【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
「サキ様、護衛も
「少々のことでは、びくともしませんよ」
「外の食事も食べてみたいわ」
「……キョウよ、そなたも何か言え」
「えっ?!」
ちょっと待って。どうしてボクに振るのさ。サキちゃんは、お
「──皆さん、外は危険ですよ。女ばっかりですよ。計画通りにすれば、問題なく遊べるんですから、もう少し
「まったく、女なんてどうとでもなるわよ」
「──えっ?」
なんか、ちょっと話のベクトルが合わない。
「それよりも怖いのは
「そうそう、もう外出を
「最高の対抗手段は、無計画。予想外の行動で引っかき回すの」
「──こんなこと、言われてますよ? サキちゃん」
「「「プッ」」」
皆さんに
「そなた……。
いま会ったばかりの、親以上の方たちに何が言えるって言うのさ。
「ね~ね~、さっと行って、さっと帰ってくれば大丈夫よ?」
「「うんうん」」
「もう知らん。そなたらで段取りせよ」
あ~、サキちゃん、投げ出してしまった。それを聞いた義曽祖父・ユキ様がにんまり微笑む。
「
「はい」
「分かりました」
「そなたら……
「サキちゃん、ど~するのさ?」
「「「プッ」」」
あれ? なんかまた吹かれた。
──せっかく
「そなたが
奥方たちを
「染まりはしないと思いますが、とても対抗できるとは思えませんが」
「いずれ、当主の妻となり内助とならねばならんと言うのに情けない」
「知りませんよ。一般人が
「まず、そなたを
ボクのどこを鍛えるって言うのさ。そもそも、鍛えられるの?
「大丈夫よ。私たちが鍛えるから」
義曽祖父ユキ様が言うと携帯片手の義祖父ショウ様、義父ヒロ様がうなずく。
それを受けてサキちゃんが、微妙な表情になった。ボク、ちょっと何されるか不安なんですけど。
「──あ~、あなたは気にしなくていいから……。だから、私たちが、勝手に行くだけだから……。そうそう──」
「──は? 早く準備なさい。そう……なんと情けない。そもそもね~、一朝
お義父様たちに対応されてる皆さんの
敵に回したくない人たち相手にボク、何ができるって言うんだ。
「片付けてしまいそうじゃの~。わしの苦労は、いったい……」
「…………」
かける言葉がない。三人で根回しされたらね。
まあ、発想自体、思いつきみたいだったんだからひっくり返されても、どうってことないでしょうけど。
「あやつらにも、説明せんとならんな」
視線の先には、幼女たちと先生役のクロユリさんが、ちらちら、こちらを見てる。
情勢は
そんな
「うむ、わしじゃ……。うむ、分かっておる……。ふむ……ふむ……。なぜ、わしが取りなせばならん。そもそも、あやつらが段取ると言うたのじゃから──」
う~む、レンカさん方面の苦情かな?
「──わしは知らん。そなたの思うようにせよ。……そうじゃ……うむ。……じゃから、話した通り対応すれば良かろう。……うむ、すまん、キャッチが入った、切るぞ──」
なんか各方面から
「──わしじゃ……追い返せ。……うむ……ミヤビ? そう申したのか? あ~、分かった、通すが良い。はあぁ~」
電話を切ったあと、サキちゃんが大きくため息をついた。