馬の次はウマ娘かぁ   作:夕暮天

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レースのシーンは初めてなので「ここはこうすれば良いんじゃないか」「ここが良かった」などのコメントを下されば幸いです。


四話 双星逸走、風雲児一閃

 

 

あの後ウミヒロ副会長に宥められた二人はウミヒロの案内で自分達の過ごす美浦寮へやってきていた。

「ここが君たちの住む部屋だよ、仲良くね二人とも」

「分かりました」「………努力します」

「ああ後ここできたばっかりで君たちの同級生くらいしかいないから頑張ってくれ」

「「は?/はい?」」

 

 

 

部屋

「何でオレとお前が同室何だ?」

「俺だって知らねぇよ!」

「「……………………」」

互いに一言言ってしばらくの沈黙が流れる。

 

「おい、レイン」

沈黙を破りリゲルがレインに話しかける。

「何だ?リゲル?」

今度(・・)は皐月賞も、日本優駿も、菊花賞も俺が勝つ」

刹那!レインの脳内に流れだすウマソウルの記憶!

「ハハ、日本だろうと海外だろうと勝つのはオレだ!!」

「「フフフ、ハハハハハハハハッ!」」

二人は笑う。ライバルが記憶を持っていたことを祝うかのように大声で笑う。*1

「記憶あったのかお前」

「そうだな、俺たちがここにいて美浦ということは……日本優駿でのアイツは確か……なんだっけ?」

「栗東だアイツは。皐月賞と日本優駿の時聞いた」

昔を思い出しながらレインは言う

「………今度は三人揃ってクラシック挑みたいな……」

レインの言葉が暗くなり、顔がうつむく。

「………レイン」

「……なんだ?」

「明日模擬レースがあるらしいそれでアイツの姿探そうぜ」

「明日の模擬レース………美浦と栗東合同だったな、そうしよう」

 

 

 

 

【レインアンタレスside】

 

 

 

───翌日、グラウンドにオレ達はストレッチやウォーミングアップを済ませて集まっていた。

「今日はみんなの今の実力を把握するために9人ずつのチームに別れて模擬レースをします。チーム分ははくじ引きで行います。順番に引いて、書いてある番号の同じ人たちと走ることになります。───────説明は以上です。」

 

模擬レースの説明が終わり、くじ引きが始まった。えーとオレはーと。3か。

 

「三番引いたやつどこだ~?」

「こっちだよ~」

声の聞こえた方を見ると栃栗毛(・・・)の左耳にハート形の耳飾り着けたウマ娘がいた。

「……………」ジッ

 

すげーこっち見てるんだが?オレはこいつの興味を引くことなんてしたか?

 

 

「君は確か、レインアンタレスだったかな?」

「今度は誰やねん」

しまった、つい口が悪く。………ってなんかどっかで見たことある雰囲気あるなぁ。

「自己紹介を忘れていたね。私はエンドレッド。よろしくね」

お 前 か。そういえば流星に面影あるわ。

エンドレッドはオレの新馬戦で共に走った馬で確か二着だったな。ん?こいつがいて栃栗毛ってことはさっきのやつは………

「ほら自己紹介忘れているよ」

「私はラブリーガムって言いますよろしくね♡レインちゃん♡」

やっぱりお前か。出走しようものなら一番先頭の馬にこれでもかと近づき続けるストーカーみてーなやつ!新馬戦ではエンドレッドに差しきられていた。

こいつらよりアイツ探さねぇと………

「3番の人たち!レースを始めますので来てください!」

 

もうそんな時間かよ!

 

 

 

 

 

【三人称side】

 

レース場で第3チームの模擬レース(芝2000m)が今、始まろうとしている。8枠にレインアンタレス、2枠にスペードリゲル、3枠にラブリーガム、5枠にエンドレッドが待機している。

 

 

出走準備が整い、赤のランプがつきゲートが開く。

 

9人とも良いスタートをきる。

 

 

 

スペードリゲルが快調に飛ばし、ラブリーガムがそれにくっつくように走る。

レインアンタレスはそれらを見るように3番手を走り、エンドレッドは後方から2番手につく。

 

 

スペードリゲルは加速していく自分のスピードに息を荒げながらついてくるラブリーガムに恐怖し、エンドレッドはまだ仕掛け処じゃないと脚を溜めている。

そんな状況でレインアンタレスは最終コーナーにさしかかるところでスパートをかけ始めた。

 

それに反応しエンドレッドは最終コーナー半ばでスピードを上げる。

 

最終コーナーを走りきり最終直線へさしかかる。レインアンタレスが先頭を走り、スペードリゲルがそれを追い抜こうと競う。ラブリーガムはスタミナが尽きたのか先頭との差が開く。そこにエンドレッドがラブリーガムを抜き先頭をとるためさらにスピードを上げる。

 

 

レインアンタレスとスペードリゲルが競ってくるところへ凄まじい末脚で追い込んでくる1人のウマ娘がいた。エンドレッドは黒い風と誤認し、一瞬遅れて余りあるスタミナにものを言わせスピードを上げ続ける。しかし黒い風には追い付けない。

 

黒い風はレインアンタレスとスペードリゲルの左後ろに並び呟いた。

「逃がさねぇぞ、将軍にスサノオ」

 

その声を聞いてレインアンタレスとスペードリゲルの口角は上がり目は鋭く、脚は更に速く!

 

 

並んでゴールを駆け抜けた3人は揃って右手を天に掲げ、宣言する。

 

「「「俺/オレ/私の勝利だ!!!」」」

 

 

「「「あ"?」」」(ウマソウル覚醒)

顔を見合せ、耳を絞り威嚇し合う3人は先生に注意されるまで威嚇し続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

───────

 

模擬レース後に威嚇しあった3人は夜に、グラウンドで星を眺めていた。

 

 

「見ろよあのオリオン座、3つの星が並んでるよな」

「それがどうしたレイン」

「まるで私たちのようだとでも言いたいのですか?」

「3つ一緒に夜空を駆けているだろう?前は無理だったがあの星達のように全員でクラシック三冠に挑みたい」

「前回私を倒して、世界を追い込みと逃げで蹂躙した『将軍』の言葉ですか?それが」

「良いだろヒカルイマイ(・・・・・・)!オメーが菊花賞出れなくて楽しめそうな相手が1頭でも少なくなって調子下がったンだから!」

「レースも言動も滅茶苦茶なお前にしては良いこと言うな」

「リゲル、一言二言余計だ」

「ふふっ、今度こそ風雲児の力を貴女方に見せつけて見せますよ。楽しませてくださいね?」

「上等だ。門を制した将軍の力をお見せしよう」

「スサノオと呼ばれた俺に追い付けないことを教えてやる!」

 

 

 

 

こうしてトレセン学園に『RHS』が揃った。

*1
※部屋同士の壁はウマ娘の安眠のため防音がされている




ヒカルイマイ
レインアンタレスによる史実改変の第二の被害者と言える。でも産駒にレインの半妹の子がいて凄い戦績上げてるので言いきるのは過言かもしれない。
reonhaitoさん、終焉齎す王さん誤字報告ありがとうございます。




需要はないだろうけれど妄想などの募集↓
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=304434&uid=424377

どの話が読みたいですか?(四話出したら区切りつけて書き始めます)、レインアンタレス=レイン

  • レインの馬生シリーズ
  • レインと他ウマ娘との会話
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