魔法少女まどか☆マギカ 〜「救世主」の名を持つ紅き騎士〜 作:Gセイバー
時は過ぎ放課後
転入して初日の全て授業が終わった。中学2年という事もあり、体育を除く他の科目は複雑な内容の授業が大半だった。
さやか「やっと授業終わった〜!」
ご機嫌良くさやかが呟くと仁美は溜息まじりにこう言う。
仁美「さやかさんは寝てばっかりですわ。もう少し起きていたらどうですか?」
まどか「そうだよさやかちゃん。」
さやか「うぐっ…善処します…。」
晶「さやかさん授業中寝てたんかい…」
それはさすがにね...。まあ寝ちゃう理由も分からなくもないけどさ...。
するとまどかさんが自分に声を掛けてきた。
まどか「そういえば、晶君って放課後空いてる?」
晶「うん、空いてるけどどうしたの?」
まどか「これからね、仁美ちゃんとさやかちゃんと一緒にショッピングモールに行くんだけど一緒にどうかなって。」
その内容は、放課後のお誘いだった。放課後の用事は無いし、断る理由も無いので快く了承した。
晶「じゃあ僕も一緒に行くことにするよ。」
まどか「本当っ!?じゃあさやかちゃん達の所に行こう!」
満面の笑みでまどかは自分の手を引っ張って行き、さやか達の方へと向かう。
まどか「さやかちゃ~ん!晶君も行くって~!」
さやか「はいよ〜。お?まどかあんた晶と手を繋いでるじゃん。なになに?もしかして短時間でもうここまで仲良くなっちゃったの〜?」ニヤニヤ
仁美「あら、本当ですわ。仲がとてもよろしいのですね。」
まどか「ふぇっ!?………えっと、その....///」
二人にからかわれて、まどかは頬を真っ赤に染める。
晶「えっ?」
一方自分はよく分からなかった。まどさん顔真っ赤だけど大丈夫か...?
今日は転校生が二人も来た。
一人は暁美ほむらちゃん。
とてもクールな人な印象だ。けど、気のせいかな...今日見た夢であったことがあるような気がする。それにさっきの話もどういう事なんだろう?
次に、涼風晶くん。
クールなほむらちゃんに対して、晶くんは柔らかくて優しい印象だ。なんの偶然か昨日ショッピングモールで会った子だった。けど、何故か晶くんのことも気になる。何でなんだろう?
放課後、晶君も一緒にショッピングモールに行くって決まった時。嬉しくて、つい手を繋いでしまった。手、暖かったな............ウェヒヒ...
ハッ!?な、何考えちゃってるんだろう私!?
手を繋いがれた方の晶君はぽかんとしている様子。ちょっと可愛かったかも...
さやか「そういえば、まどか。あんた何で晶と手を繋いでたの?」
仁美「あ、それは私も気になりますわ、何故ですの?鹿目さん。」
まどか「そ、それは...一緒に行くって言った時とても嬉しくて、その………つい手を繋いじゃって………。」
さやか「あ~なるほどね〜、ちょっと納得かな。でも晶のあの反応、あれはもしかしなくても、鈍感だね」
仁美「鹿目さんが手を繋いでいた理由は分かりましたが、あれは意外ですわね。」
まどか「そ、そうなの...?」
さやか「まあまあ、一先ずショッピングモール行こっか!」
仁美「そうですわね。」
まどか「うん!」
晶君を待たせちゃって悪いしね。
場所はショッピングモール。フードコートにて。
さやか「あはははははははははははっ!!」
仁美「ふふっ...」
まどか「ひどいよぉ!こっちは真剣なのに…」
今どういう状況なのかと言うと、まどかさんがほむらさんと夢の中で会ったと話し始めた。そしたっけ、さやかさん達は笑っているということ。アニメ通りですなぁ
さやか「あ~それ因果の関係なんだわ、あんたらは、時空を越えて巡り合った運命の仲間なんだわ~!」
まどか「私、真面目に悩んでるのに…。」
そうではないと言い切れないし、多少はね?まだ話をしているみたいだしテキトーになんか食ってよーかな〜。
うぅ…真面目に悩んでる話をしたらさやかちゃん達に笑われちゃったよぉ…。
でも、最後に仁美ちゃんが言っていた事。前世で会ったことがあるって言うのも、もしかしたらあるかも知れないと少し思っちゃった。
今は仁美ちゃんと別れて、さやかちゃん、晶くんの三人でCDショップにいる。今聞いている歌、「コネクト」って言うんだっけ?綺麗な曲だな〜。
『タスケテ』
え?
