注意、この小説はギャグです。なので論理的思考で読んだり、推奨されません。頭を空っぽにして読む事をオススメします。
退魔の剣に選ばれた蛮族
なっ、え、な…何あれ…?森の中で裸で佇んでる…妖精?見た事ないけど…ハッ!?もしやアレが噂のコログと言う奴ではないのか…!?いやでも流石に無理があるな。
と言うか金髪碧眼に加えて整った顔立ちの無駄の無いイケメンなのに片手に枝と鍋のフタって…もしや魔物の類か何か???あ、よく見ると弓矢も装備してる。
「……」
「うわっ、こっち来た(ドン引き)」
逃げようとした矢先、こちらの存在に気付いた変態はズンズンとこちらに歩みよって来る。すると、どうした事だろうか。見た目によらず相手は"こんにちは、初めまして"と礼儀正しく挨拶して来たのである。
しかもその仕草から見て、相手からかなりのオーラを感じる。それはまるで歴戦の戦士。熱く侵略する炎の如き力強さと、冷たく冴え渡る水の如き知性と、生命を癒す森林の如き優しさ。それらを兼ね備えた超万能スーパーハイリア人だと自分は感じた。
………まぁ格好は
自分もやや遅れ気味に返答をした後に「こんな所で何をしているのか?」と聞くとイケメンハイリア人は"魔物を倒しに"と答えた。
「……えっ、その格好で?」
うん。と相手は頷く。
「……死なない?」
ジャスト回避してラッシュ決めれば問題ない。と言う。
「……youは何故魔物を倒しに?」
美味しそうな肉を焼いてたから取りに行こうと思って。と答えた。
OK理解したコイツ蛮族だわ。見た目に騙されたけど中身ゴリゴリの野蛮人だわ。話こそ通じるけど頭おかしいわ。
……あれ?ちょっと待てよ…?まさか親切な知らないおじさんの言ってた剣士って……いやいや。そんなまさか、いやいや。
「ちょっとお聞きしますが…貴方、退魔の剣に選ばれたりとか?」
「……?」
よしセーフッ!セーーーフッッ!!そうだよな、流石にコイツじゃないよな退魔の剣に選ばれたって言う剣士は!こんな森の中で裸になっている変態が剣士などとそのような事があろう筈がございません。
きっとこの人は知らないおじさんと同様に台地出身の原住民か何かなんだろう。嫌な予想が外れ、ひと時の安堵に浸る自分。
…しかし森の奥からプギャァと言う鳴き声が響き、自分は警戒態勢に入る。さっきの声はボコブリンか!しかもこの感じは複数…!
不味いな、ここは森から脱出して……ってちょっとオイ、待て!アンタどこ行く気なんだ!?
なんと言う事だろうか、目を離した隙に半裸の変態が魔物の鳴き声が響いて来た方向へと走って行ったではないか。
何を考えているんだアイツ!?と内心で愚痴を呟きつつ追い掛ける。
走っている最中、剣士が行く先に魔物の群れを発見する。こちらには気付いてないがこんがりと焼かれた大きなケモノ肉を囲んでいる。数は1、2、3…合計で5体だ。それを前に半裸の変態は魔物達の横を突っ切ると、そのままケモノ肉を掴み自身のポーチに突っ込んだ。
「や、やりやがった‼︎マジかよあの野郎ッ やりやがった‼︎半裸の変態すげぇッ!」
……って、感心してる場合じゃないんだよ!スリングショットを手に俺は魔物達に狙いを定める…が次の瞬間、俺は唖然とした。
何故なら金髪の男は手にした木の枝を使って眼前のボコブリンの横面を殴打し始めたのである。魔物達が困惑してる中お構い無しに1発、2発、3発と枝で殴り付けそのままボコブリンを1体倒したのだ。
……えっ?枝で倒し……え゛っ゛?
