コナン、灰原、博士、沖矢の4人は、買い物帰りに店員から福引きを貰ったため、デパート内にある福引き会場で、挑戦していた。
「残念。残念賞の飴玉の詰め合わせをどうぞ。」
「中々当たりませんね。」
「最後は私ね。」
灰原が挑戦すると、一等を引き当てた。
「大当たり!八丈島の旅行チケットが当たりました!」
「よかったな。灰原!」
福引きスタッフから旅行チケットを受け取った灰原は、お礼を言って鞄にしまう。
「……ごめんなさい。行くとこあるから。」
灰原はエレベーターで下に降りていった。
「昴さん。博士を頼む。」
「わかりました。コナン君。」
コナンは灰原を追い掛けに行った。
「哀君、どうしたんじゃ?」
「…………」
デパートのブローチ売り場に到着した灰原は、整理券を受け取ると、帰ろうとした。すると、老婆が困っている様子だ。
「お婆ちゃん。これあげる…」
「良いのかい?」
「金額が高くて…だから。」
「ありがとう。」
整理券を老婆に渡すと、博士の車に戻る。擦れ違いでコナンが老婆を見ると、笑みを浮かべながら、老婆は帰っていった。
(…………ん…メモ紙?)
落ちている紙を拾い見てみると、直ぐに紙を小さく折ってポケットに入れる。
(今回は派手にやるのか。状況によっては…俺も危険だな。)
博士の車に戻っていった。
それから3日後、博士、コナン、灰原、沖矢の4人は八丈島の宿泊施設に宿泊する。
「結構良いところですね。」
「わしは先に部屋で休むかの。」
「灰原はどうする?」
「イルカを船で見れるらしいから。私はそれ見に行くわ。」
「だったら……」
コナンが言い掛けた時、携帯に着信音が…
(コナン用の携帯…)
「悪い、ちょっと出るわ。」
コナンは宿泊施設から離れると、電話に出る。
「どうしたんだ?」
『ちょっと、厄介なことが起きてね。とある職員に見られて、ジンが始末したんだけど…』
「海外の方で仕事だったんだよな?」
『そう。それで、老若認証システムがある海洋施設に、警察が介入しそうなのよ。だから、私は迎えに行けそうにないから、自力で潜入しなさい。
「……わかった。切るな……」
電話を終えて宿泊施設に戻る途中で、ウォッカの姿を目撃した。
(何で、ウォッカがいるんだよ。買い物か?)
余り気にせずに、部屋に戻った。
沖矢の部屋にコナンが訪ねてきた。
「どうしましたか?コナン君。」
「昴さんは話しておこうと思ってね。さっきだけど、ウォッカを見たんだけど…これは、組織に関係あるかな?」
「ウォッカですか。多少は警戒なされた方がいいですね。」
沖矢の言葉を聞き入れ、部屋から出て、灰原がいる部屋に向かった。
「灰原。」
「何?」
「俺は行けそうにない。」
「別にいいわよ。」
コナンは部屋に戻り、ベッドで寛いだ。