ウマ娘総集編   作:社畜松本

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初の百合になります。
ガイドラインに気を配りながら書いたつもりです。
キャラ崩壊してるかもしれないから気をつけてね。



今回のターゲットは、シンボリクリスエス。
顔ヨシ、身体ヨシ、声ヨシと3連コンボ揃った作者イチオシのウマ娘です。




〜其の壱〜 シンボリクリスエス

トレセン学園には、数々の顔がいい女たちがいる。そこで私は思った───────イケメン女子たちを自分に依存させ、百合ハーレム作っちゃお★ってね。

正直、イケメンな女の子が自分の欲を理性で必死に抑えている姿は女である私もゾクゾクするほど興奮する。

好感度はもう上げてある。あとは肌をチラリと見せるだけでコロッと落ちてしまうだろう。

 

 

「ぐふっ」

 

 

思わず気持ちの悪い笑みが漏れる。

これから、私だけの『楽園(エデン)』ができ上がる──────────ッ!!!

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

「…」

 

 

トレーナー室には、ほのかにコーヒーの香りが広がる。

お互いの間に会話はない。しかしそれは、心からリラックスしていることの表れであった。現に、隣に座るクリスエスの尻尾はトレーナーの手に巻きついていた。

 

 

「この部屋暑いね、クリスちゃん」

 

 

そう言っておもむろにシャツの胸のボタンを二つ外し、少しはだけさせて襟をぱたぱたとさせてみる。

そしてチラリとクリスエスの方を伺ってみる。さすがの彼女も少しは気になってチラ見して…─────────

 

 

「…」

 

 

否、思い切りガン見している。はだけた私の胸元を、文字通り穴が空くほど凝視している。これはもしや、彼女の中に眠る獣を呼び覚ましてしまったのだろうか。

 

 

「トレーナー…服が───────」

 

 

クリスエスは私の襟元を直そうとしたのか、こちらに手を伸ばそうとした。しかしその瞬間、私はその手を勢いよくこちらへ引き寄せた。

すると案の定彼女はこちらに倒れかかり、私を押し倒すように覆い被さった。

これなら、いくら寡黙な彼女だろうと理性を刺激されるはず───────。

 

 

「sorry──────バランスを…崩した。今、どける」

 

 

そうだった…彼女は素直な分、どこか鈍感というか天然なところがあったことを忘れていた。

しかし、そんなことはできない理由にはならない。こうなったら、ここは私から押していくしかない…ッ!!!

 

 

「クリスちゃん…」

 

 

「…?─────どうか、したか?」

 

 

私は、覆い被さった彼女の首に腕を回す。

彼女は不思議そうな顔をして私を見つめる。改めて近くで見ると、彼女はとても綺麗な顔立ちをしている。

透き通ったターコイズブルーの瞳は、私の心臓の鼓動を早める────。

 

 

「んむっ…!」

 

 

「んっ…─────!」

 

 

そして気づいた時には、彼女の唇を奪っていた。柔らかい唇の感触、そして感じるほろ苦いコーヒーの味。彼女は拒むことなく、ただじっとしているだけ。

 

 

「はぁ…クリスちゃん…」

 

 

彼女から唇を離す。珍しくクリスエスはキョトンとしている。普段の彼女からは少し想像もできないくらい珍しい顔だった。

 

 

「───────これは…Kiss、か…?」

 

 

珍しく、彼女は困惑しているようだった。

 

 

「嫌、だった…?」

 

 

「hmm…──────よく、分からない。だが…────悪く…なかった」

 

 

自分の唇を確かめるようになぞるクリスエス。

彼女の頬は僅かに上気しているようだ。

 

 

「なら、わかるまでしよっか」

 

 

「───────…!」

 

 

それから、私たちは確かめ合うようについばむようなキスをした。

時間の流れも忘れ、満足するまで何十回も何百回も。

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

次の日、クリスエスは図書室に入り浸っていた。

手一杯に抱えた本は、全て恋愛系のものばかり。マンガ形式だったり、文学形式だったり。

しかし、どれに目を通しても『アレ』には深く触れられていない。

 

 

(あの時の、感覚…トレーナーの、唇……don’t know…)

 

 

ふと、自分の唇に触れてみる。

思い出す──────自分とは違う柔らかさの唇が重なり合う感覚。顔に熱が帯び、体も火照ってくるあの感覚。

しかし、不快では無い。むしろ、心地よいくらいだった。

 

 

「…」

 

 

ふと手元にあった本をパラパラとめくってみる。すると、深く折り目のつけられたページが必然的に開いた。

そこにはなんと、彼女が求めていた『アレ』についての記事があったのだ。

 

 

「…っ!──────I see…とても、勉強になる」

 

 

結局、彼女はひとしきりその本を読んだ後、借りて帰った。

その際、カウンターで手続きしたロブロイがひどく赤面していたのは言うまでもない。

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

あれから彼女は、トレーニングに支障が出ない範囲で勉強を始めたようだ。

その様子を度々見ていた私は、内心ほくそ笑んでいた。

 

 

(クリスちゃんがどんどん実っていく…♠)

 

 

技術と知識を蓄え、どんどんと成長していくさまを見るのはとても楽しいものだ。

それに、素直な子は知的好奇心が高い傾向にある(自社調べ)

この調子でどんどん知恵を蓄えていって欲しいね…

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

「…」

 

 