直後、こん棒を手にしたボコブリンが金髪に向かって襲い掛かるが紙一重で攻撃を回避すると反撃と言わんばかりに無数の(木の枝による)殴打を魔物にお見舞いしたのである。
「えっ…強い?強すぎないアイツ?」
しかし先程の乱撃により枝が折れ、丸裸になった変態。それを好機と見たのかボコブリンの一体がこん棒で殴りつける…が片手に持っていた鍋のフタを攻撃のタイミングと合わせ弾き、衝撃をズラす事で魔物の体勢を崩す。
見て分かる高度なテクニックを披露すると、彼は背負っていた弓矢でボコブリンの額を撃ち抜いた!
「ギィ…ギャッア!」
その直後、後方から飛び掛かって来るボコブリン。気づくのに遅れた金髪の男は鍋のフタを構えて防御を取る。
「そらっ!」
「ギィ!?」
だが横槍を入れる形で俺はスリングショットで矢を放ち、魔物の首元に命中させる。一瞬こちらに視線を投げかけた彼は落ちているこん棒を拾い上げ魔物の懐に飛び込む。すると身体を大きく捻り力を溜め込んだ後、力を放出するかのように回転しながら魔物の腹部に力強い殴打を打ち込んだ。
「ギャァァアーーッ」
断末魔を上げながらその身を紫の靄に変えて息絶えるボコブリン達。アレほどいた数の魔物がこうも簡単に倒された事実に自分は夢でも見ている気分だった。
人類の敵、脅威であったあの魔物達がものの数分でこうなるとは思いもしなかった。
「…っと、なぁアンタ怪我は無いか?」
そう訊ねると問題ないと言わんばかりのジェスチャーで返して来る。まぁあの戦い方見るとそりゃそうかもしれない。ハッキリ言ってあの動きは只者じゃない。村の門番を務めている大人や旅人、ゴロン族のダニエルさん達とは比べ物にならない強さを誇っていた。
途中手出しをしてしまったが、正直なところ自分は必要なかっただろう。
…ん、どうした?何か用?…え、"ここで待ってて"だって?
そう言うと半裸の男は男は何処かへと向かう。そして数分もしないうちに金色に輝く何かを手に戻って来た。
「これは…ガンバリバチのハチミツ!もしかしてこれを俺に?」
そう聞くと彼はサムズアップで答える。先程の援護のお礼のつもりなのだろう。この感じからしてわざわざ採れたてを持って来てくれたに違いない。かたじけねぇ!お言葉に甘えてコレは貰って……うん?ちょっと待って
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ(ハチ達が迫る音)
「ギャァァアーーーーッ!!」
やばい!ハチ達が自分の巣を取り戻しに来た!…ってオイ、コラァ!自分だけ逃げてるんじゃねぇぞ変態コラァ!!
▼ ▼ ▼ ▼ ▼
あの後なんとか逃げ切った自分達。おのれ変態め…せめて渡すならハチを追い払ってからにしろよマジで…!そう愚痴を吐きながら息を整えている間、その変態である張本人は呑気に焼きケモノ肉を齧っていた。
こ、こいつ…!と握り拳を作っている自分だったが、ふと後方にある物に気付く。そこにはハテノ村の物と比べて一回りも二回りも大きな女神像が鎮座してあったのである。
「め、女神様の像!?こんな所にあったのか…!」
──ビルダー、よくやりました
「うおっ!出たな女神様の名を騙りし魔神!」
──は?(威圧)
う……っと、そんな脅しに屈するか!例え相手が神だろうが何だろうが今回のは誤魔化せんぞ!台地に飛び移る直前の不自然な風船の破裂!どう考えても意図的なモノ。それはアンタの仕業と俺は考えている。
偶然にしては出来すぎている上に、そもそも貴女が本当に女神様なのかも疑わしい。そこら辺どうなんだ、ええ?
──いや、アレに関しては私は知りませんよ。
「それじゃ誰がやったと言うんですか?親切な知らないおじさんが自作自演の為にやったとでも?そうだとしたらショックで寝込みますよ???」
そう問い詰めている俺だったが、ふと後方から響く言葉が耳に入った。"あぁ、あの気球に乗ってたの君なんだ"その一言に俺は思わず固まった。
「…え、お前なの?バルーンを弓矢で撃ち抜いて来たの」
そう問うと彼は"撃ち抜いたら何か落とすかと思った"と答えた。ハハハ成る程ハハハ。コイツ殴るわ(鋼の意志)。そう決めた俺がハンマーを取り出した瞬間、頭の中に声が降りて来る。
──そうですか、そうですか。貴方はそう言う人種だったのですね。よく理解しました。
「い、いや…あのちゃうんすよ女神様」
──ほう、随分と都合の良い事を言いますねビルダー。いや、ビルダーの名を騙る魔神の手先と言った方が良いですか?
