初詣でもと近くの神社にお参りしたら、雷が落ちてきて死んだウルトラマンオタクな俺、龍崎蓮司は、今、白い空間でおじいちゃん(本人曰く自分の死の元凶)に土下座されています。何とかしてくれ。
「あの、俺、あまり怒ってませんから。顔を上げてください。」
「そんなことを言われてもな…わしの不注意がおこしたことじゃぞ?本当に怒っとらんのか?」
「はい。親はいないし、彼女にも振られたし、何にも思うことはありませんよ。」
「そうか。それならありがとう。しかし、わしの不注意がおこしたことじゃ。何か特典を付けて、別な世界に転生させてあげよう。」
「いいんですか!それなら是非!」
「うむ。しかし、転生する世界はくじで決めることとなる。それに合わせて特典を決めてくれ。」
「わかりました。」
「「それでは、くじを引くとしよう。」
そう言って神さまがいつの間にか出現していた箱に手を突っ込み、一枚の紙を取り出すと、とても驚いていた。
「あの、どうかしたんですか?」
「ん?ああ、君が転生する世界についてちょっとな」
「どんな世界なんですか?」
「それがの、『推しの子』と『ウルトラマンR/B』のクロス世界のようなんじゃ。」 「『ウルトラマンR/B』はわかりますが、『推しの子』ってなんですか?」
「それはの、おっと、ネタバレは厳禁じゃったわい。」
「そうですか。では、そろそろ特典の方を…」
「おっと、そうじゃったな。では、特典はどうする?」
「んーと、ロッソとブルに変身する人はいるんですよね?」
「そうじゃな。湊兄弟ではないが、いるぞ。」
「なら、ジャグラスジャグラーの人間体の容姿と剣術、チェレーザの頭脳、ルーブジャイロとオーブリングNEOをください。」
「わかった。望みの物をあげよう。…それでは、いくかの?」
「はい!」
「それでは、良き転生ライフを!」
その言葉とともに、俺の意識は薄れていった。
気が付くと、俺は子供になっていた。
「今は…5歳か」
どうやら俺の名は蛇倉誠というらしい。…そのまんますぎないか?
「施設暮らしで親は不明…と。まあいい。それで、特典は、と、おお⁉」
なんと、ルーブジャイロを思い浮かべた途端に、俺の横に小さな黒い穴ができた。恐る恐る手を入れてみると、何か硬いものにあたった。しかし、どうにも違和感があったので、取り出してみると
「いやなんで蛇心剣?ありがたいけど…お、手紙だ。」
『うまくやっておるかの?特典はこの中にすべて入れてある。ルーブクリスタルについては自分で探してくれ。剣術だけあってもいけないから蛇心剣をサービスしておいた。うまく使ってくれ。』
「なるほどな。まあ、しばらくは使わないだろ。飯食おうっと。」
だが彼は知らない。その施設にて、驚愕の出会いがあることを。