零「…こいつ…俺達の名前を言っていたな、
一体何者なんだ?」
母「あら?零と…雪ちゃん?それに…デカっ!その男どうしたの!?」
そう言いキッチンから出てきたのは
実の母親の
物凄く優しくて気が弱い、
けどなにか近寄りがたい雰囲気を放つ母さん。
母「…私がとりあえず何とかするから
二人は外に行って頂戴…」
零「分かった。」
雪「分かりました。」
《ガチャリ》
―
母「…(コイツ…忘れるわけ無い…
コイツは…私をこの地獄の様な時間を…殺す…絶対に…)」
《カチャ…》
そう言いながらキッチンから包丁を持ってくる、
そして…
母「シ…」
《ガチャリ》
―
零「な、何をしようとしてるんだ!!母さん!!」
母「ネッ!!」
《グサッ》
母親が人を刺した、
俺はこの光景に動くことが出来なかった。
その包丁はアルスの心臓に刺さっていた
辺りに赤い鮮血が舞う、
その鮮血は母以外にも壁、俺、
そして雪に付着した
母「これでアンタの重りも無くなった!!
あの苦しみから開放された!!
アハハハハハ!!!」
《ケタケタケタ》
狂ったような笑いをした後、
俺達の方を向く
母「見られちゃったし…アンタ達も…殺るわ!!アハハハハ!!」
《ブンッ》
零「うおっ!?い、一体どうしちまったんだよ!!
とりあえず逃げるぞ!!」
《グイッ》
雪「う、うん…」
《ダッ》
そして俺は自身の母が殺人を犯仕掛けている事に
恐怖を覚え、混乱しながらも、
とりあえず人が居そうな所に向かった。
だが…
零「な、なんで…なんで誰も外に居ないんだ!?」
《ダッ》
雪「…家の中にも居ない…」
《ダッ》
母「アハハハハハ!!!」
《ダッ》
零「意外に速い!!や、山に逃げるぞ!!」
《ダッ》
母親から逃げ続けて約38分、
辺りは暗くなっており、
視界が悪くなる、
俺は山に逃げる事で何とか逃げきろうと考え、
雪と一緒に山に走る、
母親も俺達目掛けて追ってくる。
はっきり言って物凄く…
いやめちゃくちゃ怖い、
母親の目は真っ赤に充血していて、
ずっと笑いながら包丁を振り回している、
雪も青ざめる位怖がってる、
俺自身もかなり怖い、
なにかに取り憑かれているんじゃないかと
思うぐらい怖い。
そして約30分位走る、走る、走る、
母親との距離は一切離せない、
俺達も息切れを起こすが向こうも同じく
息切れを起こしたりしている
そして山に入るが全然離せない、
むしろ近づかれている。
零「っはぁ…はぁ…ヤバい…
全然離せないし近づかれている!!」
《ザッザッザッ》
雪「ふぅー…ふぅー…っ…」
《ザッザッザッ》
母「アハハハハハ!!」
《ザッザッザッ‼》
零「怖!!」
雪「…ふぇ…」
そしてその時、
山全体が揺れた。