アクアちゃん曇らせ   作:ヤンデレ好き

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感想・評価ありがとうございます。

もう他の作品等で気付いている人がいると思いますが、私は感想には基本的に返信しません。
なぜなら、返信するだけで気力を消耗してしまうからです(糞雑魚)。


ついでに衝撃的な事実をお伝えします。
私は百合が好きです。TSも好きです。BLも場合によっては受け入れます。

オレたちは皆、生まれた時から自由だ。



side:あかね①

 

 

 

 

 

「あかねは精一杯やってるんだ。気にしなくていい・・・ちゃんと俺が防波堤になるから」

 

 

所属事務所の社長から怒声と罵声を浴び、肩を落として去っていくマネージャーの後姿を見て、私は後悔と自分自身への怒りを感じていた。

 

「わ、私が不甲斐ないから・・・頑張らなきゃ。頑張って・・・爪痕残さなきゃ・・・」

 

私は手元にあるメモ帳を見て、今が黒川あかねの役者人生最大の危機であることを痛感しながら、こんな状況になった経緯を思い返していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「恋愛リアリティショー・・・ですか?」

「そう!・・・候補したタレントは多かったんだけどな・・・なんとかあかねの出演を勝ち取ることが出来たんだよ。ネット配信の番組だが、うまく活躍出来れば知名度アップのチャンスになる!」

「な、なるほど・・・!」

 

 

いつものように稽古している途中、嬉しそうな顔をしたマネージャーがやってきたのが始まりだった。

 

私は界隈では天才女優なんて呼ばれてるけど、世間的な知名度そのものは大したことない。

2.5次元の舞台なんかは年々盛り上がり続けているけど、一般的な舞台は逆に人が減り続けていて、演劇業界そのものに逆風が吹いているのが現状だ。

 

『劇団ララライ』に所属出来て、舞台でも客観的に見て活躍は出来てる・・・と思う。

でも世間一般での知名度は中々上がらなくて、そうなるといくら女優としての実力があっても儲からないと事務所が困る。

ついでに報酬の取り分が事務所と8:2の私も結構収入が厳しい。

 

・・・この業界で知名度はとても大切だ。

名前がどれほど売れているかどうかで貰える仕事の質も量も全然違う。こっちから営業をかけるにしたって、無名の役者と売れてる役者では扱いが天と地ほど違う。

私も駆け出しの頃は苦労した・・・いや、苦労してるのは今も同じか。

 

だからこそ、今回マネージャーが仕事を持ってきてくれたのは嬉しかった。

カメラ演技の経験は少ないけど、まったくないわけじゃない。他のキャストは一人を除いて全員演技に関しては素人って話だから、頑張れば活躍出来るんじゃないかって思った。

 

不安な要素もあったけど・・・

 

 

恋愛リアリティショーはリアルさが売りだから、あんまりガッツリ演技は出来ない。

視聴者にやらせだと思われてしまう可能性は少しでも排除しなければいけない。

 

 

つまりは素の自分で挑むか、素の自分のイメージを崩さない程度のキャラ作りでやらなきゃいけないということ。

事務所の方針としては、ありのままの『黒川あかね』を広く知ってもらうために、キャラ作りは可能な限りしないようにということだった。

 

「色々慣れないことも多いかもしれないが・・・でも大丈夫さ、劇団ララライの天才女優が、本当は努力家で真面目ないい子、ってことを世間にアピールするのは悪くない」

「い、いい子だなんてそんな・・・」

 

努力家じゃない役者なんて私が知る限りはいないし、性格は真面目くらいしか取り柄がなくて、いい子っていうのは悪いことが出来るくらいの度胸がないだけ。

 

自他ともに認める地味な子。それが私だった。

 

正直、こういう番組で映えるような性格じゃないのは自覚しているけど、仕事を取ってきてくれたマネージャーのためにも、何とか頑張ろうと思った。

 