『タスケテ』
いきなり頭の中で響いた声に驚いた。助けを求める声。気付くと私は自然にこの声がする方向へと足を運んでいた。
まどさんを追いかけて改装エリアにまで来てしまった。あ~ついに来たぞ!ヤツと邂逅する展開が!!
改装エリアにて。
薄暗い建物の中、奥へ進んでいくとその場でへたり込んでいるまどかが見えた。よく見ると”例の白い何か”を抱えているようだ。その後ろにはほむらの姿もあった。しかし、見滝原の制服姿ではない服装だった。
居た!あっ、もうほむらさんまで...。
晶「まどかさん!急に出ていってどうしたのさ!?って、こ、この白いのは...?」
まどか「晶君…」
まどかは少し涙目になりながら晶の方を見る。
晶「あ、ほむらさん…こんな所で一体何を…?」
ほむら「あなたには関係ないわ。鹿目まどか、そいつから離れて。」
彼女がジリジリと詰めてくる。しかもその手に握っているのは、服装に似合わぬ拳銃。この白い生き物を殺す気できている。
その時横から白い煙が彼女の邪魔をするかのように入り込んできた。
ほむら「っ」
さやか「まどか!晶!こっち!」
その煙はさやかが持っている消火器から発射されているものだった。
晶「まどかさん、行こう!」
まどか「う、うん!」
まどかにそう諭し3人は走りだす。
さやか「何よあいつ!今度はコスプレで通り魔かよ!つーか何それ、ぬいぐるみじゃないよね?生き物?」
まどか「わかんない。わかんないけど・・・この子、助けなきゃ!」
三人は、出口を探したがいくら走っても走っても、出口にたどり着かない。入ってきた出口の扉が何処にも見当たらない。人工的な鈍い輝きを放つ金属の床から、何か得体のしれないものでできた地面に変わっていた。まどかとさやかは怯えた表情をしながら周りを見回す。
さやか「あれ?非常口は?どこよここ!?」
まどか「変だよ、ここ...!どんどん道が変わっていく…!」
すると、何かに囲まれていることにまどかが気付き声を上げる。
まどか「やだっ!何かいる!」
そいつは毛玉のようなものに黒いカイゼルひげがついており、まるで生き物のようにうごめいている。不気味な何かは歯をむき出しにして、笑い始める。まるで獲物を見つけた獣のように獰猛で、恐怖を感じさせる笑みだった。
こいつや使い魔だっけか。こいつらが居るってかなりまずい状況だなぁ。
さやか「冗談だよね?あたし、悪い夢でも見てるんだよね?ねぇ!! まどか!晶!」
まどか「やだ…やだよ…何コレ?」
二人は寄り添い、怯えながら後ろに後退りしていく。しかし自分は二人守るように前へ出る
晶「まどかさん、さやかさん、僕の後ろにいて」
彼が彼女達二人に声を掛ける。
まどか「晶君!?危ないよぉ!!」
さやか「なにしてんのさ!?」
突然そう言われて驚く二人。そっとポケットに手を入れ、あるジェムを取り出した。
初戦闘でどこまでやれるかどうか分からないけど...出番だ。
力を貸してくれ!!セイバー!!!
今日はここまでです!
次回は、初の戦闘回です!
お楽しみに〜!