「...暇だな」
はい、絶賛入院中の神崎碧です。
無理させたのが原因なんだとしたらガタが来るのが遅すぎるしな。
でも別に結核だの肺炎だのは結果は出なかったんだよな、びっくり。
まぁでも、薄々分かってたことかもしれないね。
「マジでガタ来てただけなんかなぁ」
「それ以外考えられませんわね」
わぉびっくり。
「いつ来たの?お疲れ」
「今さっき、暇だなとか言ってた時からですわ」
それ最初からっていうんですよお嬢様とか言ったらマジで息の根止まりそうだから一旦黙った、俺偉い。
とか思ってたら突然祥子がしゅんとしだした。
「...その、申し訳ありませんでしたわ。碧に振る仕事量をオーバーさせた私の責任ですわ」
「いや、多分俺がなんでもかんでもやり過ぎたんだと思うよ、じゃなきゃ倒れるわけないもん」
「ですが」
「いいんだよ、神さまがそんな顔すんな」
...俺のせいでムジカが終わってしまうのだけは避けたかったのにな。
「なぁ、祥子」
「は、はい」
「ムジカ、やめんなよ」
「え、あ、はい」
「その、なんだ。気に病むなよ。俺がいなくなろうが、ムジカは」
そこまで言った瞬間、病室のドアがガタンと鳴った。
そこには、顔面蒼白どころか真っ青の睦がいた。
「む、睦?」
「碧、ダメ、ムジカ、やめないで、ダメ、ダメ」
「ちょちょちょ待て待てまだ辞めるなんて言ってないし」
「いなくなるって言った、ダメ、絶対ダメ」
「違う違う仮定の話別にやめる気さらさらないけどこの状態が続くとって思っただけ」
自分でも驚きの早口で弁明すると、睦はようやく顔に血色が戻った。
今なら人型ロボットのOS書き換えできそう。
「やめ、ない?まだ、ムジカ、やってくれる?」
「...もっかい倒れたら、考えもんかなぁ。までも、それまではやるさ」
「...よかった」
俺の手を両手で握って、そこに顔を埋める睦。
なんかいけないことした気分なんだけど、いやしたのか。
ハラキリした方がいいかな?いいよね?
いやだめか、ここでハラキリはマジで睦に何が起こるかわかりかねる。
一旦睦をよしよしするなどしながら、心を落ち着ける。
「碧、碧」
「...その顔やめて、俺が変なことしてるみたいだから」
頼むから白目になるのはやめてマジで。
「頭撫でられるの好き、もっとして」
「あー...はいはい」
「...お付き合いされてらっしゃるの?」
「んなわけ。というか、死に体の俺にそんな価値はない」
実際、これは事実だ。
必要だなんだといわれても覆せるものじゃない。
割り切らねばならないのだ。
「実際、生い先は長くないかもな」
「なぜです?」
「...まぁ、これは後々言おうと思ってたんだけど」
覚悟を決める時かもしれない。
祥子のお母さんの話を聞いてから、
「...血統の問題?」
「血統...というと、遺伝とかの話ですか?その...ご家族は、何かご病気を...?」
「ま、そうだね。って言っても、生み親と育て親は別だし、生み親の事は知らなかったんだけど」
吸って吐く。何に怯える?
もちろん、これからの事。
「最近聞いたよ。俺、祥子のお兄ちゃんなんだって」
衝撃の新事実~(坊青タヌキ)
割と急ピッチな気もしてますが、はい。
これもルイナス同様もともと考えてました、だいたいいつもライブ感で書いてるけどいつか豊川の血統であることを明示しとこうと思って、これによって
・ギターを位置替えしようと出来てしまう
・ほかの楽器も同様
・人から異様に好かれる
っていうのが説明つくわけですね
これがやりたくて血を吐かせました(カス)
年始からやってた不穏ラッシュはこのためだったんですねぇ
いや、瑞穂さんの病気の遺伝が碧に全部行ったので祥子は元気なんですっていう曇らせを、ね?(カス)
大丈夫です、死なせませんので(最大級のネタバレ)
率直に言って
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おもろい
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おもろくない