魔法少女まどか☆マギカ 〜「救世主」の名を持つ紅き騎士〜 作:Gセイバー
投稿しました!では楽しんでください。
時は過ぎ、昼休み。
晶やほむらの周りにクラスメイトが集まっている。普段滅多に来ない転校生だ。興味があるのは当然だろう。聞きたいこともたくさんあるはずだ。
彼女・・・暁美ほむらは涼風晶の事を警戒していた。今までの時間軸では居なかった”イレギュラーな存在”。彼が何をしでかすか分からない。
あの男は一体何者なの?今までの時間軸にあんな人物はいなかった。もし、まどかに害を及ぼす存在なのなら、全力で排除する。そして今度こそ、この時間軸で最後にして見せる。
密かに彼女はそう決心していた。
中沢「涼風君かい?僕は中沢、よろしくな」
晶「うん、よろしく!」
一方、晶は男子生徒達との交流をしていた。
内心、彼は生前一回も友達が居なかったものなのでとても嬉しい気分になっていた。
やったやった〜!声かけられちゃった!!少なくともこれでボッチじゃなくなるようになるね!
「よっ、転校生!」
突然声を掛けられた。それに反応し後ろへと振り向く。そこには今活発そうな青髪ショートヘアーの女子「美樹さやか」と、いかにも上品なお嬢様な雰囲気の女子「志筑仁美」がいた。
知っているものの無論、彼女たちからしたら初対面なのでそれっぽく演技する。
晶「君達は?」
さやか「あたしは美樹さやか。よろしくね、転校生っ!」
仁美「私は志筑仁美と申します。よろしくお願いしますね。」
晶「あ、ご丁寧にどうも、こちらこそよろしく。あ、堅苦しいのはなんだからさ、名前で呼んで構わないよ。」
さやか「そう?ならお言葉に甘えて、早速呼ばせてもらうことにしますか!」
こんな感じでいいかな?でも本当に嬉しいな。フレンドリーに接してくれる分こちらも嬉しくなっちゃうな。
するとほむらが席を立ち、こちらへ歩いてきた。するとまどかの前に止まり、表情を変えないまま彼女に声を掛ける。
ほむら「鹿目まどかさん、あなたこのクラスの保険委員よね。連れてってもらえるかしら?保険室」
まどか「あっ....えっと....うん....」
いきなり話しかけられたまどかは動揺してしまう。それも先程こちらをみていた転校生だから余程だ。困った表情を浮かべていた。
アニメ同様鹿目さん困ってんなー...。助け舟を出したいところだけど暁美さんが何するか分かんないし...。そのまま2人は教室を出て行ってしまった。
晶「ごめん美樹さん、志筑さん、
ちょっとトイレ行ってくるね!」
さやか「えっ、ちょっ転校生!?」
一応彼女たちの後を追ってみる。気付かれないように。
廊下を歩き始めた。周囲の生徒たちの視線がこちらに一点に集中する。その視線の大半がほむらに向いていた。傍から見れば美人な転校生が、女子を連れて行っているようにしか見えない。無理もないだろう。
保健室に向かっている暁美さん達。一つ気になるけど、案内してくれって言ったのに暁美さんが前を歩いているのはやっぱおかしいよなぁ...。
すでに道のりを知っているかのようにだ。廊下を歩いていると、周囲の人達から沢山の視線が2人に。教室から覗いている人達も多い。
半数以上暁美さんに目を向けてる。当たり前だよなぁ、こんな美人が廊下を歩いてるんだから。
しばらく廊下を進むと、他の生徒の姿が見えなくなる。するとほむらは突然止まってしまった。
自分は気付かれないように曲がり角で覗いてみる。彼女はまどかの方向を向いて、いきなりこう問い掛けてきた。
ほむら「鹿目まどか。貴方は自分の人生が貴いと思う?家族や、友達を大切にしてる?」
あ、キタコレ。
まどか「え…?えっと、わ、私は....大切だよ!家族も、友達も皆大切だよ!」
ほむら「そう...。もしそれが本当なら今と違う自分になろうだなんて、絶対に思わないことね。そうしなければ全てを失うことになる。貴方は、鹿目まどかのままでいい。今まで通りこれからも。」
そう言いながらほむらは一人、廊下の先へ歩いていった。まどかと晶はずっとほむらの行った方向をじっと見つめていた。
しかし、ほむらは晶が着いてきていることに気付いていたのだった。
今日はここまでです!
また次回もお楽しみに〜!