漆黒の青き名探偵      作:ノック

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博物館で、殺人事件が発生したため、館内にいる安室とピンガは、外に出れないでいる。車内にいるジンとウォッカは、想定外の出来事に少し苛ついていた。

 

「館内の殺人事件発生で、サツが来てる。怪盗キッド担当だけでなく、殺人担当刑事もいる。計画が進まねえ…」

 

「どうすれば…」

 

「ターゲットは館内にいるけれど、警察がいるため、始末できないわね。」

 

ベルモットは監視カメラの映像を見ながら、何か対処策を考える。ターゲットの館長は館内にいるのだが、怪盗キッド担当の警部である中森がいる。

 

更には、想定外の殺人事件が発生して、殺人担当の目暮、佐藤、白鳥…そして、警視庁に潜入しているヴェスパーこと高木は、館内を調べながら組織用の携帯で、ベルモットにメールを送る。

 

《任務を続行するのか?今の状態では、不可能に近い。》

 

《今、対策を考え中よ。》

 

(どうするんだ。僕が組織からのノックだと、安室さんに知られたら、ヤバイのはベルモットも知っているはず。)

 

高木が組織のメンバーだと知っているのは、ラム、ベルモット、コナン、ルシアンの4人と…正体不明のボスのみである。

 

(…指示があるまでは、警察官として、行動しよう。)

 

 

 

博物館の館内で、発生している殺人事件の捜査をして目暮は、電話である人物に捜査協力を依頼することに。暫くすると、捜査協力者の毛利小五郎が館内に入ってきた。

 

「警部殿。殺人事件ですか?」

 

「そうだ。何か気になったことがあったら、教えてくれ。」

 

「勿論ですとも。」

 

毛利の近くにいたピンガは、安室に話し掛けている。あの探偵についての話だろう。

 

「あの探偵は誰なんだ?」

 

「目暮警部が協力依頼している探偵で、令和の明智小五郎と警視庁内で呼ばれている名探偵です。」

 

「警視庁!?よく調べたな…バーボン。」

 

「僕の専門は、情報収集です。警視庁内に表側の友人がいましてね。内緒にしてくださいよ?ノックだど、疑われたくないので…」

 

「言わねえよ…特にジンにはな。」

 

安室とピンガは会話を終えると、無線機の電源を入れると、ジンから連絡が入る。

 

『状況はどうなってるんだ?』

 

「警官が多いのと、想定外の殺人事件で館内から出られませんね。しかも、ターゲットは警護されてます。任務遂行は不可能かと…」

 

『なら、データの処分はできそうか?』

 

「探さないことには、わかりませんね。ターゲットが何処に隠しているのか、見当がつきません。」

 

安室の言葉に、ジンが苛ついている。そんな中、ベルモットの携帯に着信が、相手はラムからである。

 

『想定外の事態が、発生したようですね。』

 

「ラム…何か策でも?」

 

『この様な状態では、任務遂行は不可能でしょう。殺人事件解決後にターゲットを外に連れ出してください。組織の極秘データの処分は警察に任せましょう。』

 

ラムからのあり得ない指示に、安室は目を見開いているが、ジンは笑みを浮かべた表情で、その指示に従う。

 

「何故、組織の極秘データを警察に…」

 

「ターゲットが組織から盗んだ極秘データには、細工がされている。組織以外のパソコンで、開こうとすれば、ウイルスによりデータは消滅する。バーボンは組織の外側の任務が主だから、知らないよな?」

 

安室は警官に気を付けながら、小声で会話をしているため、周囲には聞こえない。

 

「そうですね…」

 

『それでは…』

 

ラムからの通話が終わると、安室は溜め息をするのだった。

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