「ははは・・・もしも不安なことがあったら、些細なことでも俺に相談してくれ。ただ、俺も恋愛リアリティショーについてはあまり詳しくないから、現場ではディレクターに話を聞いてみるのもいいと思う。経験豊富な人らしいからな」

「はいっ、わかりました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不安と期待を胸にやって来た撮影当日、覚悟はしていたはずなんだけど・・・私は色々と衝撃を受けることになった。

 

 

「皆さんは各々、自由に会話して頂いて構いません。ただ、定点カメラのアングルにだけ気を付けてください」

「(本当に台本ないんだ・・・え、話題とかも自分で考えなくちゃいけないの?全部?)」

 

台本がないとは聞いていたけど・・・せめて会話する内容の話題を指定してくるとか、それくらいはあると思ったのに。

演技のことならいくらでも話せるけど・・・

 

「カメラマンが寄った時には、出来たらでいいんでその時してたやりとりを要約した会話をして頂けると助かります」

 

会話の要約なら何とか・・・いや、そもそも何を話せばいいんだろう。私、恋愛経験ないし、男性と仲良くなるための会話ってなんだろう・・・?

でも最初だし、まずは当たり障りのない話で・・・そもそもどう動けばいいのかな。立ち位置とか・・・教えてくれないのかな・・・ど、どうすれば・・・

 

 

い、いやいやいや!弱気になっちゃだめだ!

女優の私がこうなんだから、演技未経験の他の皆はもっと大変なはず。もう一人の役者の星野さんだって、私より経験年数は少ないんだから苦労するだろうし。

 

むしろ、ここは私が他の皆を引っ張って、フォローしてあげないと!

 

「(よし!私が頑張って番組を盛り上げよう!そうすればマネージャーも喜んでくれる!)」

 

・・・なんて、番組が始まって最初の頃は希望を持ってたんだけど、収録を重ねるたびに私は自身の力不足を思い知らされることになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(ど、どうしよう・・・このままじゃ・・・)」

「どしたのあかね、大丈夫?」

「あ、えと、何でもないよ・・・」

「そう・・・?」

 

収録の合間。

俯いて暗い顔をしている私が気になったのか、ゆきが話しかけて来たけど何とか動揺を誤魔化す。

 

 

番組ももうすぐ中盤を過ぎるのに、私はまったく目立つようなこともなく、視聴者からも一番影が薄い人間と認識されてしまっていた。

 

 

ディレクターさんはとても良い人で、私は頻繁に話を聞きに行っているけど、そのたびに快くアドバイスをしてくれる。

アドバイスの内容は全てメモしているし、実際の収録でも実践しようと頑張ってはいるんだけど・・・

 

 

今はゆきとノブくんのカップリングが番組の中心になっていて、そこにケンゴさんが加わって三角関係が築かれている。

メムちゃんとアクアちゃんはコンビを組んで賑やかし要員としてのポジションを確立してる。

 

 

 

私は・・・何もしてない。何も出来てない。

 

恋愛リアリティショーは演出はあるけど、比較的演者が自由に動くことが出来ることがわかった。

臨機応変に動ける人ほど、番組内で活躍しやすいといえる。

 

私だって、舞台上ではアドリブでセリフを変えたり臨機応変に対応出来る。他の役者のフォローをしたことだって少なくない。

 

 

でも、恋愛リアリティショーには台本がない。

常にアドリブのようなものだし、自由に動けると言っても常に定点カメラやカメラマンさんを意識する必要がある。

 

 

他の皆の邪魔をしてしまいそうで、いまいち大胆に動けない・・・というか、私は元々引っ込み思案だから演技せずに素で、となると途端に出来ることが少なくなる。

 

メムちゃんとアクアちゃんがよく絡んできてくれるから、私は最低限カメラに映ることは出来ているけど・・・

 

せっかくディレクターから貰ったアドバイスも碌に活かせていない。

 

他の皆を引っ張ってフォロー?

