公安特捜班・黄金週間事件簿   作:新庄雄太郎

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南と高山が広域手配犯の捜査をします。


L特急「雷鳥」加賀の女

4月下旬に、連休が始まった。

 

今の時期は、黄金週間である、観光客や里帰りする人が多くなってくる、車内ではスリや置き引きが多発する時期である。鉄道公安隊には休息はないのだ。

 

「いいな、みんなは黄金週間で旅行や里帰りするとはな。」

 

「ぼやくな、ぼやくな。」

 

と、松本は言った。

 

「俺たちは、旅客の安全を守るのが我々の使命なんだから。」

 

「そうですよね。」

 

「ええ。」

 

そう言って、我々は仕事にとりかかった。

 

「どうした、高山。」

 

「あっ、主任。」

 

「休みを取って、何処かへ行こうかなって。」

 

「そうだよね、そろそろ休暇を貰って旅行したいよな。」

 

と、岩泉が言った。

 

「そうですよね。」

 

「ええ。」

 

だが、この日は事件が起きることは誰も予想はしなかった。

 

京都駅

 

1人の女が、駅のホームで列車を待っていた。

 

「えーと、次の北陸線の特急「雷鳥13号」は8時39分か。」

 

と、電光掲示板を見ていた。

 

京都駅に、8時39分に発車する北陸本線経由のL特急「雷鳥13号」に乗って金沢へ、金沢から七尾線に乗り換えるのだ。

 

ファーンピィーッ!。

 

彼女が乗ったL特急「雷鳥13号」は京都を8時39分に発車した、達仁と千歌たちが乗ったL特急「雷鳥」は上沼垂色でヘッドマークには立山に住む雷鳥が描かれている、雷鳥には富山行と金沢行と新潟行に分けている、色は国鉄色と上沼垂色の二つである、達仁と千歌たちが乗ったL特急「雷鳥13号」は大阪8時10分発を発車し 新大阪8時15分 京都8時39分 敦賀9時35分 鯖江10時01分 福井10時10分 芦原温泉10時22分 加賀温泉10時33分 小松10時43分 金沢11時03分 石動11時19分 高岡11時30分 富山11時45分 滑川11時59分 魚津12時06分 黒部12時21分入善12時21分 糸魚川12時46分 直江津13時12分 柏崎13時35分長岡14時00分 見附14時08分 東三条14時17分 加茂14時24分新津14時37分 終着新潟14時49分、約4時間の旅である。新大阪、京都に止まり列車は湖西線に入り、窓の外に琵琶湖を眺めながら近江塩津駅に通過すると右手から北陸本線の線路が近づいてくる、やがて合体し特急「雷鳥13号」は湖西線から北陸本線に入る。

 

11時01分、特急「雷鳥13号」は金沢に到着した。

 

金沢市は本州にある石川県の県庁所在地です。江戸時代の面影が残る地区や、美術館、伝統工芸で知られています。17 世紀に造営がはじまった兼六園は、池や噴水などを取り入れた古典的な庭園で知られています。隣接する金沢城は、一向一揆の拠点であった浄土真宗の「尾山御坊」が攻め落とされた後、1580 年代に本格的な建城が行われた。

 

そして、女は金沢駅で下車して金沢市内へ向かった。

 

浅野川

 

「きっと、あの人が来てるわ。」

 

と、言ってひがし茶屋街へ向かって行った。

 

「おーい。」

 

「あっ、やっと来たか。」

 

「ええ、今京都から特急に乗って金沢へ来たの。」

 

「そうか。」

 

この日、南と高山は東海道新幹線に乗り、京都からL特急「雷鳥」に乗って金沢へ向かった。

 

「えっ、広域手配犯17号が新幹線で逃亡した。」

 

「ああ、そうだ。」

 

「その男が、京都から新幹線で下車して逃走したって事ですか。」

 

「ああ、その可能性がある、行方を追ってくれ。」

 

「わかりました。」

 

そう言って、南と高山は金沢へ向かった。

 

「やはり、手配犯は金沢に入るのですかね。」

 

「ああ、確か女と一緒だって言っていたな。」

 

「ええ。」

 

兼六園

 

日本三名園として有名な兼六園。国の特別名勝に指定されています。広大な園内には築山、池、茶屋などが点在しており、それぞれの景観を楽しみながら廻遊する庭園となっています。四季を通じてさまざまな自然美が堪能でき、雪から木の枝を守るために施される“雪吊り”は金沢の冬の風物詩として、ぜひ見てみたい景色です。夜のライトアップでは幻想的に彩られた庭園が広がります。

 

「ええ、奴はどこへ行くんですかね。」

 

「金沢辺りで、目撃されているからな。」

 

「ん。何だあの人は。」

 

「どうした、高山。」

 

「あの男かな?。」

 

「似てないか、高山。」

 

と、南は言った。

 

「ああ、似ていますね。」

 

そして、1人の男を見つけた。

 

「間違いない、17号だ。」

 

「待てーッ。」

 

気づいた男は、その場で逃げだした。

 

「くそっ、何でここが分かったんだ。」

 

「僕が推理したのさ。」

 

「ちくしょー。」

 

と、高山は17号を確保して、手錠をかけた。

 

「よしっ、これで解決だな。」

 

「ええ。」

 

 

 




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