・入学初日
これが魔法の高校の入学式かぁ。
変わり映えしないなぁ。眠くなる。
『この晴れの日〜』
綺麗な娘が代表か〜。才色兼備ってやつか〜。
『皆等しく!勉学に励み
魔法以外でも!共に学び〜』
それにしても……付けなくても良さそうなものも言ってるけど、なんかあるのか?
・入学2日目
授業選択も大変だけど、一科生がごちゃごちゃ五月蝿い。
いや、実力不足で二科生になったけどさ。
別にお前たちが強くなった訳じゃないし、怒りを抱くよりどん引くね。
ラノベの三下かな?
ん? ここラノベだったりする?
……まあ、考えてもしょうがないか。ケセラセラという事で。
………ケセラセラってどういう意味だっけ?
「いい加減にしてください!」
うっ!? なんの騒ぎだ?
「今の時点でどれだけ優れているっていうんですか?!」
「知りたければ教えてやるさ!」
「おもしれぇ。だったら教えてもらおうじゃねえか!」
うわぁ⤵︎ 血の気多いなぁ*1
「いいだろう。よく見るといい……」
よくねーよ!
「いいだろう。よく見るといい……
これが」
森崎は上着を翻し、腰に下げていたCADに触れ、
「それ、違法行為だからね。」
抜けなかった。
突如現れた男子生徒が服の袖を掴んでいた。
「まったく。気軽に力を振るおうとするなんて」
(なんなんだこいつ!びくともしない。)
森崎はCADを抜こうとするが、幾ら力を込めてもまるで揺るがなかった。
「アイツ…どこから出てきた…」
レオ達はその生徒の出現に驚いていた。
自分達は一科生達を見ていたのだ。いくら血が上っていたとしても、近づくときに気がつかない筈がない。
(音と気配を消して近づいたのか。それも死角を縫って… 何者だ?)
達也がその生徒に視線を向けた。
視線を受け、その生徒はブルリと震え、次の瞬間消えていた。
「は?」
「消えた?」
なんなんだアイツ……。
師匠達より弱そうなのに、なんでこんなにも怖いんだ?*2
……うん。関わらないようにしよう。
《部員勧誘期間 初日》
とりあえず、剣道部と剣術部を見ておくか。連続してるし丁度いいな。
と、思っていた自分が馬鹿でした。
「オイオイ。防具の上から面を打っただけだぜ?」
やっぱりアレらの先輩というべきか……
ヤンキーの高校かな?
あっ。バトり始めた。
両方弱くはないかな。
「壬生先輩の突きが決まった!」「桐原先輩の小手は浅い」
あれ? 打つ場所変えた?
絡んできたのにまとも?
「素直に負けを認めなさい」
? 気づいてないのか?
訃堂…じゃなかった、外道じゃあるまいし、気づいてあの台詞はないか。
なんとも拗れそうな。
「だったら、真剣で勝負してやるよ」
拗れた
「だったら、真剣で勝負してやるよ」
桐原が魔法を使った上で振りかぶると、目の前に飛び出した者がいた。
その二科生は桐原の腕を押さえながら、2人を諌めた。
「な! 離せ!」
「魔法はダメですよ、桐原?先輩。どんなにムカついても暴力での解決はまずいです。
あと、壬生?先輩も煽らないで下さい。怪我しないように配慮されたんですから。
部活連の先輩は居ませんか?この場をお任せしたいです。お願いだから助けて(泣)。」
次第に泣き言になっているのを見かねた野次馬が部活連を呼んだことで、事態は終息した。
「手を抜かれた……」
1人の剣士に暗いものを齎した事はまだ誰も気づいていなかった。
《数日後 市街地》
やっぱり、未来だけあって色々進歩してるなぁ。
見てるだけでも、ちょっと楽しい。
へあっ!
誰だ!今突き飛ばした奴!
路地裏に入りやがった。
ん?
今の女子、うちの生徒だよな?
なんで追いかけて入った?
………!
まさか、少年探偵団パターン?!
少女達を追いかけ路地裏に入ると、男達が拳を突き出していた。
「ぐっ」
立つことすらままならない程の激しい頭痛に襲われる。
視界の端では、男がナイフを持って少女に近づいていた。
「我々の計画を邪魔する者には消えてもらう」
「この世界に、魔法使いは必要ない!」
そう言うと、ナイフを少女へ振り下ろした。
「う゛」
ナイフを持った男は胸を押さえて倒れ込んだ。
そこにはフラつきながらも、拳を握っている少年がいた。
「貴様! 何故動ける!」
驚く男に少年は答えた。
「……とてもキツイさ。
だとしても!
目の前で人が苦しんでいるんだ! 立ち止まってなんか居られない!