最近、やけに口が寂しくなる。飴を舐めたりガムを噛んでみても気晴らし程度にしかならない。

言うなれば、『飢え』だ。

無意識に何かを求めてやまないのだ。

 

 

「──────トレーナー…」

 

 

不意に出た言葉だった。

クリスエスはそこでハッとした。

自分が求めるのは、飴でもガムでもない、もっと甘い刺激──────それこそ、トレーナーの唇。

それがわかった瞬間、胸の内でつっかえていたものが綺麗さっぱり取り除かれたようにスッキリした。

 

 

「ようやく、わかった───────」

 

 

その時のクリスエスの表情は、とても晴れやかなものだった。

 

 

 

 

翌日、クリスエスはトレーナーに会うために学園内を歩き回っていた。

そんな彼女はいつになく上機嫌で、尻尾や耳までもが跳ねるようにぴょんぴょんと忙しなく動いている。

 

 

(gotcha───────トレーナー…見つけた)

 

 

探し始めて数分、探していたトレーナーを運良く見つけた。しかし、トレーナーは他のウマ娘と取り込み中のようだ。クリスエスは、彼女の用事が済むまで近くで様子を伺うことにした。

 

 

「トレーナーさん、ハウディーっ!」

 

 

「うわぁっ!?」

 

 

トレーナー目掛けてタイキシャトルが勢いよく抱きついた。

人懐っこい彼女が、誰かにベタベタと甘えるのはいつもの事だ。

しかし、この時クリスエスの胸にはチクリと何かが刺さるような痛みを感じた気がした。

 

 

「も〜…タイキったら、急に抱きついたら危ないでしょ〜」

 

 

「えへへ、スミマセーン!お詫びにキスしてあげマース!」

 

 

「ええっ…!?────────んぅっ!」

 

 

するとタイキは、トレーナーにぎゅっと抱きつき、自らの唇を押し当てるようにキスをした。

 

 

 

「────────っ!!!」

 

 

その光景を見たクリスエスは、目を見開いて驚いた。先程の胸の痛みは一層酷くなり、思わず胸に手をあてる。

 

 

(これは…本で、読んだ──────この痛みが…jealousy…)

 

 

なおも強くなり続ける胸の痛みに耐えられず、やがてクリスエスはその場を去ってしまった。

 

 

 

 

(──────胸が、痛い…)

 

 

今まで感じたことのない痛みに襲われ、戸惑うクリスエス。自分がどうしたいのかも分からず、この気持ちをどうすればいいのかも分からない。

考えても考えても、何も思い浮かばない。

まるで心に黒い霧がかかったかのように気持ちが晴れない。

 

 

「…」

 

 

うだつの上がらない心を引き摺りながら、特に理由もなく歩みを進める。

 

 

 

 

しばらく歩いてふと、歩みを止めた。

 

 

「ここは…トレーナーの、部屋…」

 

 

気づけば、トレーナーの部屋の前まで来ていた。

 

 

(トレーナー…)

 

 

ドアノブに手をかけ、捻ってみるが開くはずもなく。

 

 

「あれ、クリスちゃん…?どうしたの?」

 

 

後ろから聞こえた声に、クリスエスの耳が大きく跳ねた。それと同時に尻尾もぱたぱたと忙しなく動き出す。

 

 

「あ、もしかして待ってたの?どうぞ、入って!」

 

 

クリスエスは、トレーナーに促されて彼女の部屋の中へ入っていった。

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

そろそろ来る頃だと思っていた。

案の定、クリスエスは私の唇が恋しくなっているようだ。

 

 

(クールな顔をしているけど、本当はキスをしたくてうずうずしてるようね)

 

 

忙しなく動く耳や尻尾から、それは一目瞭然だった。ソファに腰掛けた時の距離も、いつもよりもピッタリとくっついていた。

 

 

「クリスちゃん、どうかした?私の顔に何かついてる…?」

 

 

クリスエスの視線は私の唇に釘付けだった。彼女は無意識に、吸い寄せられるように見入っていたのだ。

 

 

「No──────なんでも、ない」

 

 

なんてことを言ってはいるが、彼女の考えることはがっつりお見通しなのだ。私を押し倒してそれはもうぐちゃぐちゃにしたいと思っていることだろう。

 

 

「ねぇ、クリスちゃん…────────キス、しよっか?」

 

 

今にも理性が崩壊寸前のクリスエスの耳に、私はそう囁いた。優しく、甘く、情欲を煽るように。

 

「トレーナー──────Can't stand(我慢できない)…もう、無理だ…」

 

 

気づけば、私はクリスエスに押し倒されていた。いや、組み伏せられたと言った方が正しいだろう。

 

 

「───────…っ!すまない、トレーナー…」

 

 

自分のした事にハッとしたたのか、申し訳なさそうに謝るクリスエス。

すぐに離れようとした彼女を、私は腕を回してロックした。そして、彼女の尻尾の付け根を優しく撫でながら言った。

 

 

「クリスちゃんがしたいこと、いっぱいしていいよ?」

 

 

その後、私たちは沢山キスをした。時に優しく、そして時に(なぶ)るように激しく舌を絡めながら。

彼女は長距離ウマ娘(ステイヤー)なのだから、人間とのスタミナの差は天と地ほどある。エスカレートしていく行為に喘ぎを漏らしながら、私は気絶するまでクリスエスに抱かれた。

 

 

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