

 

「一つじゃから取り合うのじゃ。脱ぎたてをそなたが放出すれば万事うまくゆく」

「そんなの嫌だよ」

 

 そんなことしたら何に使われるか……考えるの、よそう。

 

「仕方の無いやつじゃのう。着替えのたび新しいものを着て脱いだものは()てたと思えばよい。そうじゃの~──」

 

 明日、買い出しに出るか?……と脈略(みゃくらく)のない(つぶ)きが聴こえる。

 

 絶対、行かない……とも言えない。新しい端末機を(あつら)えないと。

 

「明日、買い物に行ける? 携帯が欲しいんだよね」

「──そうか! 行くか? 男どもも外に行きたいと言って()ったしの~」

 

 乗り気のボクの発言でサキちゃんは晴れやかな表情を見せると一転、物思いに(ふけ)る。

 

 男どもって、本館に男の人がいるの? 上の階に行けないってのはソレ?

 

「よし、万全の態勢で男の買い物! じゃな」

 

 いいこと思い付いたって顔でサキちゃんが断言する。

 

「私もキョウと行く~」

「わたしも」

「行く行く!」

 

「そなたら、朝の勉強があるじゃろう?」

「勉強なんかどーでも良いのよ──です」

「うんうん」

「退屈なのです」

 

「しょうがないヤツらじゃ。分かった。ちゃんと勉強を終わらせたら昼から連れて行く」

 

 しっかり朝、勉強するのだゾ、と念押ししてサキちゃんが()け負う。

 

 忙しくなってきたと、(いさ)んで部屋を出ていく。

 

 大丈夫かな? 一抹(いちまつ)の不安がよぎる。いや、百(まつ)くらいの不安がありそうだけど。

 

 

「そういえば、学園の皆はどうしてるかな?」

 

 全然、連絡してないや。登校しなくて心配してるだろう。でも携帯を壊しマキナの使ってるので、いろいろ分からない。

 

 学園のSNSアカウントを(かろ)うじて覚えてるけど、個人アカウントは覚えてない。

 

誠臨(せいりん)、がく、えん……っと」

 

 検索サイトから学園のホームページに入って、学内SNSにログイン。

 

 ええっと……水無(ミナ)ちゃん……タマちゃん……っと……

 

 グループミーティングを作って入り呼び掛ける。

 

(キョウ):ミナちゃん、タマちゃん、元気してる?〕

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

(ミナ):キョウちゃん! 無事? 学園に来ないし連絡取れないし心配したんだよ!〕

 

(タマキ):連絡(おそ)い! 心配で心配で……お昼はご飯お代わりしちゃうしお腹いっぱいで授業は寝ちゃうし気づいたら放課後だしおしっこ()れそうだしミナに付いて行って料理部でお菓子食べまくっちゃったし、それに──〕

 

 そうか、今日は部活の日か……。タマちゃん、ストレスかかると食べまくるんだね?

 

〔京:あ~、はいはい。ゴメンて。病院に運ばれてさ~〕

 

(ミナ):あ~聞いた。五条センセが内密って教えてくれて〕

 

(タマ):病院って大丈夫だった? 病気? ケガ? もういいの? 病院って嫌だよね? 変なニオイするし看護士は嫌らしい顔で見てくるし触られるし私は嫌い、行きたくないキョウちゃんは無事だった?〕

 

〔京:あ~大丈夫だよ。部屋で皆を迎えてちょっと気疲れしたみたい。そしたら深夜、襲撃(しゅうげき)されてさ~〕

 

(ミナ):聞いたけど大丈夫だったのね? それで今どこ?〕

 

(タマ):襲われて無事?貞操(ていそう)は?凌辱(りょうじょく)?どんなにされたの?嫌がるキョウちゃんを前から後ろから(けが)して、ぐへへ~ってされたの?どんなだった?嫌がっても次第に快感に()まれて悦楽(えつらく)に身を(ゆだ)ねてしまって──〕

 

〔京:いや、襲ってきたけど逃げて無事。今、古都・蒼湖(おうみ)に避難してる。週末には実家へ挨拶(あいさつ)に行く予定だったから〕

 

(ミナ):へ~、蒼湖(おうみ)ってどう?〕

 

(タマ):古都って治安悪いよね? 襲われてない? キョウちゃん街に出たら絶対襲われて戻れない快楽に引き()り込まれて不特定多数と関係を持って(ただ)れた人生を──〕

 

 どうしてもタマちゃんはボクを快楽の(とりこ)にさせたいらしい……

 

「キョウ、何、携帯で遊んでるの?」

「わたしも遊んで」

「遊んで……」

「旦那を置いて浮気の連絡ね?」

「うわき……」

 

 夢中でやり取りしてたら、幼女ーズが不機嫌に。

 

「ゴメン。学校の友達に連絡してるの。無事を知らせたから終わるね」

 

〔京:ゴメン、これで終わる。ボクは無事だから安心して。週明けには帰れると思うから〕

 

(ミナ):エ~、残念。また連絡して〕

 

(タマ):まだ話したい。夜は長いよ。やめる理由が分からない。女ね?女が邪魔(じゃま)してるでしょ?家から離れてアバンチュールを(たの)しんでる。きっとそう〕

 

〔京:ち、違うよ? 子供たちが相手してないと(ねた)んでくるから……〕

 

(ミナ):子供? 子供って何?〕

 

(タマ):女、幼女?もう女を連れ込んだ?まったくキョウちゃんはびっち、旦那(だんな)が居ないからって幼女にまで手を出して、実は幼女に拉致(らち)られて監禁(かんきん)されて、ありとあらゆる()め苦の享楽(きょうらく)を──〕

 

 なんて言うか、タマちゃんの妄言(もうげん)が止まらない。

 

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