「ほんッッとうに申し訳ございませんッッ!女神ハイリア様を魔神と称したこの愚かなビルダーをお許しくださいッ!」
女神像の前で五体投地を行う。後方で"何してるんだお前"と言う変態の視線を感じるが今はどうでも良い。今はただ自分の申し訳ない気持ちをぶつけるのみである。
──…良いでしょう。貴方は使命に従い、無事に退魔の剣に選ばれし剣士を見つける事ができました。なので今回は不問とします。
「ははーッ!感謝の極みでございます女神様……ちょっと待ってください。剣士?」
女神様の怒りを鎮めたやかと思うと、耳を疑うような情報が入って来た。え、剣士…?退魔の剣に選ばれた剣士って……これが!?この変態が!?
──ビルダーよ感謝します。退魔の剣士リンクは未だ目覚めたばかり。何故か彼に何度も呼びかけても一切の反応を示さず心配でビルダーを派遣する事になりましたが…こうやって無事を確認出来て安心しました。
話によるとこの変態…いや退魔の剣士リンクは100年前に起きた大厄災で命を落としたが回生の祠なるもので現代に蘇ったと言うのだ。はぇ〜、君って思った以上に凄い人なんだなぁ。
関心の意を示していると女神様が像を介してリンクに告げる。
──さぁリンク。姫巫女の呼び掛けに応え厄災を討ち倒すのです…!
自分は今、今後歴史上に残るであろう重大な場面に立ち会っていると直感する。現状厄災に対抗できるとされる退魔の剣、それに選ばれたとされる剣士リンク。
自分達の住む地であるハイラルは魔物の脅威に脅かされている。それに加えて研究所で盗み聞きした限りではかつて人を護らんとされし
この暗い未来に満たされた世界を変えるかもしれない存在こそ、自分と歳が変わらないように見える彼だと言うのだ。
そんな彼は女神ハイリア様の命を受け、今立ち上がらんとす……ちょっと待って。ねぇ、とりあえず焼きケモノ肉食べるのを一旦止めようか?今、女神様が大事な話をしているからさ、後で美味しい飯作ってあげるから…だから話を聞いてあげよう?ね?
「………」
自分がそう言うとリンクは無言でこちらに訝しんだ目を向けた後に口を開き、次のように言って来た。
"あのさ、さっきから誰と話してるの?"
「えっ」
──えっ
………。
……………。
…………………。
「い、いやいや。何を言って…さっきから頭の中に声が降りて来てるだろ?君は姫巫女?って人の呼び掛けに応えて厄災を討ち倒すって」
顔を引き攣らせながら俺がそう彼に告げると"厄災ってなに?"と答えた。うーん?ちょっと待って、ちょーーっと、待とうか。ヘイ、ヘイ女神様。ちょっと良いですか?コレどう言う事です???…あれ?ちょっと女神様?おーーーい。
「……あの女神、接続切りやがった」
都合が悪くなった途端に
えぇ…コレどうすりゃ良いんだよ。
「どうやらお困りのようじゃな」
その声が聞こえて来た方に向くと、そこにはフードを深く被った高齢の人がいた。あ、貴方は…!先程の親切な知らないおじさん!何か知ってるんですか!?
「回生の祠。それは傷付いた身体を癒すとされているが、その者は100年と長い眠りに付いておった。その影響で記憶が抜け落ちてしまった可能性が考えられるのう」
な、成る程……と言うかもしかしなくとも、さっきまでの女神様との会話聞いておられました?
