幼なじみと再会したけどその先輩に気に入られた話。   作:あきこま

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初めましてこんばんは。あきこまなるものです。

別作品でお会いしてる方々、お久しぶりです。既に世に出てる作品は更新お待ち頂け…てるのか?もはや私の更新の遅さに呆れて待ってないのもしれないですが近いうちに出します。ご容赦願います。


今回のメインは栞子、彼方です。元々ラブライブ自体は触れてはいるもののどうしても絶対好き!となってる訳では無いのです作者の中では。
それが友人に連れて行かれた初ラブライブのライブ(座布団ください)でニジガクのライブええなぁとなり 珍しく誰に対してもアンチにならない作品だなぁと思ってた所急に彼方さんが頭から離れなくなり書きました。そんな作品です。









1話

 

 

 

 幼なじみ、それは様々な進級進学の際にとても心強い存在となりうる。

 

 学年が変わりクラス替えをすれば教室に知り合いなんぞ居なくても幼なじみの所に行けば気が救われ、進学の際に別々の所に行ったとしてもメールや電話をすれば何時でもその有り難い存在に縋る事が出来てしまう。陽乃さんから言わせればそれも共依存のひとつになってしまうのだろうが俺にとっては……。

 

 

 

 

 

 

 俺にもいました。幼なじみ。

 

 だが進学前に転校し、連絡は一切取れず仕舞いに終わってる。

 

 

 全然心強く無いじゃん……幼なじみ。そもそも俺の場合は学年も違ったわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 プロムを終えて、奉仕部が小町部長に成り代わった今春の奉仕部室には、陽気な風が吹き込んでいる。そんな中、部長の冷酷な一言によって陽気な風の終わりが告げられていた。

 

 

 

「お兄ちゃんのご飯が食べたい」

 

 別にこれだけなら冷酷では無い、むしろご褒美なのだがこの言葉には続きがあった。

 

「あ! 私もヒッキーのご飯食べてみたい……かも」

「そうね、少々興味があるわ」

「先輩ってご飯作れるんですか? 是非ともご相伴に預かりたいですね♪」

 

 

 余計な言葉(ガヤ)が降ってきたのだ。

 

 

 勿論今の俺にそんな技術はなく、昨年の嫁度対決で平塚先生が披露していた肉ともやしを炒めて焼肉のタレをぶっかけただけの料理ですら感動を覚えるレベルだ。

 

 

「俺に何を作れって言うんですかね……」

 

「「「「お兄ちゃん(ヒッキー)(比企谷くん)(先輩)のお任せで」」」」

 

 

「君たち仲良いですね……」

 

 

 NOと言う言葉が無いあの空間で、午前授業で終わった後のこの時間で俺は全力でスーパーに行くはめになった。

 

 

 

 

 

 とは言え、前述の通り俺の料理スキルはほぼ皆無なのだ。そんな俺に何を作れと……。

 

 

 ひとまずオムライスでも作ってケチャップでなにか落書きすれば許されないだろうか……それが許されるのは小町だけかなぁ……と思いつつ具材を探す事に。

 

 

 

 

 

 

 

「……もしかして、八幡ですか?」

「……?」

 

 

 ピンポイントで俺と同じ名前の八幡という人が居るとは思えず、声のあった先に振り向くとそこに居たのは。

 

 

「……し、三船か?」

 

 

「お久しぶりです! 私が転校して以来でしょうか……随分と雰囲気変わりましたね。……もう名前では呼んでくれないのですか?」

 

 

 

 

 

 声の正体は三船 栞子(みふね しおりこ) 小学時代の俺に唯一と言っていいほどの関わりをもたらしてくれた人物で学年は一個下……当時は家が近所の幼なじみと言えるだろうか。

 

 

「そういう訳ではないけど……姉さんは元気か」

 

「ではあの時のように名前で呼んでください。姉も私も変わりありませんよ。

 ……この場にいるという事は、八幡はもしかしてご飯でも作るのですか?」

 

「そのもしかしてなんだよなぁ」

 

 

 

 

 栞子に事情を説明し、俺がスーパーにいる理由を理解してもらった。

 

 

「なるほど……中々大変な事になってますね。小町を含めて今回の食べる側が皆さん女性と言うのも難しい点ですね……」

 

 

 

 しばらく考えて、ウンウン唸っている栞子を見ながら考え終わるのを待ち続ける。相手が材木座ならノータイムで身体を反転させて帰る所なのだが、久々に遭遇した幼なじみでしかも俺の為に色々考えてくれている事を考えると待つのは必然という事だろう。

 

 

 二分くらい経った所で、栞子は携帯で誰かに連絡をし始めた。

 

 

 

 

「……栞子さん?」

「安心してください八幡。今日の夜ご飯、何とかなるかもしれません」

 

 

 少し微笑んだかと思うと再び携帯に視線を落とし、買うものをカゴに入れていく。

 よく分からないけど俺がこのまま進めるよりかはマシだと思うので従う事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とりあえず栞子の言う物をカゴに入れレジを済ませる。

 

「これ使って何作るんでせう?」

「お鍋の予定です。冬なので温まるのに丁度いいですし、具材と味付け次第で女性向けの物もできます。 ……と言っても受け売りなんですが」

 

 

 

 

 

 

