「うん。わかんない」
国家機密級の秘密をアッサリと調べるのを諦めた僕は。
次の試合に向けて準備していた。
と言ってもなぁ。たぶん大した事ない能力。
珠雫に聞いて
あとは魔力制御が抜群に上手い。
それ以外はなんもわからなかった。
「Eランクなのに大層な名前だなぁ」
湯婆婆ならば贅沢な名前って言われそうな感じ。
トライデント。
ギリシャ神話の海神ポセイドンの持つ槍のことだ。
Eランク程度の能力でめちゃくちゃ凄い名前だ。
ほんとに能力と名前が釣り合ってない。
「まさか、ね」
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現行犯逮捕。
それは犯罪をしている人が見つかったら、警察でもない人が勝手に逮捕していい特権だ。私人逮捕とは違う。俺をあんなゴミ共とは一緒にしないでほしい。
「かくほ」
「それでも僕はやってない!」
いやいや。女の子の内ももを触っておいて、やってないはやっぱムリあるよ。
「ボクに剣を真剣に教えてくれていたんです!」
と絢辻さん。なんか必死だ。
「皇女サマ。セクハラはあった?」
「えぇ。あったわね」
「ちょっと!ステラ!」
俺は笑う。
「…一厘冗談だ」
「
冗談はさておき。こいつの名前は。
「絢辻さんだっけ?で、何をやってたの?セクハラ?」
「違いますよ!剣を教えてたんです!」
「ほんとかなぁ?内ももを触るほどの剣の腕には見えないケド」
俺がチラッと見ながら言う。
腕、足、肩、腰を嘗め回すように見る。
・・・皇女様の目が冷たい。
でも、やっぱり剣の腕はさして高くない。
骨格と筋肉のバランスがとれてない。
弱くはないけど強くもない。
総じて『普通』という言葉に収まってしまう腕前だ。
俺が使えるのは槍だしねぇ。しかも長槍。刀は門外漢だから細かくはわからんけど。でもざっくりとした強さの判別はつく。
もし『戦った場合、負ける確率は万に1つもない』という事ぐらいはね。『お互いに能力を使用しない場合』という但し書きがつくけど。
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「あの人、ホントに強いの?」
イッキにアタシは聞いた。
「たぶん、強いよ。槍使いの腕前としては相当なものがある。能力は一切わかんないけど、槍だけで絢辻さんに勝てるくらいにはね」
たぶん、能力ナシの状態で。
武術家としての強さはステラもわかるでしょ、と言われ、う~んとなる。確かに武術の強さはアタシと同じくらいにはありそう。だけど悔しいから認めない。
「ちょっと。そこ聞こえてるよ」
笑いながら言われた。聞かせてるのよ。
「『俺は強い』って言うとよわそうに見える。でも俺はここの校長や寧々には勝ったことあるよ」
アタシ達は驚愕する。この人が伊達や酔狂ではここにいないって事だ。
「といってもねぇ…。
………書いてたのを投稿します。
しばらく投稿してないなぁ………。