「ほほ、どうだかのう?」
うーん、変な感じに返事するなこのおじさん。まぁ親切だから良いけども…そしてリンク、君は松明を手におじさんの周りをウロウロするのはやめなさい。コラ、松明の先っちょを知らないおじさんに押し付けようとするのやめなさい。
やめ…、おい。ちょっと……やめろって言ってるでしょうがァ!(ハンマーで小突く)
すると、カチャリと彼の腰元にあった謎の板が落ちる。よく見ると謎のマークが入っている…いや、見覚えあるな。確かコレってハテノ村の研究所で見たシーカー族のマークか?なんでこんな物が…と疑問に思いながら拾うと、ピロンと聞き慣れない音が響いた。
「えっ、何コレは」
その直後、板に謎の地図らしきシルエットが浮かび上がったと思うと、とある一点を指し示すように光が点滅している。コレは…もしかして台地の地形を表しているのか?
『……ク』
「ん?」
『リンク…リンク…やっと声が届いた…シーカーストーンを……その場所に……』
「いやリンクじゃないです」
『えっ』
何処からか響いて来た女性の声にそう返事すると、どことなく気不味い雰囲気が流れる。ここは嘘でもリンクと自称しておくべきだったか?と一瞬考えたが、流石に本人を前にそれは駄目だなと結論付ける。
そんな事をしていると、フリーズしていた女性の声が問いかけて来る。
『え、それでは貴方は一体…?』
「あ。失礼、自分はビルダーです。貴方の言うリンクならそこで……オイ、親切な知らないおじさんを囲むように薪を置くのやめろ。おじさん凄い困惑してるだろ!」
『……えっと…とりあえず、そのシーカーストーンを地図に指し示している場所へ持って行って欲しいのですが……』
「自分が?それならリンク本人に頼めば良いのでは」
『かれこれ三日三晩近く語りかけているのですが一切リアクションが無くて……』
…成る程、女神ハイリア様が言ってた姫巫女?と言うのはこの声の持ち主なのだろう。しかしリンク本人が声聴こえてないってどう言う事なの?お前退魔の剣に選ばれたんだよな?厄災討伐の鍵となる人物なんだよな?
「まぁいいか。おーい、リンク。ちょっと一緒に来て欲しいんだけd…なんでお前、おじさんを焚火で囲んでるの!?」
変な儀式を始めてるんじゃねぇよ!おじさんが困惑どころか迷惑してるだろうが!良いからこのシーカーストーン?なる物に表示されてる所に行くぞオラァ!
▼ ▼ ▼ ▼ ▼
「なぁにこれぇ」
リンクと共にシーカーストーンに示された場所へ行くと、そこには変なオブジェがあった。もしやこれが噂の古代技術とやらなのか!?
『さぁリンク……と、ビルダー。そこにシーカーストーンを置いてください』
「ふぅん?コレをここに置くと……リンク、ぶっちゃけさ。コレを置くとどうなると思う?」
そう聞くと彼は"爆発とか?"と答える。うーん、やっぱり君も罠っぽいと感じるかぁ。正直置きたくないなぁ…このオブジェを壊して素材回収とか出来たりしないかなぁ?
『いやいや、罠じゃありませんし、壊そうとしないでください!それをセットしないとタワーが起動しないんです!』
はぁ…とりあえずコレをセットすれば良い訳ね?じゃリンク、コレをセットするのお願いしてもいい?何が起きても君なら何とかなるだろうし。
そう言いながら渡すと彼は台座のような所にシーカーストーンを嵌め込む。すると板と台座が反応したのか、カシャカシャと動き始める。
その直後台座から謎の音が響く。
シーカーストーンを確認しました シーカータワーを起動します 揺れに注意してください
「えっ?起動?と言うか揺れってどう言うこ…とォォ!?」
直後襲い掛かる凄まじい揺れに俺達はマトモに立つ事が出来なくなる。なんぞコレ!?天変地異か!?世界の終わりか!?と考えつつ懸命に踏ん張っていると、下から押し上げられるような感覚を覚える。そして…気がつくと、俺達は高い塔の上に立っていた。呆然としてる間にシーカーストーンに謎の雫が落ちたかと思うと凄く詳細な地図が表示。それに呼応するかのように城の方からヤバそうなイノシシが顔を出して、解説を始める謎の声。
うん、待ってくれたまえ。情報の洪水をワッと一気に浴びせかけるのは。
姫巫女(仮)さん、頼むからリンクに貴女の声が聞こえてる前提で解説するのはやめてくれ。俺を介して伝えさせるのはやめてくれ。そしてこんな大掛かりな仕掛けが用意されているなら事前に教えて欲しかったんだが。
…ヨシ、OK落ち着いた。一旦降りよう。降りて今の状況を再確認するとしよう……待てリンクお前。ここから飛び降りようとしてるんじゃない。
分かった、フックロープ貸してあげるからそんな飛び降り自殺で下へ向かおうとするんじゃない!それだと下じゃなくて別の意味で上へ昇る事になるから!
