(釘宮ボイス)
釘宮さんは好きですか?
釘宮さんのイメージって貧乳ツンデレのイメージ強すぎません?
………やっべぇ。
「教えてください」
黒鉄妹が頭を下げている。
俺はため息をついた。
………特に特別な事はなんもしてないんだが………。
とりあえず、現実逃避のためにここまであった事を思いかえそう。
それは、本日のほんの少し前。
「先生」
「なんだ?」
「先生は強いんですか?」
魔力が少ないからね。そう思うのもムリはない、かな。
「強いぞ。この中の誰よりも」
「じゃあ、珠雫さんよりもですか?」
………相性の問題もあるがね。
「そうだな。黒鉄よりも強いな。かと言っても、相性が俺と黒鉄ではあるがね。俺と黒鉄とだったら相性いいから楽勝だ」
黒鉄妹はピクッと動いた。
「では戦うことってできますか?」
「アホ。大事な生徒だぞ?もし俺と戦って、負けて折れたらどうすんだ?こっちが『幻想』向こうが『実像』でも余裕で勝てるが、今は授業の方が大事だ」
「先生は『限定Dランク』。黒鉄さんは『Bランク』。勝てるハズないですよね?」
「アホ。魔力だけでは全て決まらんわ。だったらこの前FランクVSAランクの戦いはAランクが勝つハズだろ?」
………魔力が高けりゃ当然有利ではある。だが、絶対的な差ではない。それは体重が重い人が有利であったり、射程が長い人が有利であるのと同じ理屈だ。
「でもアレはイカサマって言われてますよ?」
………マジ?アレを見てもイカサマって思われてんの?
黒鉄兄が可哀想だな。
「だから、実際に戦うとこをみないと判断できないんです。先生がほんとに強いのか」
………。黒鉄兄が報われなさすぎだろ。
「………じゃあやるか。先生が勝ったら、授業はマジメに受けるように」
って事を言ったら、理事長に爆笑された。このクソババァ。
闘技場で、黒鉄妹を目の前にして。
「ハァ。ダルい」
「くくく。ちょっとはマジメにやれよ」
「黒鉄は実像、日向は幻想でいいな」
お互いに頷く。
「飛沫け宵時雨」
「全てを呑み込め。三叉槍」
お互い霊装を展開したのを確認して。
「試合開始 Let's go ahead」
私は小太刀を
「
一気に3つほど放つ。水球を。受け止められて、顔まで登ってきた30センチばかりの水球が。
私は思わず目を見張った。
「俺はこっから一歩も動かない。それで勝てたらお前の勝ちでいい」
……思わず怒りを覚える。私よりも遥かに魔力がない。そんな男に、舐められ切ってるんだから。
氷の槍がこちらを狙う。氷の柱が敵のいたところに突き刺さろうとする。高圧水流が男を狙う。氷の、水の、氷の、水の殺意が次々と眼前の命を獲ろうと放つ。
だが。
全ては無となる
どんな攻撃をしても。
どんな迷彩をかけても。
どんな形でも。
生徒は全員驚いている。
理事長はニヤニヤしている。
敵は欠伸をしている。
……この野郎。
敵の後ろから飛んでくる氷の槍。
ちゃんと迷彩をかけた。その殺意は。
あたる瞬間に消える。
私は空気中の水分を変化させる。眼前の敵からは消えたように見えただろう。
そのまま斬りかかる。赤い飛沫を上げる事を期待して。
「意味ないよ」
その期待は絶望へと変わる。
私は刀に水を纏っていのだが………。
向こうの刃にも水が纏われていた。
そんな!魔力を全く感じなかった!
刀が槍に絡めて投げ捨てられた。
思わず私が気を取られた瞬間。喉元に冷たい感触が走った。
ギラリと輝く刃が、ルイ16世の最期を身をもって体験するかを聞いているのだから。
「……参りました」
私はそう言葉を噛み締めた。
「勝者、日向!」
その勝ち名乗りは闘技場に響き渡った。
ところ変わって教室。
「先生は何故勝てたんですか?」
「俺も同じ水使いなんだよ。だから水使いがやりそうな事はだいたいわかるさ」
………。俺も苦労したんだよな。ここまで来るのに。
「先生」
「なんだ?」
「………私は何故、負けたんですか?」
黒鉄妹の質問。これに対する答えは決まってる
「俺よりも、魔力制御が下手だからだな」
「私は、他の皆よりも魔力制御が上手いという自負はあります」
そりゃあそうだろ。他の皆よりもずっと上手い。
「確かに、他の皆よりも上手いな。だが、
「……魔力制御こみでも、魔力は私の方が上回っています」
負けず嫌いだな。黒鉄兄とよく似ている。
「相性もあるさ。ただ、君も知ってる通り私は魔力がクソゴミだ。君のお兄ちゃんの3倍くらいしかない。それでも君には相性もあって勝てる。ただ、ヴァーミリオンだっけな。あの皇女様には勝てん」
「それは、私が皇女様よりも弱いという事でしょうか?」
「いやいや。それも相性の問題さ。俺の操る水なんて、あの皇女様にはなんの痛痒にもならん。ただ蒸発するだけって話しさ」
………禁則事項を解いていいなら話は変わるが、その程度のケンカなら許可は降りないだろう。
「私の水でも先生の水くらい痛痒にはなりません」
ほんと負けず嫌いだな。
「負けた理由、わかるか?」
「わかりません」
たぶん、皆もわかってなさそうだな。
「俺が勝った理由。それは、お前の水を喰ったからだ」
水使いは水を喰う事ができる。それは魔力に変換するという意味だ。
風使いは風を。炎使いは炎を水使いは水を。土使いは土を。
喰って魔力に変換する事ができる。
だから、俺が黒鉄妹の水を喰えるのも道理というわけだ。
「そんな事!できるハズありません!」
悲鳴のような声が上がる。そりゃあそうだ。
なぜならば、相手の魔力で作られたものを喰う場合は効率がめちゃくちゃ落ちる。普通、1 の魔力を喰って作るのに10ぐらい魔力を使う。その上、攻撃されてるんだ。下手したら喰うのが遅れて自分が攻撃に巻き込まれる。そうなったら命の保証はない。普通は自然のものを喰った方が効率がいいし、安全だ。
「俺を誰だと思ってるんだ?
それを魔力制御でゴリ押すわけだ。
皆の5%ぐらいで魔力が喰える私からすると、黒鉄妹の攻撃は魔力回復のありがたいものなのだ。ちなみに収支は攻撃に使われた魔力のうち、5%が回復にまわる。
「えーと。ある一定以上いくと、粘土じゃあ意味なくなってくるよ。能力使って魔力制御上げていかないと。それに興味ある人?」
そこで冒頭に至るわけだ。
………。マジで?そうなるとは思わんやん。
………貧乳ツンデレ声の釘宮さんは好きなんですけど。
私のイチオシではないです。
ないんですよぉ!!!!!
茅野愛衣さんが私のイチオシです。
ケンカする気はないです。
タケノコ派で粒あん派で目玉焼きには塩コショウor醤油派な私です。 チョコミントは嫌いです。パクチーは大葉でよくね派です。
多数派最高!!!
………ケンカはやる気ないです。ホントですよ?