それどころかフォローされっぱなしなんですけど・・・

 

「(どうしよう・・・)」

 

悩みながらも事務所に戻り、いつもの稽古を行う。

稽古中は今の状況を忘れて没頭できるからいいな・・・

 

本当はこんなこと思っちゃいけないけど、私は今回の仕事を受けたことを少し後悔し始めていた。

 

 

 

それでも稽古を終えたら少し気分がすっきりしたので、私はマネージャーを心配させないように、出来るだけ明るい表情を維持したまま、レッスン室の鍵を返そうとして───

 

 

 

 

 

───マネージャーが、社長に怒鳴られているのを聞いてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして冒頭に繋がり、私は自分が思っていたよりも切羽詰まった状況であることを自覚した。

 

 

・・・このままじゃだめだ。

何とか目立って結果を残さないと。

 

そうしないとマネージャーに迷惑がかかってしまう。社長だってせっかく私を起用してくれたんだから・・・期待に応えないと・・・

 

 

焦っちゃダメなのはわかってるけど、もう番組も終盤に入ってしまう。

時間がない・・・早く何とかしなきゃ!

 

 

私は起死回生の助言を貰えないかと、ディレクターに頼み込んでいつもより具体的な話をしてもらった。

 

「目立つためにはどうすればいいかって・・・?そりゃ、ゆきからノブを奪う悪女ムーブだよ。これが出来たらキャラが立つし、間違いなく目立てる」

 

悪女・・・そんなの舞台でもやったことない。奪うって・・・ゆきとノブくんの間に割って入るの・・・?

二人とも最近はずっといい雰囲気なのに。ゆきの恋は応援してあげたいのに、それを奪うなんて、そんなこと私には・・・

 

「もちろんこれは指示とかじゃない。でも、こういうの出来る子が売れるんだよねぇ」

 

売れる・・・私が目立って売れれば、社長は満足してマネージャーも怒られずに済む。

が、頑張らないと・・・頑張って目立たないと・・・!!

 

 

 

 

 

───それから私は必死に動いた。

ゆきには申し訳ないけど、二人が話している時にケンゴくんやノブくんを連れ出して引き離す。

 

なるべく男性陣と二人きりになるようにして、頑張ってお話しして出番を作ったり、家で作って来たクッキーをプレゼントしたり。

 

 

・・・でも、全然ダメだった。

 

 

ケンゴくんもノブくんも私に合わせてくれているのがわかる。わかってしまう。

二人とも友達としては仲良くなれたけど、私のことを異性としては見ていない。私だってそうなんだから、甘酸っぱい空気になるわけがない。

 

私とは反対に、ゆきはノブくんに対して本気の好意を見せているし、二人が一緒にいるだけで現場の空気が変わる。それに、ゆきは私が強引にノブくんを連れ出しても何も言ってこなかった。

 

 

 

私が焦っていることを見抜いているから、気を遣ってくれているんだ・・・

 

 

 

SNSで視聴者の反応をチェックしても、私に対する反応はとても少なく、それどころか冷たい言葉が散見された。

 

悪女ムーブが成功したからじゃない。ただの邪魔者としてしか見ていないんだ。

実際、私をいらないという人はたくさんいるのに、私の悪女ムーブで盛り上がって面白い、という意見は皆無だった。

 

 

今のままじゃ積極性が足りないんだ・・・もっと、もっと強気で行かないと・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんどん焦りが強くなっていて・・・この時の私は責任感とプレッシャーでおかしくなってたんだと思う。

 

このままだったら、私はそのうち何か問題を起こしていたかもしれない。

 

 

・・・けど、そうはならなかった。

それが良いことなのか、悪いことなのかは・・・少なくとも、この番組においては悪いことではなかっただろう。

 

 

ただ一つだけ、確かなことがあるとしたら・・・

私はこの番組で、人生においてかけがえのない人と出会ったということ。

 

