《悲報》異世界転生モノなろう作家さんガチで異世界に転生しまうwwww 作:匿名希望
コレが社長との最後の約束だ。
『異世界転生モノなろう作家の異世界転生計画』を。
ポケットの中から【異世界転生作家達のルールブック】を取り出す。ルールブックはまるで手帳の様で大きさも普通の手帳とは変わらない。こんな事をしてる場合じゃない。良い加減そろそろ仕事をするか。
えっと…。
『20■■年某日。泣く子も黙る丑三つ時。異世界転生モノなろう作家達《該当者》は何らかの原因で死に転生をする。目を覚ました時には時すでに遅く…自分達が書いた小説の世界に転生していた。戻るにはあらゆる方法で物語(二度目の人生)を完結(終了)させる事』
後は…。そうだ異世界モノのお約束のアレを忘れてた。
『主人公達は最初にピンチ(命の危機に至った時)になった時にチートを手に入れる。それを活用して生き延びる事』
これで良し。後これとあれと…。よしやっと最後の仕事が終わった。その解放感で俺は伸びをした。そして忘れない内に最後にこう書き込んだ。
『このルールブックに書いてある事は守る事。そして守られねばならない』
これで良し。最後に書き込んだ内容を良く確認した。
良しこれで俺の仕事は終わった。後は帰って寝よう。ルールブックで書き込んだ内容が現実に起こるまで10分かかる。10分待ってからでも良いか。
俺は喫煙所に行って煙草を吸う事にした。
ストレス発散して屋上に戻ってきたら眠くなってきた。まだ時間もある。横たわってウトウトする事にした。それぐらい良いだろう。俺はアラームを設定して仮眠をする事にした。
『ゥ…ァァ…!………ァァァァ』
…周りがうるさいな。近くで犬でも騒いでるみたいだ。犬のおまわりさんじゃないと良いけどな。まあ人語じゃないからそんなことは無いか。と言うか屋上にしては寝心地が良い。なんか柔らかい。まるで草みたいな…。
俺は眠い目を擦りながら体をゆっくり持ち上げようと思った。明かりが眩しい…なんか冷たいな。ふと顔を上げるとそこには涎を垂らして口先女の様に口を大きく開けた顔だけのモンスターと目が合った。
「ハッアアァァァァッ!?」
驚きすぎて身体が持ち上げられなかった。でも逃げなきゃいけなかったのでブリッジの体制で全速力で逃げた。
腕が取れそうになったが命が取られるよりはマシだ!そう自分を説得して死ぬ気で体を動かす。
何とか…。振り切ったみたいだ。取り敢えず自分のほっぺたを思いっきり引っ張ってみた。
俺は頭を振る。そんな訳無い。異世界に行くのは…。転生するのは転生作家だけだ。
俺は対象外な筈だ。もしかしたらあのルールブックに書いた時に何か間違えたのかもしれない。俺は懐からルールブックを出して確認する。が…。寝る前に見た内容と変わらなかった。
じゃあ何で俺は異世界にいる?奴らと同じタイミングで異世界に転生した筈だ。って事は俺も死んだのか?
ルールブックの内容は変わらない。間違えても無いなら。他に元から書いてあったとかか?あの社長がやる事だ。わざと俺に言ってないことがあってもおかしく無い。
ルールブックを最初から最後のページの隅々まで読み返すと途中のページにこう書いてあった。
『記載された内容には宮原純も該当する事。』
宮原純とは俺の事…つまり…あのクソ社長は最初から俺も異世界転生させるつもりだったらしい。
こうして…俺も異世界転生生活を送る事になった。取り敢えず社長の顔を殴りたい。いや殴らせろ。勝手に該当させるなぁ!
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