ハイスクールD×D 眷属になれない部員の話   作:アルタイル10

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束の間の休息と結果

 全員トレーニングを今日のトレーニングを終え、夕食を食べている。イッセーは相当疲れてい 全員トレーニングを今日のトレーニングを終え、夕食を食べている。イッセーは相当疲れていたのか飯をかき込んで食べている。俺も食べているが、いかんせんまだ箸という物になれずに、フォークで食べている。魚の骨などは隣にいる朱乃さんと小猫さんが取ってくれたので助かっている。アーシアさんはすでに箸をマスターしているのに。

 

「先輩、こっちの魚。骨を抜いておきました」

「ん?ああ、ありがとう。小猫さん」

 

 そう言って、魚の塩焼きを口に含む。

 

 うん。美味い。だが、俺は塩ではなく醤油にしてすだちと大根おろし、と一緒にいただたかった。まあ、我儘言ってもしょうがないだろう。それに作ってくれた朱乃さんに失礼だ。

 

 そして夕食を食べ終えた俺らは今日の反省会を始める。

 

「さて、今日はどんな感じだった?」

 

 部長が話し始めると、祐斗が初めに話し始める。

 

「イッセー君の前に、コーキ君と戦いましたが、一撃も与えることが出来なかったです。それと、自分にかけている欠点も言われて改善しているんですがこの通りです」

 

 そう言って祐斗は掌を見せる。その手には肉刺(まめ)がたくさんあり、多くが潰れていた。それを見たアーシアさんがすぐに治療した。

 

「ここまで剣を振るなんて……。コーキ、祐斗の欠点はなんだったの?」

「いや、正直欠点じゃないんですけど、スピードでダメージを補ってるとは思うんですけど、やはり重さが足りないと思いました」

「なるほど。次は小猫」

「はい。私は一番最初にコーキ先輩に見てもらったんですが、祐斗先輩と同じ一撃も良いものを当てることが出来ませんでした」

 

 そう言うとさすがに部長は二人が一撃も入れられなかったことに驚いている。

 

「まさか、二人がここまで手が出ないとはね」

「はい。驚きましたわ」

「で、小猫にはどんなアドバイスを与えたの?」

「小猫さんにはフェイントにも殺気があまり乗ってなかったのでフェイントのほうにも殺気を乗せてやってみてもらいました。最初に比べてはとても上手くなってます」

 

 それを聞いた部長は頷き、小猫さんは嬉しそうにしていた。あの時はあまり褒めてなかったからだろう。まあ、始まったらあまり、褒めないんですけどね。

 

「アーシアは?」

「はい。私はコーキさんにイメージするものを自分の分かり易いものから派生していくということを教えていただいて朱乃さんに教えてもらったことができるようになりました!」

「へえー、すごいじゃない」

「すげーぞ、アーシア!」

 

 部長とイッセーはアーシアさんを褒める。嬉しそうに笑うアーシアさん。良かったですね。

 

「で、イッセー。あなた今日の修行をしてみてどう思った?」

「……一番俺が弱いと感じました。まだ、コーキとは合同でしてないけど、それでもたぶん木場や小猫ちゃん、アーシアより駄目だしをくらうと思っています」

「そうね。それは確実ね」

「まあ、そこら辺はちゃんとしてあげるから心配しないでいいよ、イッセー」

 

 イッセーにそう伝える。

 

「朱乃、祐斗、小猫はゲーム経験がなくてもはぐれ悪魔討伐なんかで実戦経験は豊富だから、感じをつかめば戦えるでしょう。あなたとアーシアに関しては実戦経験はないはね。それでもアーシアの回復、イッセーのブーステッド・ギアは無視できないものよ。だから、最低でも逃げれるぐらいの力はほしいわ」

「逃げるって……。そんなに難しいんですか?」

「イッセー。逃走って言うのは相手に背中を見せて走らなきゃいけないんだ。無防備になるといってよくなるから、地の利を活かしたり、罠をはって時間を稼いだりしないと案外難しいんだ。まあそれを使わずに逃げ切れる人がいたらそれはそれですごい才能なんだけどね」

「コーキの言うとおり。実力が拮抗してるならまだしも、差がありすぎる相手にしたら殺してくださいって言ってるようなもの。だから、そういう相手から逃げるのも実力の一つ。二人に逃げ時ってものを教えるわ。もちろんめんと向かって戦える術もね」

「はい」

「了解っス」

 

 二人は返事を返した。

 

「食事も終えたことだし、お風呂に入りましょうか。ここは温泉だから素敵なのよ」

 

 温泉。たしか、アイスランドのブルーラグーンと違って天然ものの湯が湧き出ているものと聞いたことがある。それに日本らしい風物を取り入れて魅力を高めているものと聞いたことがある。

 

「温泉かー」

「温泉といえば!」

「僕は覗かないよ、イッセー君」

 

 何のことだろう?覗くって。

 

「バっカ!お、おまえな!」

 

 イッセーは何に慌てているんだろうか。全く分からない。

 

「あら、イッセー。私たちの入浴を覗きたいの?」

 

 ん?温泉って皆一緒に入るものじゃないのか?部長はクスっと笑って言った。

 

「なら、一緒に入る?私は構わないわ」

 

 そう言うとイッセーは何か衝撃を受けたみたいだ。というより、なんでそんな話しなのかみんなに聞いた。

 

「すいません。温泉ってみんなではいるものじゃないんですか?アイスランドにいたころは大きなところで男女混合で皆入ってたんですが?」

「ああ。あなたは日本の温泉を知らなかったわね。日本はブルーラグーンと違って裸で入浴するのよ。常識だから覚えておいたほうが良いわ」

「そうなんですか。危うく、水着を着てはいるところでした。ここは日本ですし、郷に入って郷に従えですね」

 

 日本にはそんな文化があったのかと感嘆する。

 

「なんなら皆で入る?もちろん女子全員が許可したらだけど」

「私は構いませんわ。殿方の背中を流してみたいかもしれません」

 

 朱乃さんは良いようだ。というか、未婚の女性が簡単に裸を晒して良いものなのだろうか?

 

「アーシアは?愛しのイッセーがいるなら大丈夫よね」

 

 そう部長が言うと顔を赤くしながら首を縦に振った。えっ、日本の女性って簡単に裸になるものなんですか?あっ、でも、部長さんやアーシアさんは日本の女性じゃないから日本の文化なのか?

 

「最後に小猫は?どう?」

 

 部長が言うと小猫さんは両手でバッテンを作った。

 

「……いやです」

 

 うん。そんなことはなかった。やっぱり、これが普通だと思う。イッセーはそれを聞いてものすごく落ち込んだ。しかし、顔を上げて何かをしようと決意を固めた瞬間

 

「……覗いたら、恨みます」

 

 崩れ落ちた。うん、まったくわけが分からない。

 

 そんな感じでほぼ生気を失ったイッセーを祐斗とともに引きずって温泉に向かい、入った。その時、イッセーがしきりに部長たちがいる敷居を見ていたがとても残念そうだった。

 

 だが、女性陣の楽しそうな会話を聞いていると次第にニヤニヤし始めて気持ち悪かった。まあそこら辺は気にしないでおこう。

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