漆黒の青き名探偵      作:ノック

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美術館の館内を監視していたのは、ジン達以外にもいた。別の駐車場の車内で、館内の防犯カメラを傍受して監視していたコナン。小型無線機で、とある人物に指示を出している。

 

「キッドの無力感、御苦労様…レッドアイ。盗一さんは隙を見て、ターゲットを眠らせた後で変装してね。」

 

『了解…』

 

「レッドアイは、バーボンとピンガに気を付けて帰還しろよ。無力感したキッドは、放置しても構わないからな。キッドの衣装だけは回収しとくように。」

 

『わかりました。また、後程…ブルーブラック。』

 

小型無線機を懐に入れると、ベルモットに最後の仕上げをするように命じて、メールを送った。

 

(これで、なんとかなったか。)

 

 

暫くして、ターゲットに扮する盗一と警官に変装しているレッドアイが美術館から出る。遠くの方にいたキールは、ターゲットに近付こうとするのだが、警官に変装しているレッドアイがいるため近付けない。

 

「ジン、ターゲットの隣に警官がいるわよ。どうするの?」

 

『仕方ない…警官も一緒に始末した方が楽だが、周囲に人がいるな。一旦戻れ…』

 

「わかったわ…ジン。」

 

 

 

 

 

数日後。コナンは昼食を食べるため、毛利探偵事務所の下にある喫茶ポアロに入る。安室がコナンを出迎えて、カウンター席に案内する。

 

「こんにちは…コナン君。御注文は?」

 

「アイスコーヒーとポアロ特製サンド。」

 

「わかった…すぐに準備するよ。」

 

コナンは出されたアイスコーヒーを飲んでいると、大阪…西の高校生探偵服部平次が入ってきた。勿論だが、コナンとは面識がなく、表向きの安室の探偵仲間だ。

 

「安室の兄ちゃん、久し振りや。」

 

「平次君はどうして、東京に?」

 

「学校が休みやから、暇潰しやで。この後で、小五郎のオッチャンに顔出しにいくんや。」

 

安室はコナンに特製サンドを出して、服部に「後でね。」と、言って仕事に戻る。コナンはサンドを食べながら、安室と服部の会話を思い出した。

 

(公安の安室さんが、西の高校生探偵と知り合い。確か、安室さんは毛利探偵の助手として、ポアロにバイトしているらしいけど…何を調べてるんだ。)

 

アイスコーヒーを飲み終えて、考えを巡らせている。

 

 

「平次君は何か注文するかい?」

 

「アイスコーヒー1つや。」

 

安室はアイスコーヒーの準備をする途中で、組織用の携帯にメールが届いた。差出人はラムからだ。

 

(ラムから…指令か?)

 

メールの内容を確認する。内容は…

 

 

《一般人を装った組織の幹部が、何者かに殺害された。その殺害された幹部は、組織のノックリストを持ち歩いていたのだが、ノックリストが持ち去られた。ノックリストの回収を命じる…》

 

そのメール内容に、安室は携帯を懐にしまう。コナンにも、安室と同じ内容の指令が出されているが、少し違った。

 

《ブルーブラックには、ジン、ウォッカ、キール、バーボン、アイリッシュ、ベルモットの6人の指揮を取り、ノックリストを回収、破壊せよ》

 

 

個室トイレで、メールを確認したコナン。安室にお金を払うと、ポアロを出ていった。

 

(安室さん、赤井さん、キールに回収される前に、破壊しないと組織が崩壊される。何か作戦を考えないと。)

 

 

帰ったコナンは、博士と灰原が帰っていないがわかると、部屋に入って組織用の携帯で、ルシアンにメールを送る。

 

《バーボンにラムからの指令が出された。何かバーボンから指示が出されたら、報告するように。》

 

《わかりました。》

 

 

 

メールを終えると、コナンは溜め息して作戦を練るのだった。

 

 

 

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