コナンはキュラソーと別れて、安室に連絡を入れて状況を説明する時に、キュラソーを見失ったと…嘘の報告をする。
『大丈夫だ。キュラソーは東都水族館から出ていないはずだ。ジンのやり方だと、ヘリを使いキュラソーを回収するらしい。』
「ヘリ?どうやって?」
『キュラソーは大観覧車に乗って、夜の闇に紛れて回収後に、爆弾で大観覧車を爆破するみたいだ。』
「大観覧車を爆破!?なんとかしないと…」
コナンはジンの派手なやり方に、頭を抱えながら爆弾を解体するために、安室と合流しなければならない。
『大観覧車前で、合流しよう。解体道具は持っている。』
「また後で…」(銀髪野郎、余計なことを…キュラソーの回収にヘリを使うのか!?爆弾はテロを装うためか?俺はどうすればいい…)
キュラソーの回収作戦は変更できない。夜に回収したとしても、大型ヘリの存在で、組織の存在がバレかねない。
(行動修正も不可能かよ!今回は仕方ない。バーボンと爆弾を解体して、ヘリを無理矢理落とすしかない。どちらを選んでも、回避は不可能。)
複数のパターンを想定するが、回避はほぼ不可能。安室と合流する前に、携帯を取り出してメールする。
《ジンがやらかした。匿名の連絡で、東都水族館に爆発処理班と警察官を呼んでくれ。出来たらでいい。》
《出来るだけ、やってみます。》
コナンは警察庁に潜入させているルシアンに、指示を出したのだ。
(使えるカードは、全て使った。後は、運に任せるか。下手したら…俺も死にかねない。)
「コナン君!待ってたよ。」
大観覧車前で、安室と合流したコナンは、急いで内部に侵入して仕掛けられている爆弾を探し始める。
(数が多すぎるだろ!?)
コナンが見ただけで、20個程の爆弾が、内部全体に仕掛けられていたのだ。
「安室さん…全部解体できると思う?」
「無理だね。爆発の被害を少なくすることは…なんとかね。」
苦笑している安室。コナンは解体作業に苦戦している。爆弾の内蔵が複雑のようだ。
「焦ると危ないよコナン君。冷静にね?」
「安室さんは何処で、爆弾の解体方法を知ったの?」
「爆発処理班の友人にね。コナン君は?」
「父さんの知り合いに…それにしても、爆弾が多すぎ…」(沖矢昴は関わらなかったな。灰原の協力者なら、来ると思ったんだが…)
その頃。昴は東都水族館に到着していて、キュラソーを捜索していた。
(……見つからないな。何処かに隠れたか?)
水族館周辺を見て回るが、怪しい場所は見当たらない。すると、大観覧車に注目した。
(俺が奴なら何処で、キュラソーを回収する。この状況だと………ヘリだな。回収場所は大観覧車だ。)
昴は大観覧車にキュラソーが来ると予想して向かう。
夜の闇に紛れて、機関銃搭載の大型ヘリが、東都水族館周辺上空を旋回している。
「キャンディーとコルンは、別任務で来れないみたいだな。」
「そんなことより、大観覧車にキュラソーはいるんですかい?乗ったら連絡が来る予定……」
「待て…無線だ。」
ウォッカが話している途中で、無線機に反応があった。相手はキュラソーだ。
「どうした。キュラソー…」
『大観覧車に向かう途中で、公安に待ち伏せされたのよ。今は撒いて隠れてるところよ…合流できそうにないわ。』
「………公安だと。」
『……ベルモットに迎えに来てもらうから、後で…連絡するわ。』
無線が終わり、ジンはウォッカに撤退するように命令する。
「何があったんだ。ジン…」
「大観覧車に公安が張ってたらしい。なんとか逃げれたみたいだかな。」
「公安だと!?」
「大観覧車で事件でも起きたのかよ?」
アイリッシュは携帯のネットで調べ始めたら一番上に、東都水族館で爆弾騒ぎが発生していたらしい。
「やっぱり、事件発生かよ!」
「どんな事件だ?」
「東都水族館の近くで、爆弾騒ぎがあったみたいだな。犯人は駆け付けた警察官に逮捕されたと、書かれてるぜ。」
その情報にジンは、違和感を感じたが、気のせいだろうと思い、気にしなくなった。