ファンタジー学園ゲームに転生したので金魚のフンになります   作:テムテムLvMAX

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タイトルからバラしていくスタイル


パーフェクトゲーム、ワタクシの勝ちですわ。

 おはよう、深遠なる眠りから目覚めたエリン君だよ。

 

 今日は遂にエイツとクインティアが決闘を行う日だ、互いに強力な手札があるしここぞと言う切り札もある、何よりも手の内を互いに知っているから裏を突くこともできない。

 

 

「決闘者は前へ。作法により決闘前に宣誓を行ってもらう。エイツ・エルジャン、決闘における宣誓を。それに続けてクインティア・デイリンド、決闘における宣誓を」

 

 

 No.15がこの場を取り仕切る、決闘など勝負を取り仕切るのは代々【ルールゲイザー】と決まっているらしい。そこまではゲームでは聞いたことはなかった、また一つ賢くなったぜ。

 学園には決闘を行うための特別な施設がある、コロッセオと言うのだがこれがまたかなり本格的なコロッセウムで絶界魔術レベルの出力を誇る魔術防壁が貼られた全周観客席の闘技場なのだ。

 

 この世界で魔術屋してたらよく分かるのだが阿呆ほど金が飛び出していく施設だ、維持費だけで試算だが月1000万フォルは下らない。頻繁に決闘が行われるならまだしも月一で有れば良いぐらいなんだぞ、改めて王立学園の財力を思い知らされた形だな! 

 

 

 話が脱線したがようはそんなコロッセオでクインティアとエイツが戦うのだ。

 どうやらエイツの宣誓が始まる、ここぐらいは聞いてやろう。

 

 

「私、エイツ・エルジャンは決闘に勝利した場合、クインティア・デイリンドがハイクラス以下の学生と行動を共にすることを禁じる」

 

 

 まぁそうだろうな、エイツはそう言うやつだから……

 

 

「私、クインティア・デイリンドは決闘に勝利した場合、エイツ・エルジャンが謝罪する事を求めます。地に頭を擦り付けて平服なさい」

 

 

 こちらもまたその通りの宣誓だ、クインティアやってしまえ! エイツをぶちのめせ! 

 

 

「Boo! Boo! エイツを叩きのめせー!!!」

 

 

 あっクインティアがサムズアップしてくれた、あのお嬢様ノリが良いな……? 

 されどエイツも取り巻き連中が野次を飛ばしている、貴族といえどこの程度か……(自分を棚に上げるクズ)

 

 なんて一人で騒いでいると隣に来たクーネさんが隣へやって来た、何やらニコニコしているようだが良いことあったのだろうか。

 

 

「話によるとクインティアさんに熱烈アピールしたみたいですね」

 

 

 おや、いきなり雲行きが怪しくなってきたぞ……? 

 

 コロッセオではまさに決闘が始まろうとしているようだが、どうやらそれどころではないようだな。このクーネさんからはモヤが見えるんだが気のせいだよな? 

 

 

「両者構え、始めっ!!!」

 

 

 試合開始の合図とともにクインティアは全身全霊の……全身全霊だと!? それってもうアレしか無いよ!? 

 

 

「グラビティデス!!!」

 

「はぁっ!? ちょまっ! 死ぬっ! ギャァァァァァァ!!!???」

 

 

 入学テスト時よりも数段大きな暗黒球体が馬の全力疾走レベルでエイツを追いかけ回していった、あっ飲まれた。吐き出された。場外だ。障壁で守って器用に逃げたな、最悪死んでたぞあれ……塵一つ残らず消滅という形で。

 

 

「場外! 勝者、クインティア・デイリンド!」

 

「パーフェクトゲーム、ワタクシの勝ちですわ」

 

 

 まぁクインティアがあっさり勝った、だがクーネさんの腹の虫がおさまらないようだぞ何故だ!? 

 

 

「エリンさん! なぜ私をパーティに誘わなかったんですか!!! 酷いじゃないですかぁ! もう! ウキウキして待ってた乙女心返してくださいよぉ!」

 

 

 予想は付いていたがここでそんな大声で話すな! 周りの視線が突き刺さる突き刺さる、段々周りの人の僕を見る目が変わってきた、まるで僕が二股をかけたような……それこそ待ってくれよ弁明の余地はどこへ消えさった?! 

 

 

「待ってクーネさんお願いだからここで怒らないで……」

 

「駄目でーす! 私プンプンなんですよ! ……ですがアシュレイ君が変わってくれたから良しとします〜」

 

「あぁそう……アシュレイが……あ、ああ、アシュ……レイが?」

 

 

 今全身が硬直している、重い石が全身に括り付けられたようだ、本当にあり得ない方向から矢が飛んできたような感覚である。

 

 

「はい! 快く変わってくれました、やっぱりリーダー嫌だ〜って言ってましたよ」

 

 

 ほ、ほほ、ほほは、ホワーイ! ホワイ! なんまじなんなななんなんなんなわなや!!??? 

 落ち着けっ! ……よし、なんでアシュレイは変わったんだぁぁぁぁぁぁぁ!!!??? お前のためのパーティ編成なんだぞこんちくしょうめがぁぁぁぁぁぁ!!! 

 

 お前お前お前ーっ! ……今更クーネともう一回変われというのは普通に失礼の極みなので出来ない……ダンジョンどうするつもりだよ……アレ? そうなると大敗してプライドボロカスなエイツは結局邪魔してくるのか、世間体よりボロカスのプライドが許さないだろうから結局ダンジョン迷子は発生するじゃないか。

 

 狂った計算が一周したぞ! ここまで揃ったのに肝心のアシュレイがパーティに居ないのが欠点だな! 

 

 

 クインティアの勝利も喜びたいが、更に大きな問題をどうにかしなければいけない、世界のために女の子を泣かせたくはないからなぁ、何と言うしがらみまみれか……

 

 

 

 

 

 

 僕は一体どうすれば良いんだ!!! 

 

 

 

 

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