漆黒の青き名探偵      作:ノック

37 / 53
37

学校帰りのコナンは、灰原に用事があると言って、博士に迎えに来てもらい灰原を先に帰らせた。

 

(捜査が進んでいないのか、進展がないな。やっぱり、情報が少ないと動けない。)

 

何か買い物をしようと思いショッピングモール内を散策していると、目暮率いる私服警官達が疎らで、張り込みをしているのを目撃した。

 

(何かあったのか?)

 

気になったコナンは、眼鏡に内蔵されている双眼鏡モードに切り替えると尾行を開始した。

 

 

 

 

 

目暮率いる捜査員達は、とある男性を尾行していた。去年に障害事件を起こして、指名手配されている男性…深瀬稔は、今回の連続殺人事件の容疑者候補で、尾行されていた。

 

「合図があるまで、尾行を続けるんだ。気づかれるんじゃないぞ。」

 

「高木君は私達で、深瀬の周辺の監視をするわよ。」

 

「わかりました…佐藤さん。」(あの男性が連続殺人犯であり、ターゲットならば…ノックリストの回収は困難だな。)

 

黒田率いる合同捜査の捜査結果では、殺人犯は被害者の持ち物を持ち去っている。更に、殺害された7人のうち6人は、刃物で刺殺されている。

 

(怪しい様子はないな。)

 

注意深く深瀬を監視しているとその近くに、深瀬の恋人である吉井リサが走ってやってきた。数人の捜査員達はその吉井も監視していて、居場所を割り出した。

 

 

ショッピングモール内の2階周辺にいたコナンは、捜査員達に見つからないように、別の階段で行こうとしたら、眼鏡をかけた女性が深瀬に近づいたので、群馬県警の山村警部が走って近づこうとしたら、その場で転けた拍子に警察手帳を落としてしまった。

 

「あの馬鹿…何やんてんだ!?」

 

深瀬は警察に見張られていると気づいたようで、ナイフを取り出した。そして、近くにいた眼鏡の女性を人質にした。

 

(あの警官は何やってんだよ!?しかも、人質がいる状態じゃ…危険だ。)

 

コナンは急いで、上の階に移動すると空き缶を取り出した。キック力増強シューズを起動させて、深瀬目掛けて空き缶を蹴り飛ばした。

 

物凄い威力で空き缶が飛ばされて、上手く深瀬の掴んでいるナイフに命中すると、痛みの衝撃でナイフを落とした。

 

「深瀬稔!逮捕させてもらうわ。」

 

「ちょっと…痛い。右肩を痛めてるんだ!」

 

深瀬は佐藤に右肩を押さえられた時に、痛めていることをいった。

 

(それだと…この男は、連続殺人事件の犯人じゃない。)

 

吉井が落ちているナイフを拾って、女性刑事に襲い掛かってきた。目暮が吉井の手首を掴んで、ナイフを落とす。

 

「吉井リサさん。貴女が犯罪に手を染める必要はない。」

 

吉井は床に座り込んだ。佐藤はホッとしていると、人質になっていた女性がいなくなっているのに気づいた。

 

「何処に…?」

 

 

 

 

ショッピングモールの地下駐車場に、人質になっていた女性が車に乗り込もうとした。だが、コナンに呼び止められた。

 

「ベルモット…どうして、人質役なんかになってるんだよ。」

 

「あの男が、ノックリストを所持している可能性があったからよ。」

 

眼鏡の女性…ベルモットは、笑みを浮かべながらコナンを見ている。

 

「だが、あの男に犯行は無理だと…言いたいんだろ?」

 

「あの男は、肩を痛めているそうよ。それにしても、私の変装良くわかったわね?」

 

「顔に傷があるのに、血が出てないのは不自然だろ?」

 

ベルモットは変装マスクの一部が、破れているのに気づいた。マスクを剥ぎ取り溜め息をする。

 

「で、何処まで調べたんだ。」

 

捜査で、わかっている情報をコナンに提供して、メモ帳に書いているコナン。

 

「麻雀牌…何を意味してるんだ?」

 

「わかったら、知らせるわ。」

 

ベルモットは車に乗り込むと、走り去っていった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。