迷う心の在り処   作:ユイトアクエリア

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限界芋オタク女子概念:神崎碧


diversum:異なる世界 しかし 気づくことはない

「...服装よし、メイクよし、持ち物よし、チケット...は電子。よし!」

 

私、神崎碧!

AveMujicaの追っかけやってます!

 

活動初期から追ってるガールズバンド、AveMujica。いや、AveMujica様。

なんてったってビジュが神!仮面付けてるけど全員めちゃくちゃかっこよくてかわいいの間違いなし!

特に私の推しはGt.&Vo.のドロリス様!

王子様と錯覚するような見た目、心地いい歌声...。

はぁ...抱かれてみたい...。

 

「って、やばやば、もう家出なきゃ!」

 

現在時刻は午後2時。

開場が5時で、開演が6時だから、結構ぎりぎりに見えるけど、大丈夫。

グッズ販売とかはあるにはあるけど本人たちの意向なのかほとんどグッズは出てない。

だから初期のほうに買い揃えておいた私勝ち組ってわけ!

その分財布には致命傷だったけどね...致命傷なら大丈夫ってどっかの王様も言ってたし問題ないでしょ。たぶん、おそらく、絶対に。

だからこうしてゆったり電車に乗ってても問題ない。

AveMujica様の曲を聴きながらAveMujica様の現地へ向かう...こんなにうれしいことはない...。

 

SNSでグッズ情報を見漁っていると、やっぱり売り切れ情報が多数出ている。

だから最初に買っとけと言ったのに。言ってないし買ってないけど。

 

それにしても...ドロリス様のお声しゅき...。

これを現地で食らってしまった暁には、私は燃え尽きてしまう...。

とか言いつつこれでナンバリングライブ...失敬、マスカレードも3回目とかなので、私は3回死んで3回蘇ってるってことだね。私ってばタフだね。

 

『次は~...――』

 

おっと、今日の現場の最寄に到着した。

今日の箱はアクセスが最高に終わってる代わりに音響が最高にいい場所。天与呪縛にもほどがある。

現在時刻は4時10分前。つまり3時50分ごろってことね。

最近の若者これが読めないってマ?

 

「ん~...空気がおいしい。さすが自然豊かな大地。心安らかなりって感じ」

 

道行く人々の半分が、何かしらグッズを付けている。

とはいえ、AveMujica様は顔売りをしない。

この大ガールズバンド時代にビジュ売りしないってものすごい挑戦だよね、好き。

 

「ちょっと暑いな...もうちょっと遅くてもよかったかなぁ」

 

日差しが強い。

今が春に差しかかる冬だということを加味しても、若干暑い。あと焼ける。

日焼けについては会場着いたらどっちみちローブ着るし問題ない。暑さに関しては日が沈めば落ち着くだろう。

ちなみにローブの意味として、私たちも共犯者ってことだけど、共犯だねってドロリス様と駆け落ちはしてみたい。

 

そんなことを考えていたら、本日の現場に到着。

現在時刻は4時半過ぎ。

本日のお席は愛の力で最前S席をぶち抜いたので、まずはS席グッズ交換から。

ビジュ売りグッズは出さないだけで、こういうところのグッズは出してくる。

本日の特典はパーカー。うーん好き。

私みたいな限界芋オタク女子はパーカー大好きなので、喜んで共犯者になっちゃう。

みんなもAveMujica様にメロついたほうがいい、絶対人生幸せになれる。

ちなみにカプ戦争は喜んで冷笑する。さすがにドロオブ一強すぎるので。

リバも食えます!あぁでもオブモーの姉妹カプもいいな...。

 

パーカーを交換して頬ずりしつつ着用。

うーん、これは普段使いナンバーワン。

胸元にある申し訳程度のワンポイントロゴが最高にクール。

職人の魂を感じます。

 

と、入場開始のアナウンスが響く。

 

近年手荷物検査が厳しくなってて、パンパンのリュックとかで来ようものなら検査に5年かかってしまうので、ウエストポーチで参戦。リングライトは装備済み。多分防御力+2ぐらい。

ローブがギリ入ったポーチを採用したためローブを着たらマジですっからかん。

ほとんど空のウエストポーチを確認されて、金属探知を通過して場内へ。

ワルツに導かれながら最善席へ着席。

 

さて、マスカレードにご招待されますかぁ。

 

 


 

『本日の公演は――』

 

「...はぁ...」

 

生きててよかったぁ~!!!!!

私の人生全部AveMujica様にあげりゅ...あげたい...しゅきぃ...。

あまりにも最高マスカレードすぎている、無事優勝、無事死亡。

本当にありがとうAveMujica、私の望む世界がここにある。

 

4thMasqueradeの招待状も無事頂けたことだし、あとはチケットをぶち抜くだけ。

持ってくれよオラの口座...。

心を落ち着かせるために近くの公園のベンチで休憩。

どうせ明日も休みなんだから、ゆっくりしていこう。電車もしばらく混み混みだろうし。

 

家帰ったらどうしようかな。

AveMujicaのライブがあるってだけで生きてる。

それ以外は、もうどうだっていい。

 

私は、器でありたいのかもしれない。

 

「...帰ろ」

 

ライブの余韻をすべてぶち壊した思考に嫌気が刺した。

今日はもう、帰って寝よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




カスメンタル絶好調すぎて自分に対して何もないのはマジで何?
これが生物学上女性の思考なのはまずくない?

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