 スーパーから家まではそこまで距離は長く無い。歩いて数分ではあるものの我が家がもうすぐ見えるかなと言う辺りまで来た。

 

「実は、助っ人を呼んだんです」

「助っ人?」

 

「はい、私に先程のレシピを教えてくれた人です。私が通ってる学校の卒業生です」

「助っ人さん……そもそもこの辺の地理わかるのか?」

 

「大学に進学する事を機に引越しをして今はこの辺で一人暮らしをしているそうです。大雑把な住所伝えたら理解してくれたようなので八幡のお家辺りに来てもらう事にしました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「中学から……正確には俺が中学入った頃だから小学六年から東京に引っ越したんだよな」

 

「はい。そこからずっと東京で、今は虹ヶ咲学園に通っています」

「去年辺り凄い文化祭賑わった所だったか? スクール……なんたらがいっぱい集まっての」

「スクールアイドルです。合同文化祭の時は私も実行委員で忙しかったのを覚えています。その後から私も……あ、着きましたね」

 

 

 

 自宅付近に着くと、家の前を見なれない女性がウロウロと歩いていた。恐らくは同年代の人だろうか、あの人が栞子の言う助っ人さんだろう。

 栞子は微笑みながら「彼方さん!」と珍しく大きい声を上げて小走りで向かった。当のその彼方さん? は栞子の姿を確認したと同時に「おー栞子ちゃーん」と間の抜けたのんびり声で応答している。

 

「八幡、こちら本日の助っ人でメニューを考えてくださった近江彼方さんです」

「ご紹介に預かりました彼方ちゃんでーす、よろしくねー」

 

「ひ、比企谷八幡でしゅ」

 

 

 そんなに固くならなくて大丈夫なのにぃとゆったりとした声でフォローしてくれたこの人はさっきの栞子の話を聞く分には大学一年生なのだろう。

 

 

「栞子ちゃんの話だと……食べに来るのは同級生なんだよね?」

「同級生と後輩……あと妹ですね」

 

「となると、妹さんはもしかしたら「こんなのお兄さんが作った味じゃなーい!」とか言うかもねぇ」

「それに関しては私に考えがあります」

「お、言ってみ言ってみ?」

 

「彼方さんは料理が得意な方なので、不得意な私が適度に加わって慣れていない感じを醸し出すのはいかがでしょう?」

 

 

「もうそれ俺が作るで良くね……?」

 

「だねー。 それなら間をとって私が指揮全般を受け持つ事にして、調理は二人でやってみよっか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼方さんは普段から、と言うのも実家にいた時から料理をしておりそれに加えて虹ヶ咲学園ではライフデザイン学科、フードデザイン専攻なる世間的にはあまり聞かないがいかにも料理やスイーツ作り等に活かされそうな名前の学科に所属してた為か、かなり手際が良かった。 学科ですらあるかどうかなのにそこに専攻って付くのが高校の時点であるなんて虹ヶ咲学園すげぇな……。

 

 

 最初は指揮全般に徹しており、指示された通り俺と栞子が作業を行っていたのだが……思いのほか栞子がポンコツだった事が判明し「栞子ちゃんは私と一緒にやろっかぁ」

 と指揮に加えて料理作業までしだした。……この人すごいな。

 

 ポンコツな栞子……通称しおぽんにはお米とぎや鍋の出汁調整等を受け持ってもらい、包丁系統は俺が受け持った。しばらくしてから様子を見るとしおぽんは洗い物に専念してた……今度一緒に教わろうな……。

 

 

「比企谷くん、味見してみて?」

「あ、はい……っ! 美味いっすね」

 

「むふふ、彼方ちゃん自慢の味だよぉ」

 

 

 

 

 近江先輩の家ではこんな味の料理が毎日出るのか…… いや小町には勝てんぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 準備が整った所で17時を回る所であった。

 

「いやぁ完成したねぇ」

「彼方さんのおかげですね」

「いや、栞子もだろ」

 

「私はどちらかと言うと足を引っ張った方かと……」

「比企谷くんも栞子ちゃんも頑張ってたよー」

 

 

 不思議と、二人がにこやかに笑ってる所を見て俺も釣られて笑ってしまった。

 

 

「ミッションも達成したし、そろそろお暇しようかな」

「いや、近江先輩にはお世話になったのでぜひ夜ご飯を奢らせてください」

「そんな気にしなくていいのにぃ。それにご飯は四人分だよ?」

 

「とっておきのラーメン屋がありますのでそこに!」

「おおぉ、たまには行きたいねラーメン屋さん」

 

「もちろん栞子も」

「私も行っていいんですか?」

 

「当たり前だ、お前がいなかったら今頃てんてこ舞いだったぞ」

「ある意味今日一の功労者かもねぇ」

 

「じ、じゃあご一緒致します!」

「なら、比企谷くんの部屋で待ってよっかぁ」

 

 

 

 

 雪ノ下や小町達がいる間は俺の部屋で時間を潰す事に決まったようだ。

 ……俺の部屋暇潰せるものなんかあったか? まぁいいか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 部屋の案内は覚えてるだろう栞子に任せて俺はそろそろやってくる刺客たちに備えにゃならん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






間違えなくどこか誤字ってます。ご親切な方いたらご指摘ください。

あと、作者の妄想って点をご理解ご容赦願います。
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