それに、こんな事で諦めてたら、あの娘達に顔向けできないしね。」
そう言うと、おぼつかない足取りで男達に近づいていく。
武器を持って襲いかかる男の腕を掴んで、それを軸にして肘打ちを鳩尾に叩き込む。
気絶しつつある男を突き飛ばし、次の男の攻撃を避け、生じた隙に拳を放つ。
そうして男達は倒れていった。
「なんとかなったか……」
そう言うと、少年は倒れこんだ。
《数日後 放送室付近》
酷い目に遭った……
先日助けた女子にお礼を言われたんだけど、
一科生の綺麗どころだったから、一科生男子からの嫉妬の視線がなんとも………
あれ以上話してたら、刺されそうな気が…
ん? なんだあの人たち? こそこそぞろぞろと?
放送に来たにしては、やたら周囲を気にしてるような?
声をかけてみるか。
「何をしてるんですか?」
「! 見られた!急げ!」
え?
扉を閉めようとしてる?
「何しでかそうとしてるんですか?!」
扉、重っ! 2人掛かりかよ!
下手すると扉壊れそうな……? 閉められなくなるし都合いいか? いや、壊さない方がいいよな。
そうと決まれば。
扉にはちょっと耐えてもらって…「せいッ!」
空いた隙間に身体を挟ませ「ぐぇっ」さ…3人掛かりで…押し込みやがった。
「やべっ」「拙くないか?」
なら…最初からやるな…。
とりあえず…、両側の取手を掴んで、両足で扉を挟んで、っと。
これで閉められまい。
「君、二科生か」
「? だったら何ですか?」
「これは二科生の待遇改善の為なんだ。手を離してくれ」
「いやいや! 勝手に放送室入って待遇改善も何もないでしょう?!
子供ですか?!」
「理解してもらえないのなら、仕方ない。
力ずくで引き剥がせ!」
「力ずくなんて、子供かテロリストのやり方ですって!
痛い! そこ切られたばっかりだから! 誰か!先生呼んで!」
30分に渡る格闘の末、ついに風紀委員と生徒会が到着した。
扉で踏ん張っていた生徒が腕に血が滲んでいるのを見て、渡辺委員長は驚いた。
「君、大丈夫か?
お前達!」
立て篭ろうとしていた生徒達への叱責が始まろうとして、怪我をしていた生徒が慌てて止めた。
「別件の傷が開いただけですから。大丈夫です。痛いけど」
「そうか。……あまり無茶はするなよ」
《2日後 公開討論会当日》
今日は放送室の一件の続きをやるそうだけど行かない。
絶対行かない。
だって…….絶対恨まれてるじゃん!
なんで『危ない人には関わらない』って基本を忘れてたんだろう。
路地の時は、すぐ鉄火場になったから仕方ないとして、
あの時はせいぜい五月蝿いだけで済んだ筈なのに……
あ〜 あ〜 あ〜 自分の馬鹿!
まだ4月だぞ。…憂鬱だな。
そうだ。図書館でも行くか。どんな本があるのかも把握しきれてないし。
ドン
蔵書を閲覧していると、爆発音があった。
何事か!と思い部屋を飛び出すと、放送室で見た人が刀を持っていた。
「あっ!どうもー」
「ここは通さない!」
後ろにいた人がCADを操作し始めたので、
刀の方の懐に飛び込み、2人纏めて突き飛ばす。
「「ぐぁ!」」
相手がバランスを崩したときに奪い取った刀の峰打ちで意識を刈り取った。
何だってんだ?
普通に犯罪だよな。
バタン
何か倒れた?
あっ。 司波さん。それになんか怖い奴。
おー。すごいアクロバット。
赤い髪の娘がこっち向かって走ってくる?
持ってるのは警棒? 振りかぶった?!
「危ないじゃないか!」
「へぇ。あっさり防ぐんだ」
「『防ぐんだ』じゃない! 何なんだ、次から次へと」
「えっ? もしかしてテロリストじゃない?」
「テロ? やっぱりか。 一応言っとくけど、この刀は襲われた時に奪った物だから」
「えーと、ごめんね」
何処にいても巻き込まれたって事か……
「はぁ。代わりにあの人の相手よろしく」
「あの人? あぁ、そーゆうこと」
厄日かな
厄日だな
○主人公
・山木久也
第一高校の二科生。G組
座学は優秀(上位20位以内) *1だが、実技は二科生でも中の下*2。
前世はシンフォギア 論破したいモブ+α+あしたのヒカリ編。
未来編もなく、唐突にイシムが現代に現れ、絶望のミライと化した。
子を成す事も無く死んだが、うろ覚え。
今世では、上位の実力者との縁はないが、ある程度*3鍛えたので、魔法抜きなら強い*4。
尚、強いという自負はない。*5*6
根っこは変わっていないので、相手から接触してくれないと忘れられるボッチ注。
*補足
放送室の件はモブスペックでも出来るやつ。
路地裏の件は正直わからない。キャストジャミングの負荷がどの程度かで動ける量は変わるだろうし。
他は選んだキャラの設定からできそうな事。(要するになんとなく)
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