そんな訳で降りた俺達。ついでに親切な知らないおじさんも何処からかパラセールなる物で滑空してやって来た。え、何それ欲しいんだけど。
「塔の上での一部始終はワシもこっそり覗かせてもらった。どうやらお主達は城の方から誰かの声を聞いた…と言った所かのう?」
「す、すげぇ…!当たってる!」
おじさんが俺達の事情を的中させた後、リンクが"そうなの?"と呟く。うん、ちょっと静かにしてようか。
おじさんが言うには城の方で見えたものは厄災ガノンと呼ばれており、100年前からずっと城に取り憑いていると言うのである。加えて姫巫女の事情から察するにもうすぐでアイツが本来の力を取り戻し世界がヤバいとのこと。
そこでこの台地から降りるにはおじさんの持つ『パラセール』が必要なのだが、欲しいなら台地に存在する4つの祠を回って行けとのこと。
成る程成る程…と言うわけで頑張って来なよリンク。
"ここで奪い取ればいいのでは?"
「君、実は蛮族か何かなのでは?とりあえず力に身を委ねるのはやめろ。知らないおじさんの言う通りにして祠回って来なさい」
『…あの、少しよろしいでしょうか?』
「あ、暫定姫巫女の人」
『暫定って……その、ビルダーと言うのは物作りに長けていると聞いた事があります』
「みたいですね」
『それならば…その、パラセールを作ってしまえば良いのでは?』
「………それだッ!」
そうだよ、俺ビルダーじゃん!みた感じパラセールの構造って簡単だから作れるじゃん!
「いや、ワシとしては祠に回って欲しいのだが…」
「祠なんか後で好きなだけ(リンクが)回りますから!さーて、さっさと作ってと…」
──ビルダー、聞こえますかビルダー
「女神様、その挨拶好きですね!?…って言うか今まで何で静かにしてたんですか。色々あって大変だったんですよ」
リンク関連のことで!主にリンク関連のことで!(大事な事なので2回言った)
『こ、この声は……?』
「あ、暫定姫巫女さん。こちら女神ハイリア様によるありがたい神託となります」
『ハイリ──!?』
あ、姫巫女さんが固まった(気がする)。とりあえず放置して、一体何用なのか聞いてみる。もちろんパラセール作る手は止めない。
──お聞きなさいビルダー。パラセールは神聖な力で作られております
「成る程……ちょっと待ってください女神様、嫌な予感がするんですが」
──御察しの通りです。パラセールは特殊な構造で出来ているので今の貴方では作り出す事は出来ません。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ゛!ゴミカスゥゥ!!」
またこの流れかよォォ!なんで神聖な力が妨げにしかなってないんだよォ!
主人公(ビルダー)
変態と会ってから精神的に疲れる事が多くなった。一応主人公。名前はまだ無い。神聖な力と特殊な構造が嫌いになった。
リンク
未だパンツ一丁の姿。服は宝箱の存在に気付かなかったので回生の祠に置いて来た。記憶と共に知能を筆頭とした色々なものが抜け落ちてる。女神や姫巫女の声が聞こえていない。
姫巫女(?)の人
声しか聞こえない存在。リンクが目覚めてからずっと語りかけて来たと言うのに全然反応が無かったので若干涙目になっていた。
知らない親切なおじさん
姫巫女(仮)や100年前の事を色々知ってる人。リンクによって松明押し付けられたり、焚火で囲まれたりと意味不明な被害を受けてたりする。パラセールを寄越せ、それも一つや二つではない…全部だ!
一気に登場人物が多くなった上に情報量が凄い事になって来ました。
どうして…(電話猫)