ポケットモンスターユニバース   作:花咲くツキウサギ

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第一話でホウエンのジムを攻略するのは良いのだろうか

水も滴るダンディズムなミロカロスが倒れた

 

「素晴らしい…!」

 

強かった…

あのミロカロス、合間合間に自己再生してHPが半分以上回復しやがる…

 

「君が本当に素晴らしいトレーナーだと分かった。」

 

いやまぁジムめぐり完遂するのに5時間ぐらいかかったけど

 

「そんな君と君のポケモンに出会えたこと喜びたい」

 

「まぁルカリオとダーテングしか使ってなかったけどね」

 

ミクリの体がピクリと動く

あ、これ地雷ルートか…?

 

「さ、さぁこのレインバッチと秘伝技「滝登り」を受け取るが良い!」

 

良かったそういうわけではないらしい

 

「どんな困難にぶつかろうとも必ず超えてみせよ。コイキングだって滝を昇ることでギャラドスとなれるのだから……」

 

ほんとほんと、なんで鯉が滝を昇ると龍になるのだろうね~

 

「じゃ、俺は失礼しよう」

 

「あぁ、また手合せできることを心待ちにしてるよ。僕はいつでもルネシティで待ってる。」

 

 

近くの宿屋に着いては早々とログアウトし尊敬すべきゲーム喫茶の店主(マスター)から貰ったブラックコーヒー「ニゲルムルメン(黒の光)」を飲み、

 

 

「くそがぁぁぁぁ!」

 

断言しよう

俺はもうあそこに行きたくないし、あいつと戦いたくない

あんにゃろー、いつでも待ってるとか言いながら俺が来たときはいなかったじゃねぇか

まぁ俺は寛容な心を持っているから、10分ほどの遅れは許すさ。

だが、俺がジムについて係員らしいNPCが連絡して20分経ってきやがったぞ。

しかも、理由が「近くの川でポケモンたちのエレガントなイリュージョンを堪能していた」だ。っざけんなっ!

加えて、ミロカロスの回復技ウザすぎる。自己再生とアクアリングは反則だろ!せめてどっちかにしろ!しかも動きがねちっこい!あれに搭載されているAI性格悪すぎるだろ!

 

そんな時、2か月ほど前に「消しゴム落とし七番勝負」で俺に惨敗し新しいゲームを「イレイサ―ゼンベット(消しゴム全賭け)」なんていう愉快な名前固定になった奴からメールがきやがった。

 

 

 

朝倉渚:今どんなもんよ

 

甲斐堂焔:ちょうどミクリ倒したところ

 

朝倉渚:うぇ、もうかよ。リザルトどんなもんなん?

 

甲斐堂焔:4時間36分

 

朝倉渚:はいー!私の方が15分早いー!おつかれさまでしたー!

 

甲斐堂焔:おいコラちょっと待て

 

朝倉渚:あーはいはい、言い訳ね?言い訳、お姉さんが聞いてあげようじゃないの

 

甲斐堂焔:ミクリが20分遅刻した。よって俺の方が早い

 

朝倉渚:ひゅーー、ザ・言い訳!もーそんな事言わなくても分かってるって、焔が私より弱いって事!

 

甲斐堂焔:消しゴム全賭けさんが何言ってんだか

 

朝倉渚:お?レベル90ミミロップちゃんの蹴りをお見舞いさせたろか?

 

甲斐堂焔:上等じゃねーか、顔面にストレート決めてやるよ

 

朝倉渚:まぁ冗談はさておき、お疲れ様

 

甲斐堂焔:このまま、四天王戦行って良いか?

 

朝倉渚:んー、話すと長くなりそうだから明日会った時に話すよ

 

甲斐堂焔:りょっす

 

 

 

とりあえず、明日はあいつに右ストレートを決めてやる

そう焔は心に誓った。

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