突然だが、恋人同士の付き合いというのは、口約束の最上位だと思う。
かっちりしたタイプは書類等を用意するのだろうが、大半のカップルはそんなことはなく、お互いに好きだと言い合って、手を握って唇を重ね、周りからお似合いだといわれるなり、婚前のあいさつなりをし、体を重ねて結婚まで行くのだろうと思っている。
お互いがお互いを想っていなければ成立しない契約関係。
口約束のみでされた金の貸し借りより、よっぽど脆い。
片方がもう片方を想わなくなった時が、関係の終わりだ。
とまぁ、この年で悟ってはみたが。
「碧。ほっぺにクリームついてる、なめてあげる」
「普通に手で取れ。舐めるのは家だけだって言ったろ」
「ふふ...碧もだいぶ絆されてる。最初は舐められるのも嫌だったのに、今じゃこんなに」
「誤解を生む言い方だけはするな」
どうしてこうなっちゃったんだろうなぁ。
いやほんとに。
試しで付き合ってと言われて、今日で4日目。
別に不自由を感じているわけでもなければ、早く終わってほしいとも思ってない。
特に続いてほしいとも思っていなければ、どうして今まで手を出さなかったのだろうとも思ってない。
つまり、いつもと変わらない。
「碧、どうかした?」
「...いや、何も。変わんないなぁって」
「変わらない?」
「...一人の時と、今と。思考は変わんないなって思って」
「それは、私といても楽しくないってこと?」
「違う」
はっきりと言えた、はず。
少なくとも、楽しくない訳ではない。
「...持論で悪いんだけど、何もしなくていいって、気にしなくてもいいってことだと思ってるんだ」
「私のことを、気にしてない?」
「なんていうか...ごめん、出てこない」
言葉がうまくまとまらない。
悪い癖だ。
「...碧の世界に、私の存在が邪魔じゃない、ってこと?」
「...そう、かも」
「そっか」
少し笑った、気がした。
俗に言う蛙化現象みたいなのは怒ってないみたいだ、一安心。
...安心?
なんで、安心した?
「...碧、難しい顔してる。どうしたの?」
「...いや、睦が笑ってくれて安心して。なんで安心したんだろうって」
「...碧、私のこと考えてくれてるんだ。嬉しい」
「...睦は、もし1週間経って、合わないって言われたらすっぱり諦めるのか?」
前にも聞いたけど、週の折り返しになった今、改めて聞きたかった。
「...本当は、ずっと一緒がいい。碧のことは好き、だからずっと一緒がいい」
「...うん」
「でも、碧が嫌だって言うなら、私は諦める。碧の嫌なことは、無理強いしない。私は、碧に辛い思いをさせたくない。だから、落ち着いたら、答えを聞かせてね」
愛が重いわけではなく、こちらを慮る理性はある。
俺は、どうしたらいいんだろう。
もう付き合っちゃえよ!!!!!!!!!!!!
率直に言って
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おもろい
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おもろくない