今日最後の授業が終わり、各々がトレーナーを得るための選抜レースに向けてトレーニングを始めるなかレインアンタレスは席に座りながらボーッと天井を眺めていた。
「(実家を出て中央に来てみたが妹達は元気だろうか?)」
レインアンタレスは家の長女で三人のウマ娘の妹がいる、次女と三女は体が頑丈だが四女は体が病弱であり外に出られる機会はほとんどない。遊ぶときでさえあまり負担をかけない遊びをしなければならないほどだ。
「まぁ二人に任せておくか」
「何の独り言をしているんだレイン、トレーニングしなくていいのか?」
「あー、すぐ行く」
「そうかじゃあ先に行っておく」
教室に残っていたレインアンタレスに話しかけたのは名家の出であるスペードリゲル。同じ年に入学し同じ寮に入った上に同じ部屋という、一緒づくしのウマ娘。いつもは関係が良好だが何かで対立すると喧嘩し始める相手である。
「それじゃ頑張るか、今回はヒカルとスペ*1との併走トレーニングだからな!」
レインアンタレスは立ち上がりグラウンドへ向かった
レインside
──時が流れ夕方、オレたち3人は雑談しながらグラウンドから寮へ向かって歩いていた。
「今日は良い汗かいたな!」
「そうだな。ヒカルは?」
「良い汗をかきましたね」
「ヒカルもそう思うか………選抜レースまで後少し………目標でも発表しよう?」
「目標かぁ………」「目標………ですか」
スペからの提案にオレとヒカルは思案する。俺の目標………まずクラシック三冠と有馬記念………、世界に挑めるなら欧州の三冠レースを制したい…………。
「私からまず言いましょうか……」
「じゃあ次は俺、その次がレインでいいか?」
「いいぞ」
「ありがとうございます………私はこの中央に送り出してくれた両親にクラシック三冠ウマ娘となって強さを証明したい!」
「両親に………いい夢だな!俺はクラシック三冠取って世界で最強になる!!」
なら………オレは
「最後にオレか…………オレが目指すのはクラシック三冠!欧州の三冠だ!」
「「俺/私よりも大きく出ましたね」」
おいそんな目で見るな
「…………クラシック三冠は譲れないよ」
「クラシック三冠も世界の王座も譲れないよ」
「いや!どっちも譲らない!」
しばしの沈黙が流れ
「「「ハハハッ!!!!」」」
爆笑した。
「そのためにゃ誰にも負けられないな!デビューも!!どんなレースも!」
「そうだな!!」
「私も…………世界を目指しましょう………あなた達には負けられません………!」
「君たち、何してるの?」
「「「ウミヒロさん!?」」」
「驚かないでよ……………門限になって寮で点呼したらレイン達いないし、シンザンにもヒカルイマイちゃんがいないって言われたから探しにきたら…………全く…………」
「なんか……すいません」
「ごめんなさい」
「すいませんでした」
「よろしい、今度から気をつけるように………いいね?」
「「「ハイ!」」」
ウミヒロさんは三者三様の謝罪を受け取りオレ達を連れながら寮へと歩きだした。
妙に月が綺麗な夜だった。
レインアンタレス(ウマ娘)
転生者ソウル(ウマソウル+ヒトソウル)を宿すウマ娘。転生者ソウルと彼女のソウルはかなり近しい上に急に一方が強く出てくることがある。そのため二重人格に近い。
寮分け
栗東寮
シンザン、ヒカルイマイ
美浦寮
ウミヒロ、レインアンタレス、スペードリゲル
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