【悲報】皆がボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~ 作:ペロりねった
肩を落とすサキちゃんと
「マサキ、久しいのう。元気に──は、しておるか? そなたのことじゃ」
「は、本日は
サキちゃんはじめ皆さん、
年のころは、二十代なかば。マキナと同じくらい。
「これ、そなたも
口上を述べている間、事態の
「あ~、構わぬ。
「は、はあ~」
「そなた、テレビに出ておった……」
「キョウにございます、でん──ミヤビ様」
「そうか、キョウか。やはり実物を見ると
ボクの手を取りソファーへ
その時、ビビっときてボクに会いに喜多村家へ来られたらしい。
並んでソファーに座りボクを見詰めて取った手を
「そなた、わらわのところに来ぬか?」
「……はぁ」
「このような
「そうですか?」
来い? この人のところへ? まあ、行くくらいなら別にいいけど。
てか、そのボクの手をさすりさすり、し続けてるのやめて
改めてサキちゃんを見る。
「ミヤビ様、あまりにご無体」
おお、
「誰も
「まあ、たしかに。では?」
「マキナと共でよい。夫の一人に加えて貰えばよい」
「ええっと、いったい何のお話ですか?」
この人のところに行くって、ボクを
「そなたをわらわの妻にすると言うておる。マキナとわらわは
「サキちゃん、解説して?」
「プッ。面白いのう。そなたが、〝サキちゃん〟か?」
なんかツボにはまったのか
聞き間違いじゃなきゃ、さっきはサキちゃんをマサキって呼んでたし。まだ、秘密がありそう。
「お
「やっぱり、そんな話だったの? ミヤビ様、ボクも喜多村家に
でも、断わったら断わったでサキちゃんに説得される。ボクはどうしたら良いの?
「──そう言えば、外が騒がしいのぅ?」
「はあ。モールに出かけようかと思い、準備しておりました」
「おお、あの商店か? 面白い。わらわも行ってみたかったのじゃ」
「なりません。かようなところは、
「よいよい。わらわは、ただのミヤビじゃ」
下賤の行くところってひどくない。大衆には必要な場所ですよ。
話しているうち、ユキ様が返ってこられ、うちの護衛や喜多村家の警護が
護衛たちは部屋の異様さに戸惑っている。
もう、幼女たちと教師のクロユリさんは授業どころじゃなく
「ミヤビ様、ご機嫌
「おう、ユキ殿。そなたも
「いえいえ、もう墓に片足を突っ込んでおります。新しい男
義曽祖父ユキ様が、衣装より
ミヤビ様の手はボクの
いい加減、居心地が悪いので解放してほしい。
「しかし、まったく、部屋住みで
「ミヤビ様! お口が過ぎますぞ?」
「すまんすまん、忘れよ。どこぞの姫がどこぞの男子の
おたあ様も大変じゃと、ミヤビ様が言う。それってボクのこと?
「──そなたら、何をそわそわしておる?」
「ああ、準備が整ったようなので」
「おお、そうか。では行くか。わらわも楽しみじゃ」
お義父様たちは所在なさげで、ミヤビ様は行く気まんまん。サキちゃんはため息ばかり。
お買い物は前途多難な気がしてきた。