それだけは真実だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ラブラドール好きって言ってたよね!あっちにでっかいラブラドールいた!」

「えっマジ!?」

 

 

校舎の外、渡り廊下の近く。

さっきまでは青空が広がっていたのに急に曇って来て、今にも雨が降りそうな気配がしていた。

 

・・・せっかくケンゴくんと話していたのに、ゆきが連れ出そうとしてる。

自然な誘い方で、私のいつものやり方がどれだけ粗いものか思い知らされる。

 

 

ふと、先ほどの休憩中にゆきから言われた言葉を思い出した。

 

 

『私は私が一番目立つように戦う・・・悪く思わないでね』

 

 

・・・ゆきは本気なんだ。

本気でこの番組の主役としての座を確固たるものにしようとしてる。

 

だったら私も・・・!!

 

 

・・・頑張って戦わなきゃ・・・私に期待してくれてる人のためにも・・・!

 

 

その時、具体的に何をしようとしていたのか、たぶん私自身よくわかってなかった。

ただ、とにかく必死にゆきを止めるために駆けだそうとした瞬間───

 

 

「っ」

「!?」

 

 

───後ろから片手を掴まれて、思わず足を止めてしまった。

 

 

「(あぁ・・・なんで・・・なんでなの・・・?どうしてこんな・・・)」

 

 

振り向かなくとも誰がいるのかわかる。

 

 

・・・それは、先週の収録から始まった。

 

私がケンゴくんとノブくんと話そうとするたび、横から入ってきて邪魔をする。

二人を連れ出すこともあれば、私に話しかけて来て、私が相手をしている間にゆきに二人を連れ出されてしまう。

 

そのせいで私は思うように動けなかった。

最初は困惑した。ただの偶然だと思ったけど、それが何度も続くから意図的にやってることはすぐにわかってしまった。

 

 

・・・気づけば苛立ちが募っていた。

 

 

仲良くなれたと思ったのに。

私のことを憧れの女優だと言って慕ってくれて、私は嫌じゃなかった。ううん、正直すごく嬉しかった。

番組内でのポジションだってすでに決まっていて、ゆきたちの三角関係にはほとんど関わらないと思っていたから、気を遣わないで話すことが出来ていたのに。

 

「・・・あかねさん」

 

初めて会った時は驚いた。

とっても綺麗な子で、でもどこか陰があるような・・・年齢にそぐわない大人っぽい雰囲気もある。

ちょっとだけ怖いと感じたこともあるけど、話してみれば妹さん思いの優しい子なのはすぐに分かって、仲良くなるのに時間はかからなかった。

 

「向こうで一緒に話しませんか?」

 

休憩中や収録後に一緒に食事する時でも、私はこの子と話している時間が一番多かったと思う。

私とは性格の相性がよかったのか、この子となら無言の時間も嫌いじゃなかった。演技についても詳しいから私が一方的に話すことも多かったけど、嫌な顔一つせずに聞いてくれて嬉しかった。

 

「あの、私・・・あかねさんと、もっと───」

「───やめて・・・」

「・・・え?」

 

この子といるのは楽しかった。

番組が終わってからも、友達として関係を続けていけたらいいなって思ってた。

 

 

でも・・・こんなことされたら私・・・

 

「やめてよ!!」

「っ」

 

掴まれていた手を思い切り振り払う。

 

感情を抑えきれなかった。

力不足の自分自身に対する怒りと現状に対する焦り、その感情が一時的に全て目の前にいる人に向かってしまった。

 

つまりは八つ当たりだ。

自分自身の不甲斐なさを棚に上げて・・・情けない。

 

もうカメラが撮ってることなんて頭になくて、私は抱えていた激情をそのまま吐き出した。

 

 

「どうして邪魔するの!?私のこと応援してくれてると思ってたのに!なんで急にこんな・・・!」

 

 

怒りのままに言葉を吐き出していた私が顔を上げると、眼前にいる少女・・・アクアちゃんの顔が視界に入って───

 

 

「・・・」

「あ・・・」

 

 

───アクアちゃんの目から、一筋の涙が頬を伝い落ちていた。

私に振り払われた手をもう片方の手で抑え、悲し気に顔を歪めている。

 

アクアちゃんはいつもは感情表現が控え目だから、こんなにはっきりと悲痛な顔をされてしまうとギャップでさらに衝撃を受けてしまう。

 

 

・・・一気に頭が冷えて、同時に後悔が押し寄せて来る。

 

「(わ、私、何やって・・・!?)」

 

活躍出来てないのは自分自身の力不足が原因なのに・・・自身への怒りを共演者、それも慕ってくれていて番組ではフォローまでしてくれてる年下の子にぶつけるなんて・・・!

 

「あ、あの、私──」

「ごめんなさいっ」

「・・・へっ?」

 

咄嗟に謝ろうとする私より先に、謝罪の言葉を投げかけてきたのはアクアちゃんだった。

 

「私・・・わかってたんです。あかねさんが結果を出そうと頑張っていて、そのためにケンゴさんとノブさんに近づいてることも・・・」

 

言葉を紡ぎながらも、一歩一歩、ゆっくりと私に近づいてくる。

・・・異様な雰囲気だった。何かを言わなくちゃいけないのに、私はアクアちゃんに気圧されてしまって声が出なかった。

 

「最初は応援しようと思った・・・でも私、今のあかねさんを見ていたら・・・」

 

頬を僅かに赤く染めて、声音は今まで聞いたことがないしっとりとしたもの。

まるで恋する乙女というか・・・

 

「我慢できなかった・・・男の人と話してるあかねさんを見ていたら、私・・・胸が苦しくて・・・・・・仕事だとわかっているのに、どうしても・・・」

 

・・・なにより、その目だ。

一度でも目を合わせたら、そのまま吸い込まれるような錯覚を覚えてしまう。

どうしても目を離すことが出来ない、不思議な輝きを宿した・・・星のような瞳。

 

「あかねさん・・・」

「あ・・・」

 

背中に硬質なものが当たる感触がして、その時になって初めて、私は校舎の壁際まで移動していたことを自覚した。

どうやら、距離を詰めて来るアクアちゃんに合わせて、私は後退していたみたいだ。

 

「私じゃ、駄目ですか・・・?」

 

もうアクアちゃんは目と鼻の先まで迫っていた。

私よりわずかに身長が低いせいか、上目遣いになって潤んだ瞳を私に向けている。

 

 

・・・私はもう、まともなことを考えることが出来なかった。

頭の中が真っ白になって、自分が今どういう状況になっているのか把握出来ない。

 

「(やわらかい・・・かわいい・・・いいにおい・・・まつげながい・・・かわいい)」

 

すでに互いの体はほとんど密着していて、僅かな息遣いも完璧に聞き取れてしまう。

目も、鼻も、耳も・・・全てがアクアちゃんの情報でいっぱいになってしまって、脳が情報を処理しきれず思考が麻痺してしまっていた。

 

「あかねさん・・・」

 

囁くような声と吐息を感じて背中がゾクゾクしてしまう。

 

同時にゆっくりとアクアちゃんが顔を寄せて来て、私の顔との距離がどんどん縮まっていく。

距離が近づけば近づくほど、私の視界にはアクアちゃんの瞳しか映らなくなっていく。

 

「(きれい・・・)」

 

 

そのままゆっくり、ゆっくりと近づいていき、お互いの鼻が触れ合うほどの距離になって・・・そして───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




・黒川あかね
 原作と違って大炎上することはなかったが、代わりに受難が始まった。
アクアちゃんと色んな意味でずぶずぶな関係になる・・・かもしれない。

これからもの凄く苦労することになるあかねちゃんを応援してください。


ベリーショートなあかねちゃんも好きなので、原作のようにするかちょっと迷ってます。
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