深夜3時、コナンは荷物を纏めて、高層ビルから出る。すると、ベルモットがバイクで迎えに来た。
「悪いな、こんな時間に……」
「
「………それがどうしたんだ。俺が裏切るとでも?」
「冗談よ。シナリオは考えてあるから。行くわよ…」
コナンはバイクに乗り、阿笠家に向かう。その途中で、ベルモットにとある任務を命じる。
「ベルモット、表向きだがジン、バーボン、ウォッカに任務を伝えてくれ。」
「どんな任務?」
「組織の裏切り者、シェリーを生かして捕まえること。この任務を伝えるんだ。俺は監視の任務があるから、組織用の携帯で、連絡はできなくなる。」
「……面白そうね。良いわよ…伝えておくわ。」
阿笠家に到着すると、その隣にある工藤家に立ち寄る。家から
「悪いな。影武者を頼んで…」
「謝らないでください。ブルーブラック。」
「任務があるまでは、日常生活を楽しめ。レッドアイ…」
「わかりました。私は裏口から出ますので…」
レッドアイは工藤新一の変装を外すと、女性に戻った。
「それでは…」
工藤家の裏口から出ていった。それを見届けると、コナンは工藤家にある捜査資料を全て、ベルモットに預けた。
「この捜査資料は家にあったらいけない。後で、処分しといてくれ。」
「…………わかったわ。」
ベッドに横になると、眠ったようだ。ベルモットは預かった捜査資料を鞄に入れて、ソファーに座る。
(さて、朝になったら…監視任務に入る。ラムはどうして、シェリーの監視を命じたのかしら?)
月明かりを眺めながら、ラムの目的を考えるベルモット。だが、わからないようでお手上げだ。
(シェリーの監視もだけど、バーボンの監視…ノックの可能性かしらね。どのみち、私もバーボンを監視しないとダメかしら?)
変装道具の準備をしながら考え込むと、気がついたら夜明けになっていた。コナンを起こす。
「……夜明けか。」
「隣の家に行くのなら、気をつけなさいよ。表向きのシナリオとして、ジンに薬を飲まされて、幼児化……」
「それ、マジでやられたからな。仕事の下見していたら、ジンに毒薬飲まされたしよ。死ぬかと思った…」
コナンとベルモットは、部屋にいた痕跡を消して、裏口から出る。
「今から別行動になるけど、気をつけなさいよ。ジンにバレたら面倒だわ。」
「ああ。」
ベルモットは変装して、素早く工藤家から離れた。
(さて、時間を見て博士の家に行くか。)
コナンは工藤家を後にした。その頃、黒の組織のアジトの1つである研究施設に、バーボンが来ていた。No.3であるブルーブラックを探るためである。
「この研究施設に来たことがあるんですか?」
「はい、確か…隻眼の男性でしたね。」
「そうですか。」(隻眼の男性…)
研究施設を後にして、地下駐車場でジンに質問してみることに。
「バーボン、何を探ってる?」
「No.3の幹部…ジンは直接連絡ができる立場ですよね。その人物の話が聞きたいと思いまして…」
「……ふん、やめとけ。奴はベルモットと同じ秘密主義者だ。俺も奴とは、会ったことがなくてな……これで満足か?」
ジンは車に乗り込むと、1つバーボンに忠告する。
「余り、ブルーブラックの事を探ると、後悔するぞ。」
「…………忠告感謝します。」
ジンは地下駐車場を後にした。