コナンは組織用の携帯で、ジンとウォッカに警察の妨害をするように指示を出した。但し、死者を出さない方法でと忠告をした。
(死者を出してみろ…組織の痕跡が出るかもしれない。できるだけ、痕跡は出さないようにしないとな。)
ジンとウォッカに指示を出し終えると、別の携帯を取り出して、盗一に事件の捜査を依頼し、コナンが手に入れた捜査情報を伝える。
(俺は表沙汰動けないからな。変装ができる盗一さんに、依頼するしかない。)
暫くすると、盗一から返信が来た。依頼を受けるようで3日間以内に知らせるようだ。コナンは《了解》と返信して、携帯をしまった。
(盗一さんの情報次第で、ノックリストを発見できるかもしれない。殺人犯が所持した物を隠蔽しない限り…)
コナンが盗一に依頼して3日後。待ち合わせ場所として、喫茶ポアロに来ているコナンはカウンター席に座り、アイスコーヒーを飲んで待っている。
「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ…」
安室が眼鏡をかけた客を出迎える。カウンター席の3つ離れた席に座った。サンドを注文して、本を取り出すと読書を始めた。
サンドを作っている安室は、アイスコーヒーを飲んでいるコナンに話し掛ける。
「コナン君は何か、注文あるかい?」
「………うーん。バタートーストと野菜サラダください。」
「すぐに準備するよ。」
コナンから離れたカウンター席に座っていたその客は、パソコンを打ちながら声に出ていた。
「夜の世界…赤き塔に宝石が天に川をなす…」
「お客様…静かにしていただけたら…」
「………申し訳ありません。」
眼鏡の男性は安室に謝罪して、ホットコーヒーを注文した。コナンはバタートーストと野菜サラダを食べ終える。
「………安室さん。お勘定…」
「………丁度だね。また、来てね…コナン君。」
ポアロから出たコナン。そのまま帰らずに、携帯にメールが届いたのに気づいた。盗一からの捜査結果の情報だ。
《容疑者かはわかりませんが、星に関連しているようです。遺体があった地域の位置も重要かと……暗号解読、よろしく。》
「星に関連…暗号…」
暫くすると、眼鏡の男性客が意味不明の言葉を呟いていたのを思い出した。
(まさか…ポアロに来ていたあの眼鏡の男性客…盗一さんの変装!?)
コナンはすぐに、灰原にとある調べことをメールで頼むと組織用の携帯を使うために、近所の公園にある個室トイレに入った。
(……問題はノックリスト。赤井さんと安室さんより、先に破壊しないといけない。安室さんはどうにかなる。)
組織用の携帯で、ベルモットに《ノックリストを破壊するまで、バーボンの監視を頼む》と指示を出した。数分後に返信が来た内容は《その程度ならいいわよ。任せなさい》ベルモットは安室の監視を了承した。
(後は赤井さんだけ。ジンの行動が気になるな…)
ラムにメールで《今現在のノックリスト回収の任務中に、ジンから何か頼まれたか?》と送信した。
(………もう、やらかさないよな。)
コナンはジンの大胆な行動に、嫌気を指している。今度何かやらかした場合は、適当なでっち上げて、ノック容疑で排除しようか9:1で、考えている。
(………ラムからメールだ。)
送られてきた返信が《大型ヘリを申請してきましたね。銃器ありのヘリを…ジンは幹部ですので、私に申請しなくても、良いのですが…》このメールで、コナンのストレスが爆発したのだった。