その花瓶は…空中で突然消えた、
と言うよりもある一定の地点で消滅した、
と言ったほうが正しいだろうか…
そしてその地点とは…
さっきまで居なかった筈のアルスがそこに居た。
母「な、お前はっ!? い、一体何処から!?」
《ガタンッ‼》
男A「し、し、し、しゅ…瞬間移動!?」
男B「お前…!何者だ…!!」
《サッ!》
アルス「貴様ら…しょうもない争いを
するんじゃ無いッ!!」
《ドシンッ‼》
《ニブニブニブニブニブニブ…》
我が一部始終見ていたが、
どう考えてもこの三人が悪だと分かるだろう。
そして我が来た理由…それは…
アルス「貴様…実の息子に対して
なんだその対応は……?」
母「は?そもそもアンタだ…」
アルス「質問を質問で返すなーーーッ!!!」
母「ハァ…?ッチ…自分のガキをどうしようと
アンタには関係無いでしょ?」
アルス「我の関係はどうだってよい…
問題は貴様だ、男を二人はべらせ、
ソ奴らには自身の金ですらない物を使っている、
それは死んだ貴様の夫の金だ。」
母「はぁ?あれは私の…」
アルス「…貴様はどうやら財産分与というものを理解していないようだな…良いか!!財産分与というのは…!!」
アルス「2種類の財産が存在する、
それは共有財産、特有財産の2種類がある!!
一つ!共有財産は夫婦が協力して築いた財産ッ!!
もう一つは特有財産!!結婚前の預貯金、存続遺産!!そして貴様が得られるのは共有財産のみ!!
そして貴様は、
その家族を事故に見せかけ暗殺者を雇い殺害し、
他の財産を自分に与えられるように手を回したッ!!
貴様は金欲しさに邪悪に染まった、
悪の権化で最低最悪な痰カスだッ!!」
《ビシッ》
自身が見て来たこいつの過去を全て見た我が言える。
こいつは悪以外の何者でもない、最低最悪な悪だと。
母「さっきから聞いていればごちゃごちゃ…
うっさいのよ!!もうこれは私のお金よ!!
アンタ達、やってしまいなさい!!」
男A「しゃあねぇ、やるか。」
男B「嫌だが仕方ない、金掛かってるからな。」
アルス「フン、貴様らも同類よッ!!」
《ガバッ》
我は自身の体を変形させ本来の姿に戻す、
それを間近で見た男二人はその異様さに、
少し引いていた。
後ろに居た少年…零は自身の優しく、
そして人格者の父が死んでいた事、
そしてその友人や親族が自分の母親によって
殺されていた事を知り、
元気のげの字すら感じない少年になっていた。
そして三人はというと、
母親は逃げようとし、見事に滑る、
二人の男は攻撃しようとするが、
攻撃した瞬間にその武器が消滅するので
はっきり言って